採集生活

お菓子作り、ジャム作り、料理などについての記録

超特大甲州百目その後

2010-01-13 | +干し柿・干し芋・栗

500gを超えようかという甲州百目柿(干し柿用)を山梨の矢崎フルーツ園さんから送っていただきました。
11月中旬に干し始め、お正月頃にはだいぶ小さくなりましたのでその様子をご紹介します。

2009/11/13甲州百目柿

11/13に確か皮剥きをしました。
橋の欄干のぎぼしくらいあるような巨大な柿です。

2009/12/19甲州百目柿

12/19でこのくらいです。まだ乾いて縮む段階ではなく、ぽんぽんのぽたぽたです。

大きい柿は最初のうちは揉まないほうがよいらしいのでずっとぶらさげっぱなしでしたが、自重で縦長になってきています。

2010/01/02甲州百目柿

さてお正月、1/2です。生のと干したのを並べてみました。
左の柿は、冷蔵脱渋の柿で、お正月のデザート用に年末に送っていただきました。
最初はパリパリしていますが、ほどよく追熟させると、まるでマンゴーのように滑らかでとろける果肉になります。

この生柿はなんと521g!

2010/01/02甲州百目柿

とても同じ位の大きさだったとは思えないですよね。

2010/01/02甲州百目柿

今気づきましたが、柿と干し柿、同じ向きに並べればよかったですね。

2010/01/02甲州百目柿

気になる干し柿の重さですが、これは130g。
元は少なくとも450gはあったので、3分の1よりさらに小さく縮んでいることになります。

この段階で、まだぽたぽたの柔らかさです。真っ白に粉が吹くにはもう少し保管しておく必要がありそうです。

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バングラディシュのお菓子

2010-01-12 | +バクラバ・アラブ菓子(購入)

ダンナサマの知人(日本在住ネパール人)がバングラディシュに出張で行かれたそうで、おみやげをプレゼントして下さいました。


2009/12/12SOANPAPDIかな

空中写真が入るくらいの、四角くて浅い箱ですが、文字は読めません。
左下の絵は、きっとあの甘いお菓子だわ。

ちなみにバングラデシュの公用語はベンガル語。ネパールの公用語はネパール語。インドの公用語はヒンディー語と英語と複数の各州公用語(ベンガル語とネパール語もこれに含まれる)。

2009/12/12SOANPAPDIかな

ネパール語とヒンディー語は比較的近いらしいですが、ネパール人にとってのベンガル語は、どんな存在なのかな。

2009/12/12SOANPAPDIかな

おお、ここにようやく分かる情報が。
バングラデシュの首都ダッカDhakaにある、Madina Sweet & Bakery というお店のもののようです。

(中身に関する情報はなし)

2009/12/12SOANPAPDIかな

開けてみると、こんな感じです。
モサモサした針状のお菓子です。

2009/12/12SOANPAPDIかな

写真には写っていませんが、グリーンレーズンがちらほら混ざっています。

もさもさ、粉粉しているので、切り分けたりするものではないようなので、おさじですくって食べてみました。
口に入れると、もさもさの糸状のものは、すーーーっと溶けて、ほのかにミルクのような味とカルダモンのような香りがします。
インド方面のお菓子は激甘のものが多いですが、これも結構甘いです。
でも香りと風味が特徴的で、なんとなく後を引く味です。

何かに似ているような・・・。

そうだ、ハルワ(ハルヴァ/シャミヤ)というゴマベースのペースト状のお菓子(wikipediaのページはこちら。チュニジア産のものの通販ページはこちら)に少しだけれど似ているような・・?
ハルワは、ミルキーな風味で、ショリっとした食感でとても甘いものです。



一体コレは何という名前のお菓子なのかしら?

