BLACK SWAN

白鳥のブログ - 日々の世界を徒然と

UQ HOLDER! 第148話 『運命の分かれ道』

2018-05-09 10:19:17 | UQH/ネギま!
前回から始まった、明日奈がいない世界線の話。
要するに刀太のいる世界の話なのだが、さて何が起こるのか。

とりあえず、スペース、空けときます。






















































いきなり、チャチャゼロの記憶を見ようとする場面から始まっていて、
あれ、前回と話、つながっている?と最初に疑問に思ってしまったのだけど、いいんだっけ?

確か、前回の最後って、刀太の出生の場面が描かれていて、そこで近衛木乃香に似た女の人が刀太の代理母を務めていたようなのだけど、あれは、とりあえずあれで終わりなのかな?

あのまま、刀太の誕生の秘密について進むものと思っていただけに、ちょっと肩透かしを食らったような気がしていた。

まぁ、それはさておき。

いやー、いくらこの刀太の世界が、明日奈の存在によって救われなかった世界だからといって、ここまであからさまに、ひどい、というか悲惨な展開を重ねるかなー。

なんか、ノリノリのバッドエンディングで、逆に萎えたw

だってさー
ヨルダとの最終決戦に明日奈なしで臨んだ結果、
夕映とのどかが、ネギ君の身代わりにヨルダの闇?に呑まれてしまい、
その二人を救おうとしたラカンとアルも、力及ばず囚われの身に。

ということは、ネギくんはこの4人を救い出そうとしてヨルダとの再戦に臨んでナギに代わってヨルダの依代として乗っ取られてしまった、ってことなんだろうね。

てっきりヨルダに取り込まれたネギくんを救いに行って夕映やのどかが取り込まれたのだとばかり思っていたのだけど、順番は逆だった。

まぁ、それくらいの変更はは想定内としても、問題は、再度襲来したヨルダに対してネギ君の盾になって落命した千雨でしょう。

えええええええ!!!!!!!

って思うよね?

だって、千雨だよ。
知略戦には長けているけど、戦闘能力は皆無の千雨だよ?
その彼女が、いきなり盾として、ネギくんすら生きの呑むくらい瞬時に猛攻を仕掛けたヨルダの目の前に、滑り込めるのか?
「ちうちう」は、この間、もしかして瞬動をマスターしてたの?
ってくらい、ちょっと無理筋な登場で、唖然。

もっとも、宇宙服のヘルメットが砕けてあらわになった千雨も、あまり歳をとっているようには見えなかったから、彼女も、夕映やのどかと同じように、ネギくんと本契約をしていたのかね?

まぁ、この明日奈のいない世界Aでは、あまりの世界の悲惨さに結局、ネギくんはあの歳まで独身であるようだから、逆に、本契約が、事実上の婚姻届みたいなものなんだろうな。
その場合は多重婚、つまりはなんちゃってハーレム。

もちろん、事態の過酷さは、ハーレムなんてニュアンスを与えはしないのだろうけど。

いやー、でも、それにしたって、千雨かよ―。。。。
千雨推しとしては、もちろん、彼女にスポットライトが当たるのはまったくウエルカムなのだけど、それにしてもなー。。。
なんかこんな結末だと、このワースト世界においてネギくんの心を完膚なきまでに折ってしまうために、わざわざ千雨をネギくんの本命として公表し、ハッピーエンド世界でネギくんが千雨とウェディングベルを鳴らす、という展開まで先見せしていたのではないか、と勘ぐってしまいたくなってしまう。

いやー、それにしたって、 あ・ざ・と・い・ぜ!

だって、ネギくんからすれば、姉貴役だった明日奈は眠り姫でいない、本契約の二人である夕映とほのかは闇に囚われてしまい、トドメは、千雨との死別。しかもネギくんの盾となって。

千雨、男前すぎる。。。

でも、逆に言うと、これくらい徹底的にネギくんの心を痛めつける展開にしないと、確かにエヴァが重い腰を上げて、ネギのことを真剣に懸想する展開は、難しいよね。

なにしろ、もともとエヴァはナギを想っていたわけだし、それもあって、ネギは「ナギの息子」という枠組みで見ていたわけで。その上で、あくまでも、できの良い「弟子」であった。

だから、エヴァとネギの関係は、文字通りの師弟関係であって、もっといえば、それは擬似的な親子関係だよね。母子関係。

そういう関係がすでに18年(←のどかが言ってたネギくんと過ごした年数)ものあいだ、エヴァとネギの間にもあったわけだから。

その関係をわざわざ破壊してまでネギのことを想う、という道を、エヴァ自らが選ぶためには、今回くらい、最悪に最悪を三重掛けしたようなバッド展開でないとダメだった、ってことなんだろうね。

