私の映画玉手箱(番外編)なんということは無い日常日記

なんということは無い日常の備忘録とあわせ、好きな映画、韓国ドラマ、そして
ソン・スンホンの事等を暢気に書いていく予定。

イノセントワールド(天下無賊)

2007-05-07 21:43:16 | 映画鑑賞
スリ、そして詐欺(美人局だ・・・)で生計を立てている男女。
女はそんな生活をやめようとするが、男はそれが許せず。

男と別れた女は「世の中にそんな悪い人はいない」そんな純真な心を持った弟のような青年と出会い、青年のそんな思いを守りたいと思うが・・・

小野リサの音楽にあわせて始まるオープニングは、中国映画とは思えない雰囲気だ。このまま詐欺に疲れた男女のラブストーリーが続くのかと思ったら、集団で強盗を働くチームが出てきたり、更に列車の中には詐欺団撲滅のために私服警察まで乗り込んでいるのだ。
そして物語は、身なりは汚いが心は天使という農村の青年が持っている、6万元のお金の行方を中心に進んでいく。

女がどうしてこの生活から足を洗いたいとおもったのか、その理由が分かる前からでも、その気持ちに共感できるので、登場人物が増えても面白くみることが出来る。
どんどん登場人物が増え、どんな物語になるのか予想が付かず、交通整理が出来るのか心配になったが、そんな心配をしながらも最後まで面白くみることが出来る不思議な映画だった。
アンディ・ラウが出ている映画というだけで見に行ったのだが、非常に面白く見る。
レネ・リウもよかったし、似てない似顔絵を描くチャン・ハンユーも良かった。
(GW中にも関わらず、映画館はちょっと空いていてやや寂しかった。)