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白鳥のブログ - 日々の世界を徒然と

魔法科高校の劣等生 第23巻 孤立編 感想

2017-08-14 15:59:09 | さすおに
久しぶりに刊行直後にそのまま読み切ることができた。
それもこれも8月だからかw
8月10日発売というのはラッキーだった・・・のか?
ともあれ、いつもどおり、スペース、空けときます。
















































まぁ、開口一番、語るとすれば、やっぱりこれでしょw

十文字、ざまぁーねぇーな!w

あとついでに、

七草、うぜー!、もう失せろや、ぼけー!w

・・・・って感じ。

いや、だってさ、もう、この二人、酷いよ。
脳筋にもほどがあるだろってくらいの原則主義者。
ホント、バカなんじゃね?って、ね。

ついでに言えば、渡辺摩利もひどかったね、完全にやられキャラのセリフじゃんw

この先輩三人組、もはや完全に、単なる噛ませ犬でしかなくて、むしろ不憫に思うくらい。
完全に、作者の都合で、適当に使われてしまっているよね。
もはや、キャラ崩壊状態。
さすがに、あれ、ここまで鈍感だったっけ?といぶかしんでしまった。

それにしたって、優等生ってこんなに思考力がないのか・・・ってくらい脳筋だったね。
だって、達也に、金星テラフォーミングのディオーネー計画の「狙い」を解説してもらうまで、一切に、その計画内容を疑わないんだから。
さすがに、かつての一高生トップ3なんだから、一人くらいは気づけよ!って思うよ。
なにしろ、新ソ連の「戦略級魔術師」が、敵国UNSAの呼びかけに答える形で進める計画なんだから。少しは裏があることくらい、疑えよな、って。
これで、魔法大学やら防衛大学校に通っている、っていうんだからさ。。。
戦略的思考が一切ないんだから。
結局、十文字と真由美の中にあるのって、十師族のメンツ、ってだけだもんね。
バカすぎる。

そりゃ、優等生じゃダメでやっぱり「劣等生」だよね!ってことになるよね。

てかさー、最後にエリカたちが活躍するのは、まぁいいけどさ。

挙句の果てに、十文字が、「司馬、いい仲間を持っているな、羨ましいぞ」とかいうあたり、マジでアホなんじゃないの?って思うぞ。
普通に考えて、頭おかしいよね。
さっきまで死闘を繰り広げていて、下手したら左腕、なくされていたかもしれない相手に、そんな言葉をかけてしまうのって。
もともと十文字って、どこかおかしいと思っていたけど、
これじゃ、ピクシーよりも十文字の方がよっぽどロボットだよね
どれだけ、トリアタマ、してんだよ、ってね。

とにかく、十文字と真由美のアホさ加減に呆れるしかなかった23巻だったわけだけど、
その裏として、結局、レオとかエリカとか、1巻の時からの達也の級友しかいないのかよ!、ってのも、ものすごく変だったけどね。
十三束とか、七宝とか、さ、エリカたちに賛同して、最後に新たにレオ・エリカ組に加わる輩が、少しは出てきてもいいんじゃないの?

一体、何のために、ここまでキャラ、増やしてきたんだよね?
これなら、最初からずっと、レオ・エリカ組の誰かが関わる形で、あとは、基本モブキャラからなる話でいいじゃない。

いや、ホント、そのあたり、疑問に思ったよ。

リーナのUSNA離反の可能性も仄めかされていたけど、彼女にしたって、広い意味で、レオ・エリカ組と同じようなものだよね、つまり、一年時の達也と関わり、少なからず恩義を感じている人物、ってことで。

いや、だからこそ、達也の存在によって、なんだかんだいって更生した七宝あたりは、エリカのように達也を私的に加勢する側に回ってほしかったけどねぇー。

まぁ、それもこれも、あのウザイ七草双子姉妹が、七宝の同級生として存在しているから、ってことで、動かしにくいからなんだろうけど。

ホント、マジ、七草三姉妹、いらねー。
てか、後輩、誰一人、いらないじゃん。
今回のような、達也が孤立させられる場面で手を差し伸べないんじゃ。
いや、この後の展開で、絡んでくるやつもいるのかもしれないけれど、さ。

