BLACK SWAN

白鳥のブログ - 日々の世界を徒然と

アキバ冥途戦争 第2話 『賭博萌キュン録 ゆめち』 感想

2022-10-14 16:11:25 | Weblog
第1話が、嵐子の銃撃という、出オチで終わった感があったので、第2話では、もう少しまともな何かをしてくれるのかと思ってたら、今回もほとんど変わらなかった。

何も期待していないし、そもそも始まるまで知らなかったくらいだから、作品としては、心底どうでもいいのだけど。

でも、こういうのを見せられると、なんか虚無っちゃうよね。

前のエントリーで、『うる星やつら』のリメイクがさすがに今更すぎてキモい、ってことを書いたけど、

逆にオリジナル新作でこんなものしか作れないのなら、

そりゃ、昔のヒット作にアニメ業界は逃げ込むよね。

だって、制作し続けないとスタッフにお金、払えないから。

なんかもう、制作サイドが、そういうやけっぱちな感じになっているのが伝わってくるような展開で。

いや、いろいろと今までにないバカげたことにトライしているのはわかるのだけど。

でもねー、これはちょっとね、いろいろな意味でグロテスク。

要するに、製作委員会方式が導入されてから始まったアニメ制作バブルみたいな時期が完全に終ってしまったのだけど、でも、調子に乗って独立系の制作会社がたくさん登場してしまったから、それを養うために企画を通さなくちゃいけない、というフェーズに入っちゃったんだろうな、としか思えないんだよね。

前の期が、『リコリコ』とかあって華やかっだった分、いろいろと考えさせられる。

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うる星やつら(2022年版) 第1話 『かけめぐる青春/絶体絶命』 感想

2022-10-14 15:59:41 | Weblog
ある意味で今期の注目株だったのだが。

第1印象は、ものすごく原作、ならびに昔のアニメの雰囲気を再現しようと一生懸命になっている、ってことかな。

まぁ、その結果、え? まさかの黒電話? って思ったけどね。

さすがにそれはないだろ、サザエさん時空じゃないんだから、って思ったw

どちらかというと、スマホやタブレットを使っているあたるやしのぶを見たかったけどなぁ。

ラムだって、UFOから電波を使って通信してたんだから。

そういうところは、むしろちゃんと2022年現在に合わせても良かったんじゃないかな。

でないと、ただの懐古厨しか湧いてこなくなると思うよ。

せっかくラムのキャラの塗りが、今っぽい虹色になっているのにね。

あと、舞台として、六本木ヒルズっぽい高層ビルも建っていたのだから。

あくまでも現代風にアレンジするところはする、ってことでやればいいのに。

そこはガッカリ。

要するに、いまさら、鉄腕アトムや鉄人28号を、原作漫画どおりに作り直したって意味ないでしょ?ということ。

アメコミのマーベルみたいに、ちゃんと「フランチャイズ」として、「うる星やつら」の世界観はちゃんと踏襲しながら、細部を今風に変える、ってことをやればよかったのに。

それだと原作者の了解が取れなかったのかね?

でもさ、いまさら昭和の設定の話を再現されたところで、誰得?としか思わなくて、唯一考えられるのが、原作者に著作権料として「臨時収入」を与えることくらいなんだよね。

なんだかなー。

そういう意味では、あたるにしろ、ラムにしろ、あるいはしのぶにしろ、現役のCVの人たちが、一生懸命、昔のアニメ版のCVの「再現」に努めているのが、むしろ、わざわざ、今回のリメイクを自ら「パチもん」として主張しているように思えてきて、ちょっと悲しくなるかな。

いや、すごい、以前のものに近づけているんだろうな、とは思うし、

今回出てない人たちでも、面堂やサクラ、ランちゃんやお雪さんとか、みんなよくもまぁ、こんなに似た感じの人たち、つれてきたなぁ、と思うくらい「再現」に力を入れているので、

これ、制作陣の頭の中から昔のイメージを追い出すことができなかったんだろうなぁ、と逆に心配になってきた。

ジョジョとは違うのだよ、ジョジョとは、って思うけどな。


さすがに日本、老害を無視できなくなりすぎじゃない?

いつまで昭和の夢に逃げていればいいんだよ、って思うけどなぁ。

国の衰退を感じるのはこういうところからなんじゃないかな。

そういう意味では、このいつまでもとまらない円安のときに『うる星やつら』が始まるっていうのも、ずいぶんと因果なものだよね。

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