うーん、二期が始まってから、マジで重たいなぁ。
広登は、織姫の態度からすれば、マジでもう絶望、という気がするし
(肉片になってしまったようだから、仕方ないんだけど)
オルガも、結局、死せるメッセンジャーとなってしまったし。
厳しい。
でも、今回の竜宮島側の描写、というか、カノン回でようやく話の全貌が見えてきたような。
多分この先のカギを握るのは、ファフナーという存在そのもの。
二期の初回にあたる14話で、総士が、人類とフェストゥムの関係を表すものとして、それぞれ「存在」と「無」を取り上げていて、互いに排反な関係がデフォルトで、その両者の間には引かれた境界として「地平」という表現を使っていたけど、多分、ファフナー自身がその「地平」を確たる存在にするものなんだろうな。
まぁ、人でも、天使でもない、竜だしねw もともと。
多分、そのハイブリッドな存在としてのファフナーを脅威に感じているがゆえに、フェストゥム自体もファフナーそのものに自ら変わろうと学習を重ね、前回の、見た目がザインとニヒトの折衷のようなものになってきたんだろうな。
同時に、人類軍の上層部にも多分、フェストゥムは食い込んでいて、人類軍側のルートでもファフナーを別途つくりだそうと考えているのだろうな。だから、広登を殺してまでノートゥングモデルを回収しようとする。
だって、あれ、交戦規定アルファの本来の趣旨からすれば、汚染されたはずの機体をバラして持ち帰るというのは全く筋が通らないわけで。とにかく竜宮島の成果だけでも手に入れようということだよね。
しかし、それで果たして、コピー体というか量産機が作れるのかどうか。
というのも、人間側の代償なしではノートゥングモデルのような、存在と無の間にある機体、というか存在を得ることはできない、というのが、延々と竜宮島残留組で繰り広げられてきた超次元戦闘とその代償としての身体の異変なわけだから。
代償なしには地平としてのファフナーは得られないというのが、今回の肝だよね。
今までは、その「存在」と「無」をあてがわれたファフナーとして、ザインとニヒトがあったわけだけど、その二対の関係を崩すものとして今回登場した?(と思われる)カノンの新形態のファフナーだから。
未来を予言し、未来を変えることで逆算的に現在を変える。
そこでは「成る」ことが主眼になって、「有る・無い」のザインとニヒトとの関係からはずれてしまう。
というか、未来を持ち込んだ時点で「成長」という「時間軸」が組み込まれるわけで。
咲良の能力が、平行世界からの同一存在の召喚・・・のようなものであることを踏まえると、カノンの能力も、同様に、平行世界としての未来への関わり方、ということなのだろうな。
そうすると、芹の同化/再生能力や、零央たちのワームホール生成能力のようなものは、全部あわせて、フェストゥム側の「無」の世界に行って帰ってくる能力を実現させるものなのではないかと思えてくる。あるいは、それぞれのパイロットがそれぞれの特性に応じた第一歩として今の能力を得ただけのことで、最終的には全員同じ存在に至るということなのかもしれない。
そう思うと、派遣組の真矢が未だに能力を得ていない、というのは、むしろ、総士の言うとおり、存在と無の狭間としての「地平」を与え続けるためなのかもしれない。
あと、そういう人類とフェストゥムのハイブリッドとしては、甲洋や操の再登場が待たれるし、重要な役割を果たすんだろうなぁ。
正直いって、二期が始まってからの物語は、一期の話をちょっと忘れていて、終始ポカーンとしたままだったのだけど、今回の話でようやく流れを思い出したし、なんとなく方向性も見えてきたような気がする。そういう意味では、分割二期にするのではなく、素直に13話からの続きとして、14話、15話を見たかったな。
てか、そうしないと、二期の始まり早々、鬱展開の連続で、あれれー、と思ってしまうよ。
心の準備が必要なのに、全く無防備で見てしまったからw
ともあれ、やっぱり当面の鍵を握るのはカノンだし、竜宮島残留組だね。
こちらで、どれだけ事態の真相に迫るか、謎解きの作業をしながら、最終的に派遣組と合流する。
一方、一騎、総士、真矢の、派遣組は、人類軍とのキツイ経験を重ねながら、物語の大団円が繰り広げられるであろう、その場所へ、エグゾダスし続ける、ということなのだろうな。
いずれにしても、しばらくは、シビアで痛い話が続きそう。
でも、そういうテンションの高さは小気味いい。
なにより、テンプレとはおよそかけ離れた物語というのが素晴らしい。
