富貴蘭と戯れる日々

富貴蘭の生長記録です。
画像はクリックで拡大できます。

大江丸縞

2009年06月17日 | 大江丸縞



あれからだいぶ生育しています。
こちらも天葉はちょっと伸びましたが
葉幅もより引いてくれたのは不幸中の幸い。
ボリューム感が出ていかにも大江丸縞らしくなりました。
仔の柄は相変わらずで次の仔に期待です。
でも、いつ出てくれることやら。




下葉が大洞丸の木は上で縞に戻ったまま・・・。
でも、これも不幸中の幸いです。
親木そのものが、付いている仔のような深覆輪になったら
気持ちも暗くなりますが
縞ならしばらくは安心して見ていられます。

そして親木に付いた大洞丸なら
これも外さない限り安心して美しさを楽しめるというものです。
結局、うまく行ったということかな・・買い値は別にして

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幽谷錦

2009年06月16日 | 幽谷錦



蘭舎で早めに生育させると得るものもあれば失うものもあり
これはちょっと失ってしまったクチです。
天葉はいったいどこまで伸びるのか肝を冷やしましたが
次の葉が見えてようやく心が落ち着きました。
これぐらいならまあ、許容範囲・・・でもないか。
締まった姿を維持するのは難しいですね。
コメント (2)
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鈴虫

2009年06月15日 | 鈴虫



あれからまだ間もないのにもう花が咲き出しました。
根は鉢まで届くほど伸びています。
これぐらいの株なら花を咲かせても根が止まることはないでしょう。
これが最初の開花で久々に香りを楽しんでいます。

でもこれからは続々と花芽が動き出しますから
花芽摘みと鉢換え、そして植え替えが同時進行です。

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羆の光

2009年06月14日 | 羆の光



あれから葉繰りは1枚ちょっと。
柄はやや後冴え気味の極黄中透けで
遠目に見ても花が咲いたように美しい一鉢です。



問題は生育ですが、下葉に紺地が多いせいもあってか
仔にまで根が出る元気さで、今のところ衰える気配を見せません。



更に問題なのが天冴え中透けの仔。

下葉はややクリーム色掛かってきたものの天葉は純白で
回りまわって昔の幻の星光殿で完成するのか気を揉むことしきりです。

株のバランスが悪いので早く外してしまいたいと気ははやりますが
それで失敗することが多いのも確か。
蘭は人の心も育てる・・・のかな

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西鶴

2009年06月11日 | 西鶴


昨年はあれからスリップスに少しかじられたようで
葉が短く出て意気消沈していました。
程なく退治。
今年はまた復活して勢い良く生長しています。
そういえば下の仔一本どこかへ行っちゃいましたね。


以前の花芽予定位置から出た仔は
さすがに成長が良いもので早くも付いた花芽は取り去りました。
今年は仔沢山になってくれるかな~。

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水苔の話・・その5(完)

2009年06月08日 | 作について



以前に紹介した植え方で使った竹炭を今年は使いませんでしたから(効果がイマイチで没)
それがそのまま余ってしまいましたので
棚下に置く分は全部この植え方にしようと今も植え替えている最中です。

ということで今は竹炭植えの鉢を2段の棚の下のほうに置いています。
水遣りの際、嫌でも下の棚に水の掛かるのは気になりますが
これだと乾きが早いのでいくら掛かっても平気です。
私の場合、仕事の為、数日水をやれない日がありますから
上の棚もこの方式でやるのはさすがに躊躇してしまいますが、
多分数年先には実行に移すでしょう。

正直言って乾いたミズゴケへの水やりはあまり楽しくないのですが
こっちは少しの水でも竹炭にスッと浸み込みますからそれだけで大満足。
毎日棚へ足を運べることの出来る方は
ついでに朝、夕潅水すれば風蘭も喜びますので
丹精しているような良い気分になれるかもしれません。

