BLACK SWAN

白鳥のブログ - 日々の世界を徒然と

アクセル・ワールド 11巻 -超硬の狼- 感想

2012-04-11 19:30:41 | SAO/AW
災禍の鎧編から新章突入、という感じで。
つまり、本巻は序章に過ぎないので、感想云々を言う前に、あれー続きは秋なのか、長いなー、というのが正直なところ。

いや、いつもどおりの面白さだけど、ちょっとだけ盛り上がりに欠けたかな。

そうそう、あれアクア・カレント出てこないじゃん? と思ったのだが・・・・

確か、本巻の予告の時に、

「謎の最強《レベル1》アバターも登場する~」

という表現があって、てっきりアクア・カレントだとばかり思っていたのだけど、あっさりミスリードされたw 

こういう煽りはうまいなぁ。
いや、嘘はついてないからね。ちゃんと最強レベル1が文字通り出てくるからw

しかし、もうちょっとだけテンポを良くしても良かったかな、という気はする。
せめて、あと50pぐらい増やして今回の引きの部分をもうちょっと進めて終わってくれると良かったかな、と。

最初に新章突入、と書いたように、今回は、今後の鍵になるような伏線ネタが沢山仕込まれているのだけど、そのいずれも回収されずに伏線のままで終ってしまったので、読後感はあまりよくない。せめて、鏡の話くらい方向性が見えるところで終わればよかったのに、と思う。

あとは、マンガンとコバルトがこれから絡むのだろうな、とか、井関さんもなんか引っかかってくるのだろうな、とかね。

登場人物が増えてきた分、当番回みたいな書き方になってるのも気になった。ニコやういが中心になると綸まで手が回らない、というか。アッシュさんは出てきても綸は完全に一致はしないから、ちゃんとリアルで絡む場面を作らないと綸はなかなか動かしにくいキャラだなとかね。9巻では驚いたものの、それがうまく生かされてないなとか。

まぁ、その綸を含めて全員をはち合わせるための機会としてきっと学園祭があるのだろうけど、そこでいくつかのリアル割れもふくめてトラブルが勃発するのだろうな、とかね。

リアルとバーチャルをうまくシェイクしないとテンポよく進まないというのが、今回の印象かな。鏡や能の話はなるほどね、と思ったけど。

とりあえず、秋の12巻を待つ感じで。

でも、これも災禍の鎧編のように、きっと4-5巻は続くのだろうな、と感じる。裏返すと意外とそれくらいで物語が完結しそうな予感もする。その意味でも次巻は結構アクセル・ワールド全体のターニングポイントになるように思えてきた。

早く続きが読みたいところw

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