ジェヒョンが刺された時にジスが一緒にいたと知り「家族以外は病院に入れない」とジスを遠ざけようとするジェヒョンの妻。
ジスに出来ることは病院の前のベンチで手術が終わったジェヒョンが目覚めるのを待つ事だけだ。
ジェヒョンが目覚めた後、ジスを探すような素振りをしたことに傷つくジェヒョンの妻。(自分の父親はジェヒョンの怪我の事など一つも興味がないのだ。そんな状況を考えると彼女にも同情してしまうが・・・)
「彼と別れてくれるなら土下座だって出来る」という彼女に、「何も言わずに彼の前からいなくならないと約束したから・・・」とジェヒョンとの約束を今度こそは守ろうとするジス。
ジスはジェヒョンが刺された事に弁護士である元夫が関係していると、ジェヒョンを刺した老人と元夫が連絡を取っているはずと警察に通報するのだ。(なんと弁護士である元夫は、ジェヒョンを尾行し、老人にさりげなくジェヒョンのいる場所を教えるような連絡をしていたことが分かる・・・弁護士にしてはあまりにも短絡的な行動。。。ジスが元夫の事を「怪物」と称していたのはこんなところを分かっていたからなのか・・・・)
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目覚めたジェヒョンが選んだのは、家族の元を離れて母親の元に戻る事だった。
そして、労働者から搾取するだけの企業である義父の会社を健全な企業にしたいと、義父との全面対決に備えるのだ。
父親に検察の捜査の手が入ったこと知ったジェヒョンの妻は、ジスに「夫を止めてくれたら、ジェヒョンとの離婚に応じる」とジスに持ちかけるのだが・・・
ジスはジェヒョンの行動を信じ、ジェヒョンもジスが信じる自分であろうと、学生時代に出来なかった事をやろうとする。
労働組合に「新しい会社にしたい」と協力を訴え、自分が会社のトップにはならないという道を選ぶ。
ジェヒョンの妻もジェヒョンを信じるジスの姿を見て、自分が出来ることはなにも無い事を悟るのだ。
二人が不幸になることを望んでいたジスの元夫に対して穏便な処理を願い出たのもジェヒョンだし、ジスも息子の父親でもある元夫がキチンとやり直せることを信じるのだ。
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若い時代は一緒に戦い、別れてからは一人で戦い、再び出会った後は二人で新しい人生を歩もうとする。あんまりにも綺麗なエンディングでいいのかと思ってしまうが、花様年華というタイトルらしい綺麗な終わり方か・・・