BLACK SWAN

白鳥のブログ - 日々の世界を徒然と

アクセル・ワールド 第1話 『#1 Acceleration;加速』

2012-04-07 14:27:02 | SAO/AW
ようやく始まった。
原作既読なので、感じとしては割りとテンポよく進めている感じでいいかな。

OPにアクア・カレントが早速登場しているのにはちょっと驚いたけど、これはこれでいいかも。

アクア・カレントの初出は原作は10巻だけど、作中内の時系列では1巻と2巻の間だから、流れ的には問題ない。

それよりも、彼女の登場によって、エレメントの存在や心意技のこと、あとはブレインバーストの世界観とか、アクア・カレントのエピソードを通じてかなり表現されるだろうから、かえってわかりやすくなるように思う。なんだろう、不思議の先見せ、という感じで。

原作だと、師匠=スカイ・レイカーが登場する3巻まではブレインバーストの世界の謎って不明なままだから。ニコのエピソードである2巻までそうした世界の話がないと結構見るのはキツイだろうし。

あと、原作を読んだ時も感じたけど、4巻ぐらいまではエレメントの話が出てこない分、基本的に、ハルユキの幼馴染三人の話しが中心で、今ひとつ盛り上がりにかけていた。

アクセル・ワールドが本格的に面白くなるのは5巻以降、特にクロム・ディザスター編に入ってからだから、そこまでをできるだけテンポよく進めないといけないだろうから。

その点で、アクア・カレントを早めに出すことで、世界観や主要なキャラの先見せ紹介はシリーズ構成上も大事だと思う。なので、彼女?の早速の登場は嬉しい。

なので、基本的には2話以降に普通に期待。

基本的にはいい出来じゃないか、という風に肯定した上で、幾つか気になったところを書くと、

アッシュローダーは絵的にも演技的にももっとハッチャけたキャラを期待していたのだけど、意外と普通で地味だった。もっとバカバカしくなってくれないと彼の良さ(後々生じるギャップも含めて)が伝わらないかな、と。今後の役作りに期待したい。

あとは、ブレインバーストを含めてサイバーワールドの描写がとても普通だったこと。まぁ、これは、リアルワールド自体がそもそもアニメだからしかたないのだけれど、別世界に行ったという感じが全然しない。これは正直なところ、とても残念。

まどマギの魔女の世界のようにまでしろ、とはいわないけれど、全く別の世界、異界に行ってしまったんだ、というのが目に見えてわからないと、ハルユキのアバターであるシルバー・クロウがああいう形になったことの驚きがどうしても薄れてしまう。

あー、そういう意味では、やっぱり、まどマギの魔女世界のように、そもそも絵柄のトーンを全く変えてしまう、ということまでやるべきだったのだろうな、と。要するに、違う絵柄の二つのアニメが一つの作品の中に混在している、という形にしないといけなかったと思う。

あるいは、ハルユキたちのリアルワールドを、京アニ並に写実的な、書き込みの多い世界にするか。

とにかく、リアルワールドとブレインバーストの世界が、全く異なるものとして理解されることが、実は、この物語を堪能する上では大事な点だと思う。

まぁ、これは、アニメだから仕方が無いのだけどね。

それにしても、これはホライゾンの時も感じたけど、サンライズの画面って妙に色調が明るいので、なおのこと、サイバーな部分の描写が妙に健全すぎるように見えてしまう。その分、なんかとても軽い物語に見えてきてしまう。

ガチでゲーム画面を作るつもりでサイバーの方を作っていてくれたらいいのに、ととても感じた。リアルもブラインバーストも結局アニメで同じ世界じゃん、これじゃ、というのが、とにかく一番気になった。これは、ある意味で原作改悪といっていいと思う。

繰り返すけど、まぁ、アニメだから言っても仕方ないんだろうけどね。

それを除けば、概ねいいスタート。

次回以降、サクサクと話を進めて1巻を早目に消化して、アクア・カレントとニコの話に入っていって欲しい。ここは是非ともテンポよく。やっぱり、幼馴染話はどうしてもウジウジした展開だから。ここは早目に通過して欲しい。

加速した物語wに期待。

あ、そういえば、もうすぐ11巻の発売だ。そちらも楽しみ。
今度はベタでアクア・カレントも登場するみたいだし。

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