日々是好日・スローライフ(寅さんの柴又から発信)

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(159) オレンジ色の家族

2005年12月19日 | 総  日々是好日&出来事

昨日の、今日のメモでも取り上げた。
澤中さんが10年間に及ぶ集大成のエッセイ本を出版した。
『オレンジ色の家族』玉稿集。



祝 『オレンジ色の家族』出版。
おめでとう御座いました。


じっくりとかみしめながら読み進んでいきたいと思います。
先般『お父さんの一代記』をまとめられました。
そして今度は、ご自分の玉稿集をやり遂げました。
本当におめでとう御座います。
お母さんの認知症発症、お父さんのふるさと山梨への転居、看病に次ぐ看病。
手広くやっておられる家業の重圧・・・・・・。それに主婦業。
思い出せば『コラムの集い』で一緒に学んでいたとき、よくやっておられるなあ~と感心しました。
「今、病院からの帰りよ・・・。ここに来ると息が抜けるんです・・・。」
といって部屋に駆け込んできた。
そうかと思うと,「明日の朝早く、また山梨まで行かなくては・・・・・」ということを、よく耳にしました。

そんな中での「オレンジ色の家族」を出版ですから、
重みのある力強いメッセイジとして読ませていただきます。

あとがきに
冬の日を浴びながら熟した柿が今にも落ちそうになっている。
ふと私の人生と重なる。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・略・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
ひとりひとりが枝に葉を茂らせ根を太らせようと思うだけでいい。
大木にならなくてもいい。
しっかりと根が張って風や雨嵐にびくともしない木に育ってくれればいい。
・・・・・・・・・・略・・・・・・・・・・
これから“木守り柿”をしっかり守っていこう。
三人の息子へ

含蓄のある言葉です。

有難う御座いました

     澤中直美 様                      縄文人



・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
今日のメモ
「オレンジ色の家庭
}花梨書房   推薦の言葉    
   
  轡田隆史・先生
(元、朝日新聞論説委員 ・ 現、TV朝日ニュースコメンテイター ・ 江戸川コラムの会講師)

「オレンジ色の家庭」に出会って、実にいい気分になった。
    ----------- くけ台や鯨尺、針刺しの収まった木製の三段式裁縫箱、やわらかい日差しの中で、針刺しの針を髪になすりつけながらよく縫い物をしていた。--------

という書き出しに触れた瞬間、ぼくの心の奥には、懐かしい童謡のあれこれが、ちいさく鳴りはじめた。セピヤイロに染まった写真の風景が、眼前の柱時計までがつぶやきを刻みはじめた。
・・・・・・・・・・・・略・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
過ぎ去った、時を描きながら、未来に向かって祈りの文章であるように、ぼくには読めた。


 

コメント (2)
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