BLACK SWAN

白鳥のブログ - 日々の世界を徒然と

ゴブリンスレイヤー 16 (第16巻) 感想

2022-10-19 13:08:25 | Weblog
もはや「ゴブリンスレイヤー」というタイトル縛りで書く四方世界の不思議話、あれこれ、という感じの赴きのシリーズになってきた。

とにかく、ゴブリンだして、ゴブリンスレイヤーがそれを叩き潰していけば、とりあえずタイトル詐欺ではないでしょ?という程度のものでw

だから、ただただひたすらシリーズを継続させていくためだけのお約束に過ぎなくてくて、その規定演技さえこなしておけば、あとは何を書いてもいいですよね?というノリ。

でも、それでつまらなくなったりしないのが不思議なところ。

まぁ、キャラの出し入れはそれなりにあるのだけどね。

じゃあ、今回は何が主題だったかっていうと、結局、ゴブリンスレイヤーが目をかけた後輩の若者冒険者たちが、みな成長しましたね!ということに落ち着く。

その若手冒険者というのが、女神官、圃人の少女剣士と少年魔術師の3人。

彼らがそれぞれ、彼らだけしかできないことを成し遂げることで、成長の証を示した。

今回、女神官は、ひとりだけゴブリンスレイヤーのパーティから離れて活躍。

彼女の脇には、なぜか受付嬢と牛飼娘が控える、という展開だけどw

でも、女神官がいないことで自分たちパーティの手札が確実に減ってしまうことを、ゴブリンスレイヤー以下、妖精弓手、鉱人道士、蜥蜴僧侶の残りのメンバーが皆噛みしめる、という流れ。

次巻ではきっと、女神官の等級も一個あがるのかなー、と思うくらいの活躍ぶり。

一方、圃人の少女剣士と少年魔術師は武闘大会に参加して頑張ったw

そうそうこの大会、企画者が今風の「ポリコレWoke野郎」の騎士で、人間か亜人かをとわず、みな「平等」に「同じ舞台」で争うべきだ、という思想の持ち主。

この騎士をぶっ飛ばす、ということは、ポリコレWoke野郎なんかいらない!というメッセージでもあり、これはやっぱり、ゴブリンスレイヤーがもともと、ネット小説から出てきたことをよく物語っていた。

その上で、圃人が勝ち残る、というのが良かったわけだけどw


ということで、もうこれ、完全に雰囲気で読んでるだけになってきた。

ただ、それでも、読んでる最中は十分満足できるのが素晴らしいと思う。

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チェンソーマン 第2話 『東京到着』 感想

2022-10-19 11:39:59 | チェンソーマン
アキとパワーの登場回。

あと、デンジがマキマに公安に誘われて加入する回。

その上で、事後承諾的に、デンジは公安やめたら悪魔認定されて殺処分される運命にあるとも伝えられる。

普通に見て、マキマはブラック上司w

でもマキマに魅せられているので、デンジは公安をやめようとは思わない。

って流れ。


実は第1話を見てから、原作の第1部、全部読んだ。

まだ未消化な部分はあるけれど、確かに面白かったので、・・・というよりも、ユニークな作品だったので、あとで、また原作については感想を書くと思うけど。

でも、端的に、先に原作読んで正解だった、と思った。

というのも、やっぱりこのアニメ版は、MAPPA解釈のオマージュ映像なんだな、って確信できたから。

何が言いたいかというと、『チェンソーマン』という作品は、本質的にアニメ向きではない、ってこと。

マンガという媒体だから成立したところがとても多い。

手塚治虫じゃないけれど、最近の映画の魅力をマンガに盛り込んだところがとても多い。

なので、コマ割りつきのマンガで読んだほうが絶対面白い。

書き込まれた一枚絵による圧倒感とか、コマの転調による意外感とか、そういうのをうまく使った上で、そうした絵の総体で、トリッキーな物語構成をにじませているところがあるから。

もっといえば、アクション作品では全然なくて、ニヒル寄りのポエムなんだよね。

文学作品なんだよ、本質は。

アニメにするなら、実はもっと動きを減らして、あるいは、コマ送り的な動きによって、画面の情報量を絵画的に増やさないといけないたぐいの作品。

にもかかわらず、MAPPAの動きは静止場面でもヌルヌル系が残ったものになっているんだよね。

結局、全体の印象は『呪術廻戦パート2』みたいにしか見えなくて。

今回のエピソードについては、アキやパワーが登場することで台詞の掛け合いが増えてそれがチェンソーマンっぽい、とかいう見方もあるようだけど、

でもそういうセリフもキャラも含めて、全部表面的なものにすぎず、物語をミスリードさせるためのものでしかない、というのが原作を読んでの感想なので、そこは正直、どうでもいいんだよね。