バングラデシュのお菓子なんて調べようがないな、と思っていましたが、バングラディシュにあるお菓子はインドにもあるかも、と「インドのお菓子」で検索(なんとおおざっぱで大胆な検索ワードだこと)。

そうしたら、TIRAKITAティラキタというインド関連グッズのお店を見付けました。
インドのお菓子というコーナーのSOAN PAPDIというお菓子がこれに酷似しています。「グラスファイバーに似た触感のインドの代表的なお菓子」だそうです。

ほほう。
確かにグラスファイバー。お菓子の形容詞とは思えない単語だけれどまさにその通りです。
インドバージョンは、ある程度圧縮してあり、それをカットしてあるようです。
バングラデシュバージョンは、お徳用、という感じなのかな?
(とても長い繊維もあるので、カットしてあったものが粉々に砕けたとは考えにくいです)

こんな不思議なお菓子が検索出来て、しかも購入も出来るなんて、日本ってすごい。
私の大好きなアラブ菓子が売られるようになる日も遠くないかもしれません。


ところで、箱にあるイラストの丸いもの、茶色い方は世界で一番甘いお菓子とも言われるGulab Jamn(グラブジャムン/グラブジャムーン/グラブジャム)ですが、白いものは、まあ茶色ばかりではなんなので色を変えてみただけ、という図像上のアレンジかと思っていました。
ところが。
白くて丸いお菓子もあるようなのです。
RASGULLA(ラスグッラ)というもののようです(TIRAKITAの該当ページはこちら)。
11件の感想コメントが掲載されていますが、うち3人は「口にあわなくて捨てた」的な感想(こういった否定的コメントも載せるお店はなかなか偉いですよね)。

とある(味は気に入った)人は、「歯をたてて噛もうとすると爪で黒板を引っ掻く系の嫌~な音が口の中に響いてしまうという初めての食感」と書いています。

まったく食べ物とは思えない描写。

興味沸くなー。いつか買ってしまおうかな。
むふ。

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干し林檎

2010-01-07 | +ジャム・ピール(果物系保存食)

今年も干し林檎を作りました。

お砂糖を使うやり方もありますが、私の場合は砂糖無添加の100%りんご成分の干し林檎です。
今年はちょっと趣向を変えて、切り方を変えてみました。
例年は、ごく普通に6~8等分のくし形にカットしていましたが、こうすると、中心に近い側と外周部分は、随分と乾く速さが違うし、出来上がりの形もちょっといびつになります。
そのまま食べたり、刻んでフルーツケーキに入れる分には全く問題がないのですが、昨年のバレンタインにチョコレートコーティングをした際に、もっと整った形だったら格好いいかも、と思いつきました。

くし形ではなく、厚さ均一にするには・・・。
と色々悩み、今年は次のやり方でやってみました。

■■干し林檎
■材料
りんごはふじがお勧めです。
王林はこの方法ではうまく行かないと思います。
■今年の作り方
(1)りんごを丸のまま皮むき機で剥く。
皮むき機、偉大です。りんごは柿よりも更に簡単に、あっという間に剥けます。5個くらいでは物足りないほどです。
(2)縦に2つに割り、上下の窪んだところの皮も綺麗に剥く。
これをまな板に載せ、軸に垂直に4つもしくは3つにカットする。両端は少し切り落として平らにし、カケラは食べてしまう。
今年は全て4つに切ってしまいましたが、干すとかなり小さくなるため、やや薄めの干し林檎になってしまいました。むっちり肉厚を目指すのであれば3つ切りがいいかも。
(3)半円形のりんごを横倒しにし、芯を円形の抜き型で抜く。
我が家には、ドーナツの穴開け用のクッキー型があったためそれを使いました。
予め芯抜き器で芯を抜いておくという手もありますが、パーツによって芯部分の大きさが違うため、殆ど芯がないのに余計にくり抜いてしまうのは勿体ないので個別に作業しました。
(4)底が平らなお皿にりんごを重ならないように並べ、ぴったりラップをし、りんごがほぼ透明になるまで加熱する。
うちの電子レンジの場合、「自動あたため(やや強め)」でやりました。
(5)ラップを外し(熱い蒸気が出るので注意)、全てのりんごを裏返し、更に場所も適宜かえて、今度はラップを少し隙間を開けてはめ、再度加熱。(この時も「自動あたため(やや強め)」)
(6)こうやって加熱したものを、本来は一晩おくとよいそうですがそれは省いて、あら熱をとるだけでもいいです。
(7)平らなザルもしくは天板にオーブンペーパーを敷きりんごを並べて干す。
急ぐ場合はオーブンの低温で加熱してもよい。
(8)ある程度形がしっかりするまで乾燥したら、金網などにのせて更にしっかり干す。


