ユキモチソウ&ミミガタテンナンショウ&カラスビシャク
ユキモチソウ
<サトイモ科テンナンショウ属>
山地の林の下にはえる多年草。
葉は二枚で、烏足状、3~5枚の小葉がある。
葉の間に1個の肉穂花序をだす。
雌雄異株。
仏炎苞は紫褐色、内側は黄白色。
外側に白い筋がある。
先端が尾状にまるくとがる。
和名の雪餅草は頭部が球形で雪のように見えることに寄る。
(神代寺植物園にて)
ミミガタテンナンショウ
ミミガタテンナンショウ
<サトイモ科テンナンショウ属>
林下にはえる多年草。
汚紫色の蛇紋がある。
葉は2枚で、小葉は7~11枚、
春、葉より早く花が開く。
仏炎苞の筒部は淡緑色の地に紫色のぼかしがある。
(神代寺植物園にて)
カラスビシャク
カラスビシャク
<サトイモ科ハンゲ属>
空き地などに雑草として見られる多年草。
葉柄は細長く長さ10~20センチ、
下部に珠芽(むかご)がつく。
葉は3小葉からなる複葉。
葉よりも高い20~40センチの花茎をだす。
仏炎苞は緑色または帯紫色で長さ5~7センチ。
漢方では球茎を半夏と言い薬用にする。
(東京の空き地にもだんだん少なくなって見られなくなってきて、
探すのが大変になった。)