BLACK SWAN

白鳥のブログ - 日々の世界を徒然と

アクセル・ワールド 第22巻 『絶焔の太陽神』 感想

2017-11-13 18:19:40 | SAO/AW
21巻が2016年12月の発売なので、ほとんど一年ぶりのアクセル・ワールド。
一体続きはどうなったのか?・・・といいたいところなのだけど、
さすがに1年近くあいだがあくと、全く前の話が思い出せないw

ともあれ、まずは、スペース、空けときます。

































どうやらこれまでの話を思い出せないのは作者も同じようで、ところどころ、「今までのお話」って感じで、これまで何があったのか、要約が記される箇所があって、流石にちょっと笑った。

そりゃそうだよねー、作者だって、こんなに間が空いたら、物語の細部を思い出せなくなるから、一回、書き出さないとな!って感じになるんだろうな。

だが、問題なのは、その要約を読んでも、マジで思い出せないのだよね。あれ、こんな白のレギオンのランカーなんていたっけ?って感じでw

あまりに思い当たるフシがないので、あわてて21巻を読み出したのだが、なんとなく読んだ覚えはあるものの、どのシーンも印象が薄くって、こういっては何だが、あぁ、アクセル・ワールドも、そろそろどうでもいい感じの話ばかりになってきちゃたのかな、って思ってしまった。


ちなみに、21巻最後の、ショコのリプレイカードの発言は、なんとなく思い出せてはいたので、読んでないはずはない、という自信だけはもてた。

それにしても、21巻の内容、全然思い出せないw

ともあれ、22巻のお話は、そのショコのリプレイカードで、アイボリータワーがブラック・バイスだったことが暴露される、というのが全ての発端。

で、見事、暴露されたアイボリタワー/ブラック・バイスは、しっかり6王から殲滅を言い渡されたわけだけど、それを、二代目クロム・ディザスターたるウルフラム・サーベラスが、なぜか、恵の技の「変遷」を使って、またもや無制限フィールドに、6王とハルたちネガ・ネビュラスの精鋭を引き込んで、そこで逆に返り討ちに合わせる、という展開。

今回は、ほとんどこれで終わったんじゃないかな。

しかも、多分、6王の全員が無限PK状態でとらわれてしまった状態で終わっていたので、白のレギオン、マジツエー、って話だし、次回以降は、彼らの救出にハルたちが奔走する、って話になるのだろうし、多分、その過程で、ハルは、またもや、コバマガ姉妹とか、他のレギオンのF型ランカーたちを攻略していく・・・、って展開になるんだと思うよ。あ、もちろんリアルも込みでね。

もう何回目だよ、この展開!って感じだけど。

なので、もう、感想も何もないな―、というのが正直なところ。

同じことをレベルアップした状態で繰り返している、という意味では、まさにドラゴンボール状態。敵のインフレも激しくなるのにあわせて、ハルの周辺もトップランカーばかりになる。

なんたって、この勢いだと、ハルは、次の次くらいで紫の王も攻略しそうだしw

それで、きっと、白を除く6大レギオン連合軍を先導する役割をハルが担う、で、頂上決戦は、再びクロム・ディザスターを着装したハルと、サーベラスがガチバトルして終わり!って感じなんじゃないかなぁ。

正直、そろそろ、AWも一回、物語を終わりにしてくれないかなー。
第一部完!って感じでもいいから。

でないと、そろそろ、禁書目録の二の舞いになりそうな気がするから。

とにかく、キャラの数が増えすぎ。
それに、基本的にアバター名なので、そもそも覚えにくい。
全部カタカナだしw
しかも、覚えやすい名前はもうあらかた使い切ってるから、なんか、変な名前ばっかり出てくるから、全然頭に入ってこないし。
で、リアル割れすると、今度はリアルの名前もついてきて。

そのくせ、それほどまでにキャラの数を増やしても、マンガやゲームじゃないから、そもそも文章では群像劇をうまく書ききれない。当然、お休みするキャラも増えてくる。今回のタクみたいに。

さらにさらに、こうした状況に加えて、メタトロンのような、ハイエストの存在を出してきて、ブレイン・バーストの世界創造問題にも手を付け始めているし、今回は、メタトロンの同僚のような存在として、アマテラスまででてきて・・・。

まぁ、アマテラスは、前にメタトロンが消滅しそうなところで、ハルを導いていた存在だから、全くの初登場というわけではないんだけど、それにしてもねー、こんなに数、増やしてどうすんだよ、って感じで。

実際、作者もそのあたりは、行き当たりばったりになっていて、あれ、なんかアマテラス、前に出てきた時は、理知的な感じのスッキリした喋りのキャラだったのに、今回、「わらわ」とか、いわゆる姫言葉を使ってて、あれれ?と思ってしまったのだが、その「仕様変更w」は作者からすれば確信犯だったみたいで、前のときは、緊急時故に「わらわ」は使わなかった、とか、苦しい言い訳させていて。

なんだかなー。
まぁ、いいんだけど。

ともあれ、このキャラの増加一辺倒は、そろそろ、物語を破綻させかねないと思うので、ここらへんで、思いっきり、キャラの数を間引かないと、話が前に進まないぞ、と思っている。

そもそも、AWの場合は、アバターの話とリアルの話が、別々にならざるをえなくて、その分、本文の説明要素が自動的に増えてしまう。これが本質的なネックとしてあるから、そこはなんとかしないとマジで、禁書目録の末路を辿りそうで怖い。。。

実際、前回の最後も今回の最後もそうだけど、極めて絶望的な状況で終わっても、ログアウトしてしまえば普通の世界で、そこではいきなり「お疲れ様―」的な言葉のやり取りになってしまうので、せっかく盛り上げたサスペンスも、そこでぶった切られてしまうんだよね。

ここは、ホント、AWの弱点。

もう、いっそのこと、SAOのアンダーワールド編のように、この先は、ずっとログイン状態で白のレギオンを壊滅させるところまで一気に話を進めてくれないかな、と思うなぁ。

でないと、これ、絶対、飽きるよ。

しかも、年1冊ずつの発刊じゃ、仮にあと10巻で終わるとしても、完結までに10年かかることになるからね。。。

まぁ、いいんだけどさ。

しかし、今回の雰囲気だと、この先、ベルの心意技特訓とか、その結果、ベルが得た「なかったことにする=シトロンコール」強化版の心意技と、恵の「なんでもあり変遷」心意技とのコンボで、ブレイン・バースト世界を根底から書き直す作戦!とか起こりそうで怖いよ。

一体、どれだけ時間がかかるのか。。。

そろそろ、中締めとして、話を一旦閉じて、キャラの数も精算してほしい。
アッシュの仲間のブータンとか、もうモブ扱いでいいから、いちいち書かないで欲しいよ。
プチパケも、ショコだけでいいから。

あー、でもリアルの井関さんとか、生徒会選挙事件も今後あるんだよねー。

もう、リアルのあれこれは、全部番外編でいいから、とっととBWの秘密に迫ってくれー。

でないと、マジで上条さんの右手みたいに、「今度こそ明らかにされるぞ」サギが続くと、読者に飽きられちゃうよーと思ってしまうから。

そうそう、そういう意味では、サスペンス感が超・増したところで終わった、アイソレータの方をむしろ急ぎで出してくれないかなぁ。

あっちの方は、いわば、SAOのオーディナルスケールのように、リアルワールドで、本人が超能力を使うので、展開がガシガシ早くていい感じなので。

ともあれ、AWの23巻もナルハヤで。
でないと、忘れちゃうんだよw

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