問題点がひとつ。電子レンジでちまちま加熱するのがやや面倒です。
一度に大量に加熱するのも試しましたが、どうしても煮え具合がムラになってしまいます。いい方法が思いつかないため、ひとまず今年はこの方法で我慢です。

2009/12/12電子レンジで煮たりんご

電子レンジで加熱後のりんご。
全体が透明になっているのがよいです。

2009/12/15干し林檎

(失敗例)

チンしたあとのりんごはとってもやわやわです。
こういった間隔の広い網にすぐに乗せると、自重で変形していびつになってしまいます。

2009/12/19オーブンで乾燥

こちらはオーブンでしばらく乾燥させたものです。

2009/12/15網に載せても安定

少し乾燥していると、網にのせてもしっかり形を保っています。
時々裏返しながらグミくらいの触感になるまで干します。

(左上は獅子柚子ピールです)


 

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イカの足

2010-01-06 | +野菜系保存食

長年愛用してきたデジカメ、かばんの中でペットボトルのフタが空いていたため水に濡らしてしまいました。修理に出してはみましたが、再起不能という連絡が。

がっくし。

SONYのサイバーショット薄型タイプの初期のモデルで、海外旅行先の税関で、「おお、それカメラ!?」と驚かれたという想い出がありました。
まだまだ使うつもりだったのに、悲しいなあ。
これを機に新しいのを探してみるかなあ。
哀しみを物欲に替えて、気を取り直して、ブログもコツコツ更新して行きたいと思います。

================

この冬は、畑に1畝分だけ大根を作りました。
播いた時期が丁度よかったのと、その後の暖かさで、大根はグングン生長。
片手で1本持つのがやっと、という大きさに。

たった12本、とはいえとても食べきれる分量ではありません。
5~6本は、友人知人に押しつけてしまいました。
それでもまだまだ残ってる・・・。

お漬け物作りはあまり得意ではないため、干し大根(「イカの足」)に挑戦してみることにしました。12月も下旬になるとすっかり寒くなって干しものにぴったりです。

「イカの足」って何だと思います?下の写真を見ると納得、のはず。
まずは想像してみて下さい。

■■干し大根(割干し大根、イカの足、とも)
■今回の作り方
(1)大根をよく洗い、皮は剥かないまま横に3つに切る。
(2)それぞれを、1cm強の厚さにスライスする。今回は、6枚スライスが多かったです。
(3)板状の大根の、端1.5cmくらいを残して、繊維に平行に3箇所~5箇所(つまり4~6等分になるように)切り目を入れる。根っこ側は、先端を残すようにして太い方を切り分ける(太い側の方が乾きにくいため)。
(4)長い金串などを用意し、真ん中の切り目で金串をまたぐようにして、1日干す。このとき扇風機を回すとより早く乾く。
(5)1日でかなりしんなりするが、ほかの切り目はくっついてしまっているので、ここを手で開いておく。
(6)網やザルに載せて更に乾かす。
(7)ほどよく乾いたところで冷凍保存。

とっても簡単。
一番厄介だったのが、干す場所、かな?

12月初旬に作り始めたのですが、12/23から留守にするということもあって各種干し物でベランダがいっぱいなのです。大きなザルは干し柿に占領されているし。
でも場所さえあれば、大根を洗って切って、あとは時々様子を見るだけ。干し柿より随分楽チンでした。

最初は畑から持って帰るのも面倒になるくらいずっしり重い大根ですが、干してしまうとほんのひとつかみくらいに減ってしまいます。
ものすごく「片づく」保存方法だと思いました。