広登は、織姫の態度からすれば、マジでもう絶望、という気がするし
(肉片になってしまったようだから、仕方ないんだけど)
オルガも、結局、死せるメッセンジャーとなってしまったし。
厳しい。
でも、今回の竜宮島側の描写、というか、カノン回でようやく話の全貌が見えてきたような。
多分この先のカギを握るのは、ファフナーという存在そのもの。
二期の初回にあたる14話で、総士が、人類とフェストゥムの関係を表すものとして、それぞれ「存在」と「無」を取り上げていて、互いに排反な関係がデフォルトで、その両者の間には引かれた境界として「地平」という表現を使っていたけど、多分、ファフナー自身がその「地平」を確たる存在にするものなんだろうな。
まぁ、人でも、天使でもない、竜だしねw もともと。
多分、そのハイブリッドな存在としてのファフナーを脅威に感じているがゆえに、フェストゥム自体もファフナーそのものに自ら変わろうと学習を重ね、前回の、見た目がザインとニヒトの折衷のようなものになってきたんだろうな。
同時に、人類軍の上層部にも多分、フェストゥムは食い込んでいて、人類軍側のルートでもファフナーを別途つくりだそうと考えているのだろうな。だから、広登を殺してまでノートゥングモデルを回収しようとする。
だって、あれ、交戦規定アルファの本来の趣旨からすれば、汚染されたはずの機体をバラして持ち帰るというのは全く筋が通らないわけで。とにかく竜宮島の成果だけでも手に入れようということだよね。
しかし、それで果たして、コピー体というか量産機が作れるのかどうか。
というのも、人間側の代償なしではノートゥングモデルのような、存在と無の間にある機体、というか存在を得ることはできない、というのが、延々と竜宮島残留組で繰り広げられてきた超次元戦闘とその代償としての身体の異変なわけだから。
代償なしには地平としてのファフナーは得られないというのが、今回の肝だよね。
今までは、その「存在」と「無」をあてがわれたファフナーとして、ザインとニヒトがあったわけだけど、その二対の関係を崩すものとして今回登場した?(と思われる)カノンの新形態のファフナーだから。
未来を予言し、未来を変えることで逆算的に現在を変える。
そこでは「成る」ことが主眼になって、「有る・無い」のザインとニヒトとの関係からはずれてしまう。
というか、未来を持ち込んだ時点で「成長」という「時間軸」が組み込まれるわけで。
咲良の能力が、平行世界からの同一存在の召喚・・・のようなものであることを踏まえると、カノンの能力も、同様に、平行世界としての未来への関わり方、ということなのだろうな。
そうすると、芹の同化/再生能力や、零央たちのワームホール生成能力のようなものは、全部あわせて、フェストゥム側の「無」の世界に行って帰ってくる能力を実現させるものなのではないかと思えてくる。あるいは、それぞれのパイロットがそれぞれの特性に応じた第一歩として今の能力を得ただけのことで、最終的には全員同じ存在に至るということなのかもしれない。
そう思うと、派遣組の真矢が未だに能力を得ていない、というのは、むしろ、総士の言うとおり、存在と無の狭間としての「地平」を与え続けるためなのかもしれない。
あと、そういう人類とフェストゥムのハイブリッドとしては、甲洋や操の再登場が待たれるし、重要な役割を果たすんだろうなぁ。
正直いって、二期が始まってからの物語は、一期の話をちょっと忘れていて、終始ポカーンとしたままだったのだけど、今回の話でようやく流れを思い出したし、なんとなく方向性も見えてきたような気がする。そういう意味では、分割二期にするのではなく、素直に13話からの続きとして、14話、15話を見たかったな。
てか、そうしないと、二期の始まり早々、鬱展開の連続で、あれれー、と思ってしまうよ。
心の準備が必要なのに、全く無防備で見てしまったからw
ともあれ、やっぱり当面の鍵を握るのはカノンだし、竜宮島残留組だね。
こちらで、どれだけ事態の真相に迫るか、謎解きの作業をしながら、最終的に派遣組と合流する。
一方、一騎、総士、真矢の、派遣組は、人類軍とのキツイ経験を重ねながら、物語の大団円が繰り広げられるであろう、その場所へ、エグゾダスし続ける、ということなのだろうな。
いずれにしても、しばらくは、シビアで痛い話が続きそう。
でも、そういうテンションの高さは小気味いい。
なにより、テンプレとはおよそかけ離れた物語というのが素晴らしい。