極論すれば、アキとパワーという仲間キャラ、バディキャラが出てくるだけでいい。

なので、ちょっとこれはもう、MAPPAまたかよ、という感じがしてきている。

なんていうか、呪術廻戦系ジャンプマンガの映像化サービス請負人としてのMAPPAくらいにしか思えなくなっている。

悪いことは言わないから、原作未読者は、アニメを放り出して、まずは原作を全部読むべき。

その知識をもった上でアニメ版は見たほうが、MAPPA的金太郎飴感から抜け出してなんとか見ることができると思う。

今見ているものは本物ではない、
というのが、『チェンソーマン』の表現の常なので、表面ばかり強調されてしまうアニメを見ると、いろいろと勘違いしてしまうと思う。

まぁ、それも含めて、原作の拡販素材と思えば、このアニメは確かに良質のティーザーになっているのかもしれないけれど。

でも、それだけなんだよね。

パワーもアキも、原作の方が100倍も1000倍もいいよ。

まぁ、でも最初から極彩色で描かれてしまうアニメでは、そもそも原作の画風に勝ち目はゼロなんだけどね。

そういう作品。

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カッコウの許嫁 第131羽目 『天野さんの隣りにいるのは』 感想: 凪が暴走し始めた!

2022-10-19 10:16:10 | カッコウ
もちろん、いい意味で。

自分の中の矛盾に気づくけど、吠えないわけにはいかない、というのはラブコメ的にはいいね、ありだね。

あとはエリカがどう応えるか、だけど。

でも、凪の言い分が、完全に子どものロジックwだから

エリカも子どもじみた論理で応えるのかな。

私を探して!ってことなのだろうけど。

次回、お楽しみ、ってことで。

でも、凪がいいところは、自分がおかしいことを言っているのをものすごくちゃんと自覚しているから、理人から殴られても、直接殴り返してないところ。

むしろ、壁を殴りつけて、ただの自傷行為に至っているわけだから。

そこは凪っぽいよね。

喧嘩の仕方や意味をちゃんと、育ての親に教え込まれている。

これに限らず、だんだん、凪のクールさがクリアになってきている感じがする。

なおのこといっそう、実父がラスボスに違いないと確信してきたよw

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よふかしのうた 第145夜 『お前の目的のためだろ』 感想

2022-10-19 10:04:25 | よふかし
あの流れからのいきなりのお風呂場全員集合展開だったわけだがw

しかし、そうかー、星見キクと七瀬ハルの目的は

吸血鬼が人間に戻れる方法の探求

だったのね。

まぁ、そりゃ、コウが半吸血鬼という、半端な中間形態になってしまったくらいだから、人間と吸血鬼の間の「過程」が問われる様になるのは時間の問題だとは思っていたけど。

でも、いきなりリバースエンジニアリングのほうに行くとは思ってなかった。

ということは、ハルもキクなみに古株の吸血鬼だった、ってことだよね。

それで、いわゆる、不老不死の呪いに飽きてしまった。

で、そこからの脱却を願った。

問題は、いつからその試みを始めた、ってことだよな。

その探求が徒労に終わった時間がながければ長いほど、ハルにせよ、キクにせよ、心がすり減ってるはずだから。

裏返すと、セリとかニコたちが、モテパワーマックスとか言って、一見すると享楽的な生活をしているのも、その不老不死の呪いの矛盾から目をそらすためだよね。

直視しないため。
だから、ニコたちは、キクはちょっと違う、とか言ってたんだな。


ともあれ、今回の修学旅行の話が、こうした、わりとシビアな方向にも飛び込んでいくことがわかってきた。

さて、どこまでいくのだろう。

ハルカもそのためのキャラ、ってことで。

まぁ、流れ的には、コウの嫉妬を引き出すためのウザキャラなのだろうけどw

でも、ナズナがいうのも一理あって。

自分がハルカの好いたハルとうり二つだからといってデートさせろ、というのはいhどい話だよ。

ナズナからすれば、自分はハルの代用品でしかないのだから。

でもそれも、コウの目的のためだろ、と言い含められるコウが、あまりにも少年少年していて、ちょっと微笑ましい。

そのコウ君の嫉妬深さにわざわざ言及する探偵さんもズルいw

にしても、完全に、そのアンコ探偵、オヤジ枠扱いになっていたw

でもまぁ、とにかく、面白くなってきたぞw

そうそう、アキラ、って、ホント都合のいいキャラだよねーw

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トニカクカワイイ 第211話 『プラモ狂四郎に憧れてガンプラ改造したけど全部壊した奴とは違うのです』 感想: 本編の内容をいみじくも比喩的に伝えた含蓄のあるタイトル回だったなw

