絶対再会するはずの無い二人だったのに、黄色いスーツのテ・ジナのおかげで、お互いの因縁も知らずに、水産市場で再会するヘギョンとドヒ。
水産市場を選んだヘギョンは「ウニを食べよう」とドヒに提案するものの、お礼をするのは私の方だからと、自分が行きつけの店でカップご飯をテイクアウト。近所のビルの屋上でソウルの夜景を見つつカップご飯を堪能するのだ。
かなり個性的な食事を会って2度目で名前も職業も知らない男性に提案するあたり、押しの強いオンラインコンテンツ制作会社のPDらしい。そんな彼女の食事プレゼンを元カレとの思い出とあっさり見抜き、結婚の約束までした初めて付き合った人が留学するからと、たった1本のメールで別れたことを彼女から聞き出すのだ。さすが精神科医だけの事はある。「そんな過去があるうえにこの間は次の彼にあんな風にふられて・・・」と割とサバサバと話す彼女の様子を不思議そうに見守るヘギョン。
更に「食事はやっぱり店の雰囲気が・・・」などと講釈を垂れる彼をウニが美味しい店に連れていくドヒ。もちろんその店も元カレとの思い出というのがやや残念だが・・・
そして、5年前彼女を捨てたはずの元カレは、ドヒとまたやり直したいと同じように彼女との思い出の場所をめぐっているのだ。
(手持ちのお金がない彼女が店に残した名刺を元カレが持って帰ってしまったことで、ヘギョンが彼女の事に気づくのはまだちょっと先になる様子。)
妙に気取った精神科医を自分の会社の放送に出演させるく、ヘギョンの行く先を捜索しようとするドヒ。
ラブコメらしく当然行き違いになるのだが、そんな時ヘギョンは患者のふりをして自分との面接を予約した女性が「うんざり」という言葉を残して彼の元を去ったノウルだと気づく。フィットネストレーナー兼インフルエンサーの彼女は、自分から彼を振ったにも関わらず、「あの時はなにも分からなかった」と、ヘギョンの気持ちなど考えることなく、あっさり彼の元に戻ると宣言するのだ。かなり彼女の方が若いはずなのに、そのあたりはなんの躊躇いもなく、堂々としたものだ・・・・
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お互い過去の恋愛が亡霊のようによみがえっている最中、また再びレストランで再会するというラブコメらしい展開は続く。
母親が押し掛けてきた一人暮らしの部屋に帰りたくなく、夕食難民になっているドヒに思わず食事をしようと声を掛けるヘギョン・・・・
この時点では運命を信じているのは、どちらかというとヘギョンの方か・・・
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ドヒの会社の社長がなかなか個性的。叶姉妹(美香さんよりも恭子さんか・・・)を思わせるファッションセンスが炸裂だ。