とにかく、十文字+真由美、のアホさ加減に呆れた。

もっとも、彼ら二人に「人類のための魔法の利用」という美談ネタとして、唐突に登場したディオーネー計画にも、びっくりしたけどね。

あまりに今までとの文脈がなくてビックリだよ。
あと、そんな内容を一人では書けなかったので、いろいろと外部の人の知識に頼った、って作者が吐露してしまう「あとがき」って何?とも思ったな―。
そんなの、読者に伝える必要、ないでしょ。

別にこの作者に限らず、ラノベのあとがきって、作者自身が本編を振り返って、あの部分はこんな意図で書きました、とか自分でわざわざ説明することが多くて、呆れることが多いのだが、ホント、なんで、そんなことわざわざ書くんだろうね。
意図が通じるかどうかって、まさに書き手の能力の問題でしょ。
で、その中身に読み手がついてこれるかどうか、は読み手の方の問題じゃん。

その意味で、今回のあとがきで、最後の場面で、エリカたちが繰り出した技の解説とかしてるの、全く意味不明だった。

さらにいえば、ただの説明だけでなく、エリカと達也のやり取りを会話入りの形で付加しているのとか、マジでわけがわからない。流石にその部分は、本文に差し込めばいいものを、とおもったけどね。

・・・ということで、総じていえば、つまらない巻だった。

二年生編があまりにクソな話が多かったので、三年生編は少しは面白くなるものと期待していたのだが、全くそんなことはなかったね。

そういえば、根本的なところで、いくら隠れ「戦略級魔法師」とはいえ、達也が国外のUSNAに体よく拉致られるような計画が浮上しているのに、軍関係者が達也の国外流出を阻止しようという動きが微塵も見られないのは、流石におかしくない?って思ったかな。

風間たち独立魔装大隊くらいは、それこそ軍の上層部なり、政治家なりに達也の真相を伝えて、あれこれ理屈をつけて、国外流出を避けるべく振る舞うべきでしょ。

風間が地位的に無理でも、藤林とか真田あたりの口からそういう達也保護の必要性を語らせてもいいんじゃない?と思ったけどね。

それを前巻から出てきてる「情報部による殺害」しか考えないのって、あまりに「戦略級」の意味を軽視していない?

今回は、とにかくそこがおかしいと思わざるを得なくて。

だって、八雲師匠くらいだよ、達也の逆鱗に触れないように、達也の周辺で過剰に不穏な動きが起こらないように配慮しているのって。

まぁ、四葉の方は、今回の件については、達也を放っておくことで、達也と深雪を暴走させて、彼らの意志だけで、例の「精神的軛」の魔法を解除させるのが狙いだったのだと思うけどね。

だって、四葉にしても達也を失う、というカードは流石に切らないでしょ。
なら、今回の脅威に乗じて、もういっそ達也・深雪の軛を外して、二人ともリミッター全開で魔法を使えるようにしたほうがいい、という判断だったんだろうな。

真夜からすれば、自分の一存でそうさせると、一族からの反感を買いそうだから、達也たちに勝手に軛を外させて、その状態を追認することで、むしろ、一族に対して、達也という「抑止力」を行使することを狙ったんだろうな。

なにしろ、今回の結果では、達也は、十文字家現当主を打ち負かしたわけだから、十師族に対する四葉家の「威嚇」としてはこれほど素晴らしものはないわけで。

ということで、とっとと、四葉家も、独自路線を歩んでほしいなぁ。
国家間の陰謀・・・なんて枠にとらわらずに。
次回の「エスケープ編」では、是非、達也のみならず、四葉家の一族郎党が、国を見限って、独立勢力になることを目指してくれないかな。
むしろ、魔法師のみからなる独立国を達也が建国して、そこに志を同じくする魔法師を世界中から集めるくらいのことを、してほしいなぁ。

でないと、ただの逃亡劇にしかならないからね、今後の展開は。

金星のテラフォーミングのような話が出てくるなら、その一方で、達也による世界征服・・・くらいの話を、展開してくれないと、話の規模があわないよねw

ともあれ、十文字&七草、ざまぁー、に尽きる23巻だったw

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