ヒガンバナ(彼岸花・曼殊沙華)
<ヒガンバナ科ヒガンバナ属>
人里近くの山野に野生化し群生する多年草。
りん茎は広卵形で大形。
秋の彼岸頃に花が咲くので名づけられた。
土手を真っ赤に染めるのは日本の原風景。
別名のマンジュシャゲ(曼殊沙華)はサンスクリット語(梵語)で、
赤い花と言う意味。
今年は(8月24日)ちょっと時期が早すぎてまだ蕾が多かった。
いつもなら、真っ赤な土手のはず。
春に線形の葉を広げる。
夏に葉が枯れた後、50~70センチの花茎をだし、
真っ赤な花を咲かす。
花茎の先に5~8個の花が付き、花の外に長く突き出た雄しべが、
真っ赤な花をさらに華やかに見せる。
鱗茎にはリコリンと言う強い毒素がある。
彼岸花は、他に死人花(しびとばな)、天涯花(てんがいばな)、
幽霊花(ゆうれいばな)捨て子花(すてごばな)などとも言われる。
この土手は毎年、楽しみにしている。