初挑戦なので、記録写真を撮ってみました。

2009/12/16大根スライス

このときは直径9cm位の大根で、6枚にスライスしました。
はじっこのスライスは、片側が皮ばかりになってしまうため、少しだけ切り落としてみました。

2009/12/16板状の大根

こちらが1枚分です。
8cm×13cmくらいの大きさかな。

2009/12/16板状の大根に切り目

ここに、3本の切り込みを入れます。

厚さも太さも、うーむこれはちょっと太すぎでは、という位でも大丈夫です。

2009/12/16半干し

半乾きの状態です。
写真手前に見える金属製の網に、足を一本ずつ嵌めるようにして干してありましたが、次の大根が来たため立ち退かされてしまいました。

後から思いつきましたが、針金ハンガーが便利だと思います。

2010/01/20実家にて大蔵大根のイカの足

これは、実家で母が作ったもの。
母の畑の大蔵大根を丸1本、縦にスライスして干したものです。
ハンガー1つが大根1本分です。

パリパリの大根を縦にスライスするのは難しいです。何かの本によると、少ししなびたくらいがカットしやすいとのことです。

2009/12/21おおむね干し上がり

概ね干し上がりました。
両側の皮のついたところはやや長め、真ん中部分は短く縮んでいます。
この形状のせいか、こういうスタイルの干し大根のことを「イカの足」と呼ぶそうです。

2009/12/211本分がこのくらい

ちゃんと数えてはいないのですが、このひとつかみでおそらくもとの大根1本分くらいになると思います。

ものすごく片づく保存方法ですよね!

イカの足、どの地方での呼び名だったか失念してしまいました。
「日本の食生活全集」(農文協)のどの県かで見かけたはずなのですが。
検索してみると、幼稚園生による製作風景(何県か不明)が!
その他の検索結果は、本物の烏賊と大根を使ったレシピページが圧倒的に多いですが、更に探すと出てきました。

・愛知県稲沢市では宮重大根を5ミリ程の厚さに縦切りし、イカの足のように切れ目を入れ稲架につるし、伊吹おろしの寒風にさらして干し上げ手でよって割干し大根を作るようです。「イカの足」とはっきり書いてある訳ではないですが、ご当地ではそう呼ばれているのではないかしら。
・宮崎県では(イカの足ではなく)「いかんて」(イカの手)と呼ばれる割干し大根作りが盛んなようです。
なんと、「いかんて」用のスライサーまであるとか。(いかんてマシン写真のあるブログはこちら
どうりで。宮崎版いかんては、大根1本まるごとスライスした長~いもののようです。
(干している風景はこちらこちら


ところで、折角作った割干し大根なので、何か変わった料理法ってないでしょうか。
煮物や酢の物ばかりではつまらないですよね。
お勧め料理がありましたら教えて下さいませ。

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栗のお菓子

2010-01-05 | +お菓子・おやつ
蒲郡でのみかん狩りの時に、miyakoさんからとっても素敵なお菓子を頂いてしまいました。

栗で有名な岐阜県恵那市にある恵那川上屋(HPはこちら)のひなたぼっこというお菓子です。
栗好きの私には、栗の里恵那は憧れの土地です。栗100%の栗きんとんはとっても高価なのでここ何年も買ったことがありませんが、生栗ならお手頃かも、と思うので(違うかも)、いつか栗を買いに行ってみたいところのひとつです。


「ひなたぼっこ」というお菓子、丁重に開封してみました。

2009/12/07栗のお菓子

なんと可愛らしい干し柿!
綺麗な色で、白く粉が吹いているのに、まだぽよぽよしています。

箱表面に「熟成市田柿使用」と書いてあります。市販の市田柿はもう少し固めだと思うので、この和菓子用に特別に作っているのでしょうね。

2009/12/07栗のお菓子

カットしてみると、中は栗きんとん~☆☆

干し柿+栗だなんて、もったいなさ過ぎです。
栗部分はほろりと柔らかく、これに合わせて柿も柔らかなものを選んでいるのだと思います。

干し柿って割と強い風味なので、栗が負けてしまいそうなものですが、栗の香りがしっかりあるので柿に負けていません。
でも、私にはあまりに勿体なく、中身だけ、外側だけ、と2度に分けて楽しみました。
ダンナサマは、同時に食べる美味しさもあるんだよ、と言っていたけれど、そんな、うにきゃびあ丼みたいなことできないよ~。


ヘタがついたままなのに栗をどうやって詰めるのか不思議でしたが、下部にカットして切り開いた跡がありました。
切り開いて、多少中身を削り取るのかな?こんなに均一な薄さになるものだろうか・・・。

いま干し柿が沢山あるので、ちょっとだけ真似して作ってみようかしら。
栗を詰めるのは勿体ないので、白あんか小豆あん(やっぱこしあんだろうな)でどうかしら。
作ってすぐ食べるのであれば、おはぎに使うような半殺しのもち米的なものでも面白いかも(原型とはかけ離れてしまいますが)。


色々とイメージが膨らむ、なんとも素敵なお菓子でした。
miyakoさんありがとうございました!

