私の映画玉手箱(番外編)なんということは無い日常日記

なんということは無い日常の備忘録とあわせ、好きな映画、韓国ドラマ、そして
ソン・スンホンの事等を暢気に書いていく予定。

香港(2019.7.2)

2019-07-02 21:40:55 | なんということはない日常

香港デモ隊が議会庁舎を占拠警察、強制排除に乗り出す

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先週の中国語の授業の際、先生が「香港のデモには200万人も集まらなかったそうよ。」と突然話話始めた。
私の授業が始まる前に、香港在住の知人(先生は広東語を話さないから、多分香港在住の中国人の方だろう・・・)がたまたま来日しており、先生を訪ねて来ていたらしい。その人から最近の香港事情を聞いたようだった。
「香港の人口は何万人だと思う?」(多分800万に満たない位か?)あんな狭い場所に、200万人も集まると思う?200万どころか20万人も集まるわけもないって言っていたわ。大学生が夏休みだから少し参加する人が増えていたみたいだけれど、香港に住んでいる人はデモに困っているって・・・・(日常生活に問題が出るということか・・・)地元に住んでいる人が言うのだから、ニュースより正確よ。日本で200万人なんていい加減なニュースを報道するなんて・・・・天安門の時も、凄く大きく報道されていたみたいだけれど、あの時だって参加しているのは学生だけで、一般の人は生活に支障があって大変だったのよ。(死傷者の数とデモの規模が実際よりも多く報道されていると言いたかったらしい)いい加減なニュースを報道するなんて・・・」

とても自分の意見を言える雰囲気ではなかったのだが、とりあえず
「香港の人は、自分達のことを中国人でなく、香港人だと思っていると思います。」と中国語作文をしてみたが、あっさりと「でも香港は中国に返還されたのよ。」と返事が返ってきた。
私が「香港人の人は中国に飲み込まれることを怖がっていると思います。。。」と更に拙い中国語で答えると、「何が怖いの?」と突っ込まれる。

中国語でこれ以上説明するのは無理なので、日本語で「一国二制度と高度な自治を手放すことでしょうか・・・」と答えたのだが、「何も悪いことしなければ別に問題ないじゃない・・・それの何が問題なの?」と先生は私の追加説明はまるで聞いていなかった。
多分、一国二制度と高度な自治については関心が無いのだろう。

その後も話は続いたのだが、その後のやり取りを語弊なくまとめる自信がない。

国家統制の元での制約のある平和、民主主義の元での自由な平和。
同じ平和でも全く違うものだと思うのだが、それはどんな言葉でどんな風に伝えればいいものなのだろうか。

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国際交流に100%の合意はなく、落としどころをどこにするかで皆悩んでいるんだろう・・・