ソリを見ていると辛い過去を思い出すため、なんとか彼女を避けようとするウジンだが、夜中に彼女が泣いているのに気づけば、思わず涙を拭いてあげたくなる。「玉ねぎが目に染みただけです」と誤魔化そうとするソリも、彼の真剣さに心打たれたのか、「音楽監督がヴァイオリンを弾いている姿を見てうらやましくなってしまって・・・」と自分の辛い思いを彼に思わず打ち明けてしまうのだ。
運命のように13年ぶりに再会したのだ。何も気づいていない二人だが、トラウマなどに負けてはいられないのだ。ソリに興味を見せるファッションデザイナーが定番の手法で彼女に近づけば、彼女の代わりにお酒も飲んであげ、「あんな誘いに乗ってはいけない」と親身になって彼女にアドバイスする。妙な酒癖を持っている彼の介抱に苦労しても、彼のやさしさは十二分に彼女に伝わっているはず。
ただソリとしては、約束の1か月が過ぎたのでいつまでもウジン達に迷惑を欠けられない。家が売りに出されることを知り、自分ひとりで自立しようと家探しをし始める。ソラの年の割に幼い言動に不信な思いを抱いていた彼も、彼女が事故で病院にずっといた事を知りショックを受けるも、誤解していたことを恥じ、「君は立派な大人だ。」と彼女と別れるのをさみしく思いながらも、一人で生きていこうとする彼女を応援しようとするのだ。
世の中と距離を置いてきたような20代を過ごしていたウジンもウジンの甥っ子に比べればやっぱり大人だ。ソリが好きな甥っ子は「彼女を一人にはしておけない」と騒ぎ、更に彼女が「病院の事は思い出したくない」と言った事を真に受け、ソリを探しに来た医師もやんわりと追い返してしまうのだ・・・(彼女の状況を考えたら、いくら彼女が拒否しても、過去の秘密を解き明かす手掛かりになる事は、見逃すべきではない。。。)
しかしせっかく見つけた物件も貸主の事情でキャンセルになってしまい、涙涙の別れをしたはずなのに、またウジン達の元に舞い戻ることになってしまうソリ。しかし三人プラス家政婦さんとの仲良し生活が続くかと思ったら、予定よりも早くウジンのお姉さんが戻って来てしまうのだ・・・・
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ウジンがソリの事を見直したように、よく考えたらあの状況であんなに明るくなれるのはなかなかの才能の持ち主だ。音楽監督は彼女が誰だか気づいた様子だし、こっそりその実力に怯えている様子。
病院の費用は誰が負担していたのか。。。若い医師はなぜ彼女を探しているのか。。。そしておじさんはどこに行ってしまったのか?気になる謎もまだまだ色々残っている。