ボニーのおもちゃとなったウッディは、彼女のお気に入りからはちょっと遠ざかるも、それにめげることなく影から彼女を応援しようとする。
ボニーお手製のフォークのおもちゃフォーキーが、彼女からの愛情を得ているにも関わらず使い捨てフォークらしくゴミとしての人生を全うしようとすると「君はゴミじゃない!」と教え込んだりする。
子どもたちはいつかおもちゃを卒業し、少しずつ自分達の事を忘れていくが、おもちゃは誰かのおもちゃであってこそ輝けるという、おもちゃとしての信念をフォークを再利用したフォーキーに伝えようとするのだ。
この流れだけでもやや切ないのに、おもちゃの持ち主から与えられる愛情を一番に考えていたウッディが、そこから卒業しようとするのだ。
子どもが自然に大人になっていくのと違い、ウッディは葛藤の末に別のおもちゃ人生を歩んでいこうとするのだ。その葛藤はちょっとだけ切ない。
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カナダのスタントマン人形、デューク・カブーンの声はキアヌ・リーヴス。。。なかなか切れた、いい味わいのキャラクターだった。
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シリーズファンからはやや評判がよくないようだが、私はこれもありかな・・・と思う。ハードルが上がっている中で、わざわざチャレンジしようとするその心意気と、それなりのクオリティを保っているのはそれはそれで素晴らしい事だと思う。結末に色々思うところがあるのは、人生色々ということだろう。
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