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2010お正月料理

2010-01-04 | +お客さんの日

いつの間にか年が明けてしまいました。
ご無沙汰しておりました。
しばらくさぼっていたせいで、昔のことを思い出すのがやや億劫ですが、またぼちぼち更新して行きたいと思いますので、どうぞおつきあい下さいませ。


年末は、12/23~30まで旅行に、12/31~1/3まで実家に行っていました。
12/21の段階で、ベランダには干し柿と切り干し大根と柚子ピールと鬼柚子ピールと干し林檎がずらりと並んでいる状態。そして煮かけのみかんジャムが鍋にいっぱい。
柿以外のものは、やや水分が多いような気がしつつも冷蔵庫や冷凍庫に何とか格納しました。
干し柿だけは、ありったけの缶や箱を出して来ても、まだ余りがありどこにもしまう場所がありません。結局梅干し用の大きなザルに並べ、それを2段に積み重ね、その周りをカレンダーの紙でくるんで箱に近い状態にしてみました。
そして北側のベランダ(玄関)に置いてあとは無事を祈るのみ・・・。
ジャムは出発前夜に目が渦巻きになりながらも瓶詰めしました。

30日、旅行から帰ってから早速干し柿の包みを開いてみると、ほんのり粉が吹いて、なんだかとってもいい感じです。カビたり、乾燥しすぎになっていなくて本当によかった。

おそらく数十キロの干し柿(生のときは80キロ以上だった)、その他旅行みやげを車に積んで、31日に実家に移動。
31日の晩は実家の両親を動員して干し柿の種取りと巻き柿作りを手伝ってもらいました。(柿の総量を考えると、進捗はわずか)
紅白は、巻き柿作りでほとんど見逃してしまいましたが、そのあとのさだまさしの番組をついつい2時くらいまで見てしまいました。

1日午前は、父の伊達巻き作りのお手伝い。
はんぺん2枚、玉子10個を使って卵焼き器で何回かに分けて焼きました。とても焦げつきやすい生地で、卵焼き器のテフロンが弱っているため、かなり苦戦しましたが、なんとか出来上がりました。焼き上がり、温かいうちに巻き簀に巻くのだけれど、湿気を逃がした方がいいかとキッチンペーパーに包んだら、玉子のしっとり感がやや失われてしまいました。反省。
お昼ご飯は、31日に食べ損ねたお蕎麦でした。
午後にはまた父を手伝ってローストビーフ作り。まずは初詣がてらローズマリー摘みに。神社の近くまで行ってみると人が行列しているのが見えたため、敷地に入ることすらせずに帰途につきました(まあ本来の目的(ローズマリー摘み)は済ませたし)。

ローストビーフですが、3キロの塊肉をどうするか決めるのに一番時間がかかりました。
結局、大きな塊の豪華さではなく、作りやすさ、扱いやすさの安全側をとって、2つに切り分けて円柱形2つ分にすることにしました。
表面に塩・胡椒・刻んだローズマリーをまぶしフライパンで表面を焼いて、アルミホイルで包んで160度のオーブンで20分、更にアルミごとひっくり返して25分ほど焼いて、今年も大成功!(毎年ハラハラしますが何とか成功してます)
1日の晩は弟一家が来てみんなでディナー。3歳の姪っ子と遊んでいるふりをして、ホットカーペットの床に寝転がって休憩したりしていました。

2日の晩は、ここ数年の恒例で、叔母(母の妹)一家4人と、弟一家(3人)を、両親と我々夫婦が迎え撃つ(?)かたちで、総勢11人でのディナーです。
昼にお雑煮を作ってもらって食べた後、ぼちぼちと準備を。3時過ぎくらいにまずは叔母一家が来て、おやつなど食べながらおしゃべり。喋りながらカニの身をほぐしたりして貰いました。
外が暗くなったころにはひとまず乾杯して食べ始めました。
色々出したけれど大体売り切れて、料理した側にとってはスッキリ気持ちがいいディナーでした。


