採集生活

お菓子作り、ジャム作り、料理などについての記録

自家製生ハム(1本目):自宅にてカビ洗い落とし

2014-10-24 | +肉・魚系保存食

白樺山荘にお預けしている生ハムですが、冬は凍ってしまうため、自宅に持ち帰ります。
 

生ハム

目指すのはこんな生ハム。
これはわらびさん作で、2012年の年末頃に仕込んだもの。1年半程度の熟成でカットしはじめ、カットしてからも乾燥・熟成が進んでいる様子です。
深い赤色で、なんとも美味しそう(というか美味しいです!)。

生ハム

仕込みから約10ヶ月後のみんなの原木。
白いカビ・青いカビに覆われているものが多いです。
熟成室は、特に強い匂いはしないです。 

生ハム

小さめのものは、イノシシ肉。
わらびさんとduckbillさんが特別ルート?で仕入れて加工されました。 

生ハム

これは、わらびさん作の、沖縄アグー豚だったかな。 蹄つき。

生ハム

これはduckbillさんの長期熟成もの。2年近く熟成させているものです。
カビの状態が他のものとは異なって、白いカビ(酵母菌?)のみになっているように見えます。 


さて私のは。

生ハム

うぐ。黒カビ。
他の人のにはあまりない、黒くてぽわぽわしたカビがいっぱいついちゃっています。

生ハム

下の窪んでいるところは、黒カビがたっぷり・・・。
他の人にある青っぽいカビはむしろ少ないです。 

生ハム

皮側。
皮の方はどの原木もカビは少なめ。

 



これをビニール袋に入れて持ち帰りました。
洗わないといけません。

生ハム

ハム洗い日和のとある土曜日ですが、なぜかベランダを洗い始めてしまいました。
秋恒例の鳥よけネットも張って、干し柿・干し芋作りの準備が整いました。

はー。 

生ハム

ベランダも終わってしまったし、そろそろハムを洗わないと。
よそのお宅では生ハム作りはだんなさんの仕事らしいのですが、ウチのダンナサマは、「ボク、美味しい生ハム楽しみ☆」というスタンス。ちぇー。
流しを綺麗にしてハムを横たえます。
この時点で重さは6.0kg。
ラードと小麦粉で作ったパテはまだ柔らかく、うっかりつかんでしまうと指が食い込みます。
 

生ハム

皮側は新しい歯ブラシでこすり、パテのところはそーっと手で洗いました。
洗ったあとに吊してキッチンペーパーで拭き取り、さらに乾かします。
ついでにパテの上についた黒カビコロニーの目立つものをこそげてみました。 

生ハム

黒カビコロニーがぽつぽつと。

生ハム

白っぽくなっている部分がコロニーをこそげたところ。
まあこの程度こそげても大勢に影響はなさそうですが。

生ハム

皮の側は綺麗になりました。

生ハム

この辺は、カビだらけ。ううう。
あと、先端部分の肉と皮が剥がれてしまっています。心配だけど、どちらにしろ表面は食べないのでこの程度は仕方ないのかな。

よく乾かしたあと、パストリーゼ(アルコール)をたっぷり目に吹きかけました。
パストリーゼが乾いてきたら、オリーブオイルを塗り、室内に吊しておきます。
 

食用ほおずき

カビの写真のお口直しに。

長野に行った折りに食用ほおずきを買いました。
中にひとつ、可愛い双子ほおずき。



■■自家製生ハム
2014/01/18 塩漬け
2014/01/24 冷蔵庫に移動
2014/02/03 21:00~ 2014/02/04 20:45 塩抜き
2014/02/04 21:00~ 吊して乾燥 
2014/04    引き続き乾燥中。脂が滴っている模様  
2014/06/07 パテ塗り 白樺山荘のセラーにて保管
2014/08/16 山荘にてカビ洗い落とし 
2014/10/18 自宅にてカビ洗い落とし

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