トキリマメ(吐切豆)
<マメ科タンキリマメ属>
マメ科の実は愉しい。特に赤い実が割れて中から黒い目玉おやじの
ような実がのぞいている風情は大好きだ。
つる性の多年草。
茎は伸びて他の植物に絡みつく。
全体に黄褐色の毛が生えている。
葉は互生し、長い葉柄をもった3出複葉となる。
小葉は卵形で、質は薄く裏面に複毛がある。
花は蝶形の黄色い花。
下はカシワバハグマ
カシワバハグマ(柏葉白熊)
<キク科コウヤボウキ属>
山地の林内に生える多年草。
根茎は横に這う。茎は直立して枝分かれしない。
葉は大きく、長い柄がありふちにあらい歯牙がある。
茎の上部に白っぽい頭花を穂状につける。
名前のハグマ(白熊)とは、ヤクの尾の毛のこと。
下はキッコウハグマ(亀甲白熊)
このキッコウハグマ(亀甲白熊)に関しては・・
もう、高尾山に行くたびに気になっていた。
葉は常緑で茎にいつも花の後か花の前なのか尖った蕾状のもの
がついているのだが、花を見たことが無いのだ。
それは、閉鎖花が多いからだった。たまたま、閉鎖花に初めて出会えた。
奇麗に咲いたキッコウハグマに出会ってみたいものだと
思っている。
オクモミジハグマ(奥紅葉白熊)
腎臓形の葉が茎の中部に4~7枚輪生状につく。
★今日はそんなに要注意の虫ではありません。
アオドウガネ
甲虫目コガネムシ科の草食昆虫。
燈火にもよく飛んでくる。
いろいろな植物の葉を食害する。
今年の夏はよく見かけたし、多く発生した気がする。
俳句は季語霧で
朝霧・夕霧・夜霧・山霧・霧襖(きりぶすま)・霧笛(むてき)
などと使われる。
心の隙に夜霧のタクシー近寄り来 岸田 稚魚