今年のお正月料理をまとめてみます。
年末にカメラを水浸しにして壊してしまい(データは無事だった!神様ありがとう!)、ダンナサマのカメラを借りているとはいえ、いまひとつ使い慣れません。
なのでいまのところ写真ありません。スミマセン。

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■■2010年のお正月料理

■タンパク質系
○ローストビーフ
成功。タイムがあってもよいので庭に植える方向で検討中。
粒胡椒、セロリもあった方がよい。
○〆サーモン
作ったけれど出番がなく、我が家に持って帰りました。
○カニ
ロシア産ズワイガニと弟持参の国産ズワイガニ少々。
ロシア産ズワイガニはほぐしてマヨネーズサラダにしても美味しかった。その際ディルがあるとよいが、今年は実家のディルは不作でした。
○煮豚
頂き物。ローストビーフとは違うこっくりした味わいで、とっても美味しかった。
来年は自分で作っておくといいかも。茨城産ローズポークを取り寄せてみるかな。
○ニシンの飯寿司
母が青森りんごの会からとりよせたのだが、今年のものは浸かりすぎでいまひとつだったとか(私は特に気にならなかったけれど)。
大根なますを添えるとさっぱりしてよかった。
ライ麦パンにのせても、北欧料理のようで美味しいが、ディルがふんだんにあるともっとよかったな。
○鶏ササミの油淋鶏(ユーリンチー)風
母作。ササミを細長く切り、バルサミコと蜂蜜(と塩胡椒)で下味をつけて一晩。
それに片栗粉をまぶして揚げる。別鍋にバルサミコ、蜂蜜、醤油を煮立ててタレをつくり、揚げた鶏肉を絡める、というもの。
タレを煮詰めているときは強烈に酸っぱい匂いが台所中に充満するけれど、食べてみるとさほど酸っぱくもなく、さっぱりして美味しかったです。細長いというのも食べやすい形でよかった。
(安い)バルサミコ酢は持て余しがちな調味料なので、こうやって使うと大量消費できてよい。
○マグロのお刺身
サクの買い出し担当は弟。腹皮がついていたようで、母が苦戦していました。
もうちょっといい包丁があるとよかったかも。

■副菜・野菜系
○えびせん
油淋鶏用の揚げ油があったため作成。食前のおつまみとして好評でした。
○里芋の素揚げ
私のお薦めの一品。普段は揚げ物をしない実家ですが、今回は揚げもののついでがあったので作ることが出来ました。
皮を剥いて(洗ったり下茹でしたりせず)そのまま揚げるだけ。
やや小さめに切って、塩胡椒をふるとおつまみにぴったりです。
煮物よりもお腹にもたれない感じで沢山食べられます。
○大根と人参のなます
母の定番で、白ごま入り。
○ゆでじゃがいもとゆで人参
ローストビーフのつけあわせとして作成。パセリと塩胡椒をふって、さっぱり仕上げたためか、売れ行きがよかった。
実家のジャガイモがすっかりなくなり買い足したのだが、我が家にはまだ沢山あったのだった。持っていけばよかった・・・。
○黒豆
頂き物。例年作っているものとは違う味付けで、大変美味なものでした。
来年はこの味付けで自作してみなきゃ!
○水菜とりんご千切りサラダ
○伊達巻き
父作。巻き簀で巻く際は、ラップに包むとしっとり感が保たれてよい。
▲今年はお煮染め、酢蓮根は作りませんでした。蒲鉾も数の子も買わず仕舞いでしたが、ダンナサマは数の子が食べたかったみたい。

■お漬け物
(全て母作。母の畑の大根が迷惑なくらい大豊作で、せっせと加工したそうです)
○べったら漬け
○大根の粕漬け
○大根の紹興酒漬け
私にはちょっとしょっぱい気が・・・。微塵切りにして餃子に混ぜるとよいです。
○大根のエゴマの葉入り醤油漬け
エゴマがいい香りでなかなか好みでした。
○大根とショウガ漬け
○太めの切り干し大根のキムチ味漬け