また、水遣りの回数が増えるといっても
水の全体の使用量はだいぶ少なくなります。
それに、家族に頼む場合でも特に難しい指示はいりませんので安心です。

もちろん、数日水をやれなくても
根の多い株ではそれで弱るということはなく
むしろ乾燥に耐えるという潜在能力が引き出されて
木勢が付くような気もしています。

半数に竹炭を使えば今後それは植え替えなくて済みますから
もろもろの手間や費用も半分で済みそうです。
全部に使えばあとは水やりしながら眺めるだけ、
これはもう夢のような富貴蘭との付き合いです。

さらに富貴蘭栽培で雨よけの屋根は必需品ですが
これだと必要ないかもしれないと気が付きました。
雨水栽培もしてみたいものです。

ということで、夢はどこまでも広がりますが
今は試運転中、ベータ版の情報でした。

コメント (2)
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水苔の話・・その4

2009年06月08日 | 作について



この品種は墨流し。
昨年の春、発泡スチロールでの冬越しで失敗した分です。
意外に被害は大きく株はボロボロ。
植え替えするのも棚に置いておくのも痛そうな姿をしています。

でも、転んでもタダでは起きないというか、
辛さを楽しみに変えるのが上達の秘訣というもので
これもダメ元で目を背けながらサッと植え替えてみました。

それが芯止まりになった木も下から新芽が出始めています。
最悪の状況からは脱したようで、5作後はどう様変わりするのか
一応、楽しみを見つけることが出来ました。
こんなことがなければ思いつかなかった植え方です。

それにしても、上作を目指す方向とはややベクトルが違っていますから
多分見向きもされないとは思いますが
なかなか植え替えが進まない株も日の目を見ることになるのは嬉しいことです。

また、これは入門者にとっても作という点で敷居が低くなりますので
富貴蘭栽培のブレークスルーになるかもと一人で盛り上がっているところです。

まだ続きますのでお付き合いの程を~。

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水苔の話・・その3

2009年06月07日 | 作について



画像の品種は青軸紺縞です。
昨年、植え替えの終盤、だんだん面倒になってきて
えい!とばかりに竹炭を何枚か重ねて芯にして根を跨がせ
その周囲に竹炭を当て鉢にスポッと収めてみました。
これで植え替え終了、超簡単です。

根の捌きを別にすれば誰がやっても時間は3分と掛からないはずです。
そして展示会に出品して他の人に見せたり、
株分けしたりする必要のない木はこの植え方でも良さそうな感じです。




2年分の新根が竹炭にくっ付いていてそろそろ活着した頃でしょう。
植え込んでから下葉を振るったり古い根が腐ったりの兆候は見えず
木が痩せて作落ちした様子も感じられません。

鉢はほとんど汚れないので換える必要が無く、
もちろん竹炭は腐りませんから
植え替えもこのまま10年はしなくても済みそうです。

また、竹炭に付いた根は湿らせると剥がれやすくなりますから
たとえ株分けなどをする必要が生じても、
それほど植え替えを苦にすることはないでしょう。

これまでもヘゴやコルク、流木、石などに付けて楽しまれてきましたから
これが新発明の栽培法というわけではありませんが
今あるシステム(棚、置き枠、鉢など)をそのまま使えますから邪魔にならず
新たに設備にお金を掛けなくてすむという利点はありそうです。

まだ次回があります。

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水苔の話・・その2

2009年06月06日 | 作について
ミズゴケ植えのデメリットですがほとんどの場合、
前回のメリットの裏を返せば・・・ということになろうかと思います。

まず前回の①ですが、今は入手が容易でも
輸入物はだんだん質が悪くなっており、
特に質の良いコケはおいそれとは買えない値段になってきています。
今後、石油がピークアウトを迎え船賃が更に高くなったら
輸入さえ難しくなるのではと思います。

また、たとえば自然保護団体などが
ニュージーランドの自然破壊はまかりならんなどと言い出し
ミズゴケの採集を禁じてしまえばそれでジ・エンドです。
いつまでも輸入できると思わないほうが自然でしょう。

次に②や③ですが他の人に見せたり展示会に出品したりするつもりがなく
自分ひとりで眺めて楽しむ分には、
別にミズゴケにこだわる必要もないかなと思います。
特に入門者にとっては鉢や長いミズゴケの入手、
また、植え替えなどが相当のネックになっているものと思われます。
私も今でもそうですから。

