ヘラオオバコ
<オオバコ科オオバコ属>
ヨーロッパ原産。
日本には幕末の頃、渡来。
葉は細長く、へら形で全て根生する。
花茎は蕾をつけたまま伸び、30~80センチになり、
先端に円柱形の花穂をつける。
花の外側に長く伸びた雄蕊が下から順にのびあがる姿が
愛嬌がある。
オオバコ
<オオバコ科オオバコ属>
オオバコを探したが、見つからないので
画像はお借りいたしました。
本来なら
人が踏みつけるような道端や空き地に生えているのに・・。
漢名は車前草(しゃぜんそう)で、
車の通る道にも生えることによる。
この葉や種子は咳止めの薬になる。
初夏に葉間から白い小花を穂状に多数つける。
<俳句歳時記>夏
車前草(おほばこのはな)
[大車前(おほばこ)、おんばこ・かへるば]
車前草の花のよごれや牧場口 鈴鹿野風呂
水車みち車前草早く濡れにけり 飯田 蛇笏
湖畔にて車前草の露滂沱たり 富安風生
話しつゝおほばこの葉を踏んでゆく 星野 立子
車前草今年勤めて日焼けたり 大野 林火