私の映画玉手箱(番外編)なんということは無い日常日記

なんということは無い日常の備忘録とあわせ、好きな映画、韓国ドラマ、そして
ソン・スンホンの事等を暢気に書いていく予定。

向日葵の咲かない夏

2009-04-22 22:21:20 | たまに読んだ本
同級生の死体を見つけたある少年の夏。

本を読むとその場面が目の前に浮かんでくることが楽しいはずなのに、この本はそれが辛い。
辛くとも読み続けてしまうのは、その先にあるものの正体を見たいためなのだが、それを見ても辛い思いが残る。
その正体を知っても、その辛さを解消する方法は見つからない。

ミステリーというより、暗い穴の中に落ちていくファンタジーを読んだ気分だ。
穴の先に進んでも、その先にはやはり暗い闇がどこまでも続いていくような気分だ。

読み物としては面白いとは思うが、人とその面白さを共感したいとは思わない。
人にその暗い闇を見せたいと思う気持ちにならないのだ。


向日葵の咲かない夏 (新潮文庫)
道尾 秀介
新潮社

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よくやった、よくやった 第8話

2009-04-22 20:32:16 | 韓国字幕つきドラマ感想
暢気に感想を書いているが、週末ドラマは何回位で終わるものなのか?

スンヒョンを見舞ったガンジュだが、スンヒョンから「来てくれてありがとう」と抱きしめられ、生徒だとばかり思っていた(いや思い込もうとしていた)スンヒョンを思わず男性と見てしまう自分にびっくりするという非常に分かり易い展開。
父親の墓参りには母と同行せず、1人で行くものの(多分年長者を敬う韓国では非常に親不孝な行動なのだと思われる・・・まぁ日本でもそうか・・・)母の交際相手である写真家のハン先生から「お母さんとは別れた」と報告を受け、母親に対する不信感がなくなるスンヒョン。
(勿論影で母が泣いているのは知らないのだ・・・)

「これからは呼び捨てじゃなくて、ちゃんとスンヒョンさんと呼ぶように」「俺より先に電話を切らないこと。」
「席を立つ時は僕が先だ」と今まで主導権を握れなかったことをチャラにするかのように次々と自分たちの間のルールを作り出すスンヒョン。さらに年下であるにも関わらず、自分のこととおにいちゃんと呼ばせようとまでしている。見ている方が恥ずかしいが、まぁ非常に幸せな感じである。さらに映画館のペアシートで二人きりの映画鑑賞だ。
映画好きとしては、非常にうらやましいデートシチュエーションでもあり。
(いや本当にうらやましいか?こっぱずかしくないか?あんな告白・・・)

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家族の問題も勿論続いており。
15年ぶりに家に戻ってきた父親は、末娘ピョルの父親が誰だか気になって仕方ないのだ。
わずか5歳くらいの女の子に直接父親は誰かとたずね、泣かせるという大人にあるまじき行為だ。

ガンジュの一人娘ピョルの事を誰がどこまで知っているのか・・・
まぁスンヒョンは何も知らないようなので(なんで何も知らないのか?軍隊に行っている間に・・・様々なことが起こったということか?)後半は多分お医者先生(ピョルの父親)の登場と、娘ピョルのことでスンヒョンが悩むものと思われる。