双子なのに、まったく違う人生を歩んでいるスホとガンホの二人。
優等生として母の愛を受けるスホを同級生からかばったガンホは、逆に傷害事件を起こしてしまうが、そんなガンホを見捨てるスホ。
そうやって一人はやり手の判事となり、一人は少年院から刑務所の前科者となった。
そんな前科者ガンホが再び諍いを起こし逃げ込んだのは、判事になったスホの部屋。しかし部屋の主人であるスホは男に拉致された後で、そのおかげでガンホは判事の部下からスホと勘違いされてしまう。
警察に追われる身としては判事に間違えられるのは、有難いのか有難くないのか・・・・
勉強もしてこなかったガンホは、スホが作った漢字満載の判決文など読むことも出来ない。しかしここで捕まるわけにはいかないと、咄嗟の判断で判決を伸ばしてその場を逃れようとするが、「判決に手心を加えてくれれば、報酬は弾みます・・・」などと怪しい電話がくれば乗らないわけにはいかない。
自分を判事と信じ切っている新人のソウンに「練習だから判決文を書くように」と指示。更には、報酬をもらうべく、「無罪か執行猶予で・・・」と罪にならないように指示するのだが、財閥の息子の暴力事件には怪しい動きあり。
目撃証言を金と権力で握りつぶし、弁護士事務所のメンバーでもあるサンチョルを呼び出し「無罪にしろ」と傍若無人なやり放題ぶりは目を覆うばかり。。。
反省の色がない彼の薄ら笑いは、ソウンに裁判で見殺しにされた自分の姉を思い出させ、彼女は財閥の息子に懲役7年の判決文を書くのだが・・・・
判決文を書けないガンホは、何とかして彼女に執行猶予付きの判決文を書かせようとするのだが、見た目よりも頑固と思われるソウンはひるむことがない。
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一人二役で法廷物というと、ついこの間見たばかりのような気もするのだが、ユン・シユンの二役がなかなか熱い。
それ以外にもなかなか熱い設定が多い。
判事のスホは悪事に長けているようで、恨みも沢山買っている様子。
出来る兄と比べられる人生を送ってきたガンホは、母に食事を作ってもらうこともなく、手渡されるのは刑務所を出た際の白い豆腐のみだ。
新人のソウンにとってはいい先輩のサンチョルは、彼女の前では見せない別の顔がある・・・
そして新人のソウンの、先輩弁護士たちのセクハラに悩まされる日々・・・・