④の水持ちが良いということは水遣りの加減が難しいということ。
空洞植えなどで乾きを早くするよう工夫はしていますが
有機質の塊ということで雑菌やカビ、虫が繁殖し易く、
根腐れなどの被害はいつまで経っても付き纏います。

⑤のミズゴケを根から外すのは容易ですが
そのかわりコケは劣化しますので
年に1度は植え替えなければなりません。

⑥⑦⑧など増やして売るつもりの人には確かに便利でしょうね。
でも、そのつもりの無い方は・・・・。

ということで今回はここまで。
次回はミズゴケ植えに代わる新たな提案です。
お楽しみに~

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水苔の話・・その1

2009年06月05日 | 作について
・・とはいっても大風呂敷を広げるつもりは無く
単に植え込み材料としてのミズゴケのお話です。

今でこそ、富貴蘭はミズゴケで植え込むものと相場は決まっていますが
ニュージーランドから輸入される以前は良質のものが入手難で、
その頃は山ゴケ、シュロ皮、モクメン、木炭など
身近にある実にいろいろなものを利用して風蘭を栽培していたようです。
そんな先人の工夫、苦労を踏まえつつ
もし、ミズゴケの供給が途絶えても困らないよう、ちょっと考えてみました。
まずはミズゴケ植えのメリット、デメリットからです。

メリットとしては
①入手が比較的容易で、その気になればいつでも買うことができる。
②鉢に植えて置き枠や吊枠に入れ、棚にきれいに並べることが出来る。
③きれいに植え替えると見栄えが良く、展示する場合などは必須。
④水持ちが良いので水遣りの間隔を空けることが出来る。
⑤ミズゴケは根離れが良いので植え替えの際、根を傷めることがない。
⑥乾くと軽くなるので移動が楽。
⑦土と違って逆さにしてもこぼれることが無い。
⑧発送の際、荷造りがしやすい。
⑨都会のマンションのベランダ栽培などでも古いミズゴケの処理に困らない。
などが考えられます。他に何かあるかな?
反対にデメリットとしては次が考えられますが
長くなりますので以下次回のお楽しみです。

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玉川錦

2009年06月05日 | 縞物



あることを発見してから好きな品種になりました。
それは親木の柄が多少悪くてもたくさん仔を出せば
中には良さげな柄もそれなりに出てくれるということ。
そして、仔出し良くその期待に応えてくれる品種です。
お陰でこれ以外にもたくさん鉢はありますので
いつも寄せ植え状態。
青や柄の悪いのは撥ねていますからそれなりに上柄は集まりましたが
好きな品種でありながらも虐げられてる感じです。
いつかは上柄で揃った数本立ちを一鉢で育ててみたいものです。

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舞鶴

2009年06月04日 | 舞鶴



あれから1ヵ月半。
さすが成長の遅い品種だけあって
葉の伸びはちょっとですが
葉数がエネルギー源なのでしょう、
根はたくさん出て元気良く伸びています。

この木はわりと早い時期に仔が絶壁側に回ってくれて
まずは鑑賞できる姿になっています。
現在小さな仔を入れて15本立ちですが
持ち崩すのはまだまだ先の株立ちです。

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初日の出

2009年06月03日 | 初日の出



あれから更にこんもりと葉が茂り
さながらトトロの森のような雰囲気です。




でも、後ろは相変わらずの絶壁。
仔が回って根を隠すのはいつのことか。
前だけ見て気長に育てるしかありませんです。

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卑弥呼

2009年06月02日 | 卑弥呼



これは棚ボタかと喜んだのも束の間。
ちんちくりんな親木に4本の仔では
さすがに力不足だったのか早くもガス欠。
根が止まってしまいました~。
寝た子はなかなか起きないものですが
皮算用で終わらないようがんばりましょう。

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弁慶丸

2009年06月02日 | 弁慶丸



良い方向に変わってくれれば嬉しいのですが
葉持ちの悪さは相変わらず
考えてみると棚で一番気難しい品種かも。
良く作れている人を尊敬してしまいます~。

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