私の映画玉手箱(番外編)なんということは無い日常日記

なんということは無い日常の備忘録とあわせ、好きな映画、韓国ドラマ、そして
ソン・スンホンの事等を暢気に書いていく予定。

悪人伝

2020-07-18 21:47:15 | 映画鑑賞

体つきもヤクザ、顔もヤクザ、行動もヤクザ・・・誰が見てもキング・オブ・ヤクザの男が、見知らぬ男に突然襲われる。

強靭な肉体故、一命をとりとめるも、プライドも傷つき、更にはイメージ商売のヤクザ稼業にも大打撃だ。

そんな事件に連続殺人事件の片鱗を見た刑事は、唯一の目撃者であるヤクザと手を組んで事件解決を目指そうとする。

同じ業界人にやられるならまだしも、どこのだれかも分からない男にやれたヤクザも、自分にはないものを刑事に求めるのだ。

刑事にはない人海戦術で犯人を捜そうとするヤクザ。その統率力と機動力は警察など問題にならない。

刑事も指をくわえてみているわけではない。ヤクザには出来ない科学捜査で犯人逮捕を目指す。

理由などなく殺人を繰り返す男を追うヤクザと刑事。

捕まえたいという思いだけで繋がる二人のパワーがとにかく凄い。主義主張など関係がない。徐々に生まれてくるバディ感もわざとらしさはなく(宴席でヤクザに自然と敬意を持って接してしまう刑事の様子が笑える・・・)もう単純に力強さを感じるだけでいい。

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ヤクザを演じるマ・ドンソク。その面構えさえみれば、どんな人生を歩んできたのか分かるような顔面圧力が半端ない。更に強面なのに、どこか愛嬌があるところも、彼の魅力だ。

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マ・ドンソク、殺人鬼を追う極悪組長に!映画『悪人伝』予告編

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追記

韓国映画やドラマを見始めた頃は、「あの〇〇さんは日本の〇〇さんと似ている」と、見慣れない俳優陣を自分が知っている人に置き換えて顔を覚えるということをしていた。最近はそんな事をすることもすっかり少なくなったのだが、この映画では、マ・ドンソクのバディである刑事役のキム・ムヨルが時々武井壮に見えて仕方なかった。見えたからどうという事に深い意味はなく、これでキム・ムヨルという俳優さんの名前を忘れる事は無くなるだろう。。。