私の映画玉手箱(番外編)なんということは無い日常日記

なんということは無い日常の備忘録とあわせ、好きな映画、韓国ドラマ、そして
ソン・スンホンの事等を暢気に書いていく予定。

女王の教室

2005-07-16 19:15:27 | なんということはない日常
天海祐希が小学校の教師役のドラマ@女王の教室は、なんとも観ていて辛くなるドラマだ。
キャッチフレーズは「悪魔のような鬼教師」らしいが、キャッチフレーズに偽りはなく、性悪説に基づいた教育方針を掲げた綺麗な女教師が女王様の如く教室に君臨する話で、先週はあまりにいやらしい展開に逆に目を奪われ最後まで見てしまった。
映画であれば、2時間我慢すれば作り手側が何を言いたいか分かるが、連続ドラマの場合は少なくとも10週間は同じドラマを観続けなければ結末について語ることは出来ない。
最後まで見れば何か感じるものがあるという確信が持てれば10週間見続けてもいいが、先週見た限りでは作り手が何を伝えたいのか分からなかった。

エンディングはドラマの雰囲気とは打って変わり、宝塚出身の天海祐希を中心に出演者全員が楽しそうに歌い踊る姿が撮影されているが、このエンディングがなかったら、翌週も見ようとは思わないドラマだった。作り手側をそれが分かっているからこそ、エンディングはドラマの内容とは違う雰囲気を持ってきたのだろう。いい方法ともいえるが、おまけで気持ちを引こうとしている気がして、ちょっとルール違反のような気もする。サスペンスドラマではないのだから、もう少し何を描きたいのか、どこへ行きたいのか劇中で描いてくれないと、チャンネルを合わせる気にもならないのだが。

好みの問題もあるだろうが、同じ学校を舞台にしたドラマだったら、金曜日の夜に放送されている阿部寛主演の@ドラゴン桜の方が面白いと思う。「お前ら絶対東大に入れ。受験戦争は日本に残っている唯一の平等だ。」族上がりの弁護士が最低な高校の救世主になるという有り得ない設定で、嘘っぽい描写も多いが、明日も頑張ろうと思えることのほうが今の私には大事なもののように思えるのだ。