なにしろ、この段階では、まだナギはヨルダに囚われたままで、その意味では、エヴァの第一の想い人は引き続きナギであったはずだから。

そりゃ、心は乙女のロリババア・キティとしては、フラフラ心変わりするわけにはいかないよねー。

で、そんな前提があったところでの、今回のラスト、ってことになる。

多分、この徹底的に落ち込んだネギくんに何とか救いの手を差し伸べるために、エヴァは、年齢詐称薬を使って、「雪姫」に転じたのではないかな。

いや、正確には、年齢詐称薬を「常用」してまで「雪姫」という新しい人格=キャラを、エヴァ自身が選択する道を選んだんだろうな。

つまり、一種の「変身」であり「転生」。

そうでもしないと、ネギとの間で新しい関係を築けないということだったんだと思う。
その意味では、「雪姫」になったのは、エヴァの覚悟だった、ってことだよね。

あー、でも、そう考えるとなんか、納得がいくかも。

雪姫として生きることを選んだエヴァだからこそ、雪姫の姿をしている限りにおいてはその想いはネギに捧げようとする。
なぜなら、雪姫という人格=キャラは、ネギのために用意されたものだから。
だから、刀太のストレートな求愛にも、ガキ扱いをして軽くあしらってしまう。
雪姫としては当然のこととして。

そして、雪姫の姿を頑なに保っているのも、もしかしたらネギくんへの操を保とうとする決意からなのかもしれない。

まぁ、実際のところは、UQHを組織して「姐さん!」になってしまったからなのかもしれないけれどw

でもそうなると、ちょっとややこしいことになるのが、刀太が、数百年前の、まだエヴァが吸血鬼にされてしまったばかり(・・・といっても結構経ってたはずだけど)の頃に出会っていたという話で、ここから、実は刀太こそが、ナギやネギを飛び越えてこの世界線では、エヴァの初恋の相手でした、ということになりそうだということ。

むしろ、そうすることで、エヴァが刀太を選ぶ道を開いている。
同時に、刀太が、雪姫ではなくエヴァを選ぶ道でもある。

これは、結構面白くて、なぜなら、この展開だと、「雪姫」という、エヴァがネギのために用意した「ペルソナ」を引き剥がし、本来のエヴァの姿に戻す役割が刀太に与えられているようにも見える。

そこで、ちょっとだけいやらしいのは、刀太はすでにキリヱを選んでいるところ。その結果、雪姫の仮面を捨てて本来のロリババアの姿に戻ったエヴァが、ナギやネギのときと同じように、刀太に片思いを寄せることになる・・・ことになりそうなところ。

どうなるかはわからないけれど、気になるところだ。

なにしろ、「雪姫」は大人の女性像で、刀太の目からみれば、保護者であり育ての親、まぁ、母親みたいな存在。
対して、「エヴァ」は、どうみても、自分よりも年下のか弱い「女の子」しかみえない。妹ポジション。
だから、刀太の想い人が、雪姫からエヴァにきちんと変わるかどうかは、刀太の視点が、彼の今後の成長によってどう変わるかに大きく依存するはず。

さらに、ややこしいのは、刀太自体、まだ生まれて数年の存在でしかない、ということ。

もちろん、この物語が「悠久」者たちを扱ったものだから、そんな無限の時間の中では、年齢なんてものにはそもそも意味がなくなってくるのかも知れないけれど。

ともあれ、とりあえずは、次回。

しかし、最後のエヴァの表情、アンニュイだよね。

あと、そうそう、改めて明日奈の存在の大きさが示されていて驚いた。
まさに神だね、神。女神さま。

そうなると、どうやって眠り姫を、この先、呼び込むのかも気になる。

だって、刀太の「火星の白」は彼女由来のものなんでしょ?
当然、誰かが何らかの接触を明日奈に図るよね。

まぁ、アルとラカン亡き後だと、エヴァとフェイトくらいしかいないわけだけど。

その過程で、この二人もだんだん対立して袂を分かっていくんだろうな。

そして遂には、刀太製造計画、にまで至ることになる。

そこから失敗作のカトラスも出てくる。

そこで今度は「金星の黒」が絡んできて、多分、ザジや龍宮隊長が関わってくるんだろうな。

そうして、かねてから懸案だったネギま!世界における「魔族」の秘密にせまっていくことになる。

いやー、壮大だなぁ。
ちゃんと最後まで、こうしたこと、明らかにされるのかなぁ。

でも、今度はちゃんと、世界の秘密を全て明らかにして欲しい。
ネギま!のように、投げっぱ、でむりやりエンドロールを流すのではなく。

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