2022-10-19 09:39:26 | トニカクカワイイ
いや、ほんとにそれで。

だって、わざとバラされたまま渡されたのは、あえて組み立てるところから始めることで、各パーツの意味や配置を理解し、万が一、一部に毀損が生じた場合、利用者の手によって、いわば自己修復できるようにするための「訓練過程」込みのものだった、ってことだから。

なんていうか、時子だから考案できた仕様だし、ナサ君だから理解した上で実行できた解決策だよね。

それを、プラモ狂死郎とかガンプラとかを引き合いに出して、いわば「魔改造」枠としてその状況を伝えようとするのだから、恐れ入る。

で、その過程で、ナサ君の利発ぶりに司が感動して、惚れ直すっていうのだからw

なんか、全体的に、あまりにも表現意図が、もともとメタな上でさらにメタメタにメタが上書きされていて、思わず、うわぁーー!(笑)、って思っちゃったよw

しかも、司の言うとおり、前回までの「嫁の水着がどーたらこーたら」の直後だからねw

ギャップがひどすぎw


それにしても、あらゆる状況から保存された「機密」情報を守るために、徹底したセキュリティシステムを作った時子の老獪さもすごい。

だって、これ、人馬一体じゃないけれど、要するに、この時子特性スーパーセキュリティUSBもどき、と超スタンドアロンPCと利用者=ナサ君を含めて、一つの記憶システムとして捉えている、ということでしょ。

そこに書かれた情報をナサ君はただひたすら直接彼自身の脳で覚えるしかない。

あるいは、理解するしかない。

そんなことを出来るだけの頭脳の持ち主だけが手に取れるものが、時子の遺産だった、ということで。

なんだか、どちらもすごいなー、と思ったよ。

ホント、前回までの「嫁の水着が~」って話との落差がひどいw

でも、それがあるから、この作品は、面白いんだけどねw

はたして、中には何が書かれているのか。

もしかしたら、また動画とかゲームとかになっていて、それを作中劇にように鑑賞するなり、プレイするなりの展開になるのかもしれないけれどw

でもまぁ、十中八九、昔の元祖輝夜が平行世界からの来訪者であったことを示唆する情報が記されているんだろうな。

そうして、ナサ君と司っちにとっての「月」が、本当はどこにあるのか、再定義されることになると思うので。

てか、そうでないと、この物語、先に進めないよね。

あー、でも、突然、その平行世界に行くために「渡界機」の設計図のようなものが書かれている可能性もあるかー。

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彼女、お借りします 第256話 『彼女と一つ屋根の下①』 感想: この展開、瑠夏ちゃんがあまりにも不憫すぎるw

2022-10-19 09:15:29 | かのかり
八重森とともに、千鶴の実家での1ヶ月同居生活が始まった和也だけど、案の定、ひさびさに瑠夏ちゃんの登場があったわけだけど、

正直、こんな適当な扱い方されるなら、もう瑠夏は出さなくていいんじゃないかな。

一応、数ヶ月以上の時間が作中で進んだにも関わらず、もはや「自称和也の彼女」つとしての、ただの頭のおかしい子枠ででしか登場してないじゃん。

忘れた頃に一応、まだ生きてますよー、って感じで出てくるだけで、しかも、その間、和也になにが起こっていようが関係なく、「和也好きー」って言って抱きついてくるだけなんだから。

もはや、これ、ただの愛玩動物の扱いでしかないよねw

これくらいならもう、墨ちゃんと同じで、瑠夏も、いつのまにか退場枠でもかまわないんじゃない? と思ったり。

端的に、要らない子だよね、もう、瑠夏は。

八重森が物語のステージを変えるために存在するジョーカーだとしたら、

瑠夏は、個々の物語のエピソードでドタバタを引き起こす道化役。

なんかもう、それくらい役割が明確になってきてしまったの、いまさら登場されても萎えるだけ。

それくらいなら、この同居生活の陰影を早く描いて、って思う。

まぁ、それが次回からなんだろうけどさ。

でも、この期に及んで、バッドエンドシナリオを想像できる和也も大概。

めんどくせー主人公にすぎて、うざい。

やっぱり、八重森がちゃんと顔つきで登場して状況を愉快犯的にかき回してくれないと面白くないな。

あ、そうそう、木部ももう出てこなくていいかな。

あれもうざい野郎枠でしかないよ。

というか、今回が、ある意味、つなぎ回だったからなのもあるけど、どうでもいい人ばかり出てきて、その分、話もどうでも良すぎて困ったw

次回から、同居生活、ちゃんと立ち上げて下さいな。

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