■甘いもの
○台湾のヌガー類
ピーナツヌガー、カボチャの種ヌガー、ピーナツ粉ヌガー、白いヌガーなどなど。
○干し柿と柚子ピール
母が作った柚子ピールは、表面がさっくり白く結晶して、苦味もほどよく大成功。
(京都の和菓子屋さんだったら何千円もしそう)。白く粉を吹いた干し柿と並べて漆塗りのお盆に置くと絵になりました。
でも干し柿は、(特に飲んだ後などは)種を取って小さく切っておいた方が売れ行きがいいみたい・・・。
○花柚子ともち米の蒸し菓子
「今日の料理」にあったレシピで母が作成。今度別記事で紹介する予定ですが、レシピを見たり読んだりする以上に、食べてみると美味しいものでした。
○栗きんとん
母の畑の安納芋とFujika作栗渋皮煮。
安納芋は、色も黄色で綺麗で、甘さもさっぱりしてとても美味しい。母は、来年は安納芋だけにしようかしら、と言ってました。
お芋の裏ごしは母がやってくれていました。
○フルーツケーキ
Fujika持参(旅行前に目を△にしながら焼いた)。フルーツが、もうちょい多めでもよかったかな・・・。
○チョコレートケーキ
頂き物。山口県からのおとりよせの品だそうで、ぜ、ぜ、ぜ、絶品。
こんなものが作れたらよいのだけれど・・・。
たった今気づいたけれど、開封済みの生クリームがあったので添えればよかった。


■おもち
もち米10キロを取り寄せたのだけれど、例年よりお餅の量が少なかったかも。
何故?来年は12キロくらい買ってもいいかな。
○白餅
○よもぎ餅
○ワカメと塩ウニ餅
○青大豆入り餅
○里芋入り餅
○紫蘇の実入り餅
これは今年の新展開(母の案)。今年の秋は紫蘇の実塩漬けを大量生産したため、利活用すべくチャレンジしてみました。
試食まだのため、どんな味か、まだ分かりません。ドキドキ。
追記:食べてみました。プチプチ感はほとんどないけれど、紫蘇の香りが美味しいです。以前ゆかり餅にしたこともありましたが、あれに近いです。もっと沢山作ってもいいかも(紫蘇の実持て余し中のため)。


==================

■■来年のための覚え書き
・叔母および従姉妹がパン好きだし、ローストビーフとパンもとてもあうのでおいしいパンやチーズを買っておくとよい。
(今年は弟が初売り買い出しがてら買ってきてくれました)。
・パン切りナイフがあるとよい。
・粒胡椒とセロリを年末のうちに買っておくとよい。
・今年はなんだか野菜(青物)が不足気味だったのでは?野菜料理で何かいいものないだろうか。
・もち米は12キロあってもよいか。
・例年、「お雑煮って美味しいと思ったことないのよね」と母がぼやきつつ作っているが、来年は、大根、人参、ジャガイモ、塩豚、セロリあたりでポトフを作っておくのはどうだろうか。お雑煮は、ポトフのスープにお餅を浮かせればよいのでは?
少し飽きたらトマトを入れたりカレーに変化させてしまったり出来るし。
・伊達巻きを焼く際は、卵焼き器に油をひき、更にオーブンペーパーを敷くとくっつかなくてよい。来年はオーブンで焼くという手もあるけれど、お父さん、どうでしょう。
・食後に台湾の烏龍茶を淹れたのは好評だったと思う(暖房で乾燥して喉が渇くし、緑茶より沢山飲める気がする)。
ダンナサマお茶係お疲れさまでした。

(自分用)
・年末の長期旅行はやはり避けた方がよい。
・秋のうちに小豆を買って送っておく(近所もしくは桜の産直もしくは旅先などで)。
・我が家の包丁を実家に持参するといいかも。
・美味しいパンがあるのであれば、パテ・ド・カンパーニュなどを作るのはどうだろうか。
・ローストビーフ用にマスタードを持参したのはよかった。わさび醤油もあうので来年はこちらも用意。
・ダンナサマが数の子をリクエストしています。どうせ冷凍なのだからお正月以外の時期にも売ってくれたらいいのに。

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