れんげの画像日記

移り変わる季節の庭の花々、お散歩途中で見つけた野の花、
里山での風景などを、日記風に綴って行けたらいいと思っています。

オオハナワラビ(大花蕨)とナガバノコウヤボウキ(長葉高野箒)とホシホウジャク?

2021-11-08 05:56:20 | 野の花と昆虫

オオハナワラビ(大花蕨)
<ハナヤスリ科ハナワラビ属>
地味なのだけれど・こんな寒い時に常緑で胞子をつけているのがけなげだ。
似たものに、フユノハナワラビがあるが、私は区別がつきにくいので、
間違っていたら訂正お願いいたします。

山野に生える。
柄は長く、基部近くで胞子葉を分岐する。
栄養葉は葉軸が三岐する。


葉の先(鋸歯)が少し尖っている。
先端が、少し丸い感じはフユノハナワラビの方。
今度、よく見ておきましょう。(-_-;)

下はナガバノコウヤボウキ(長葉高野箒)

ナガバノコウヤボウキ(長葉高野箒)
<キク科コウヤボウキ属>
落葉小低木。
枝は紫色を帯びる。
本年枝には卵形の葉を互生し、前年枝には節ごとに細長い葉を5~6個
束生する。

花は終わってしまったけれど、これはナガバノコウヤボウキ。
葉はやや硬く、縁に鋭い小さな鋸歯があり、3脈が目立つ。



前年枝に束生する葉の中央に長さ約1,5センチの頭花が、1個ずつつく。
白い小さな筒状花が十数個集まってつく。


下は普通のコウヤボウキ

本年枝の先端に白い頭花を1個つける。

 

            休憩

ナンキンハゼの紅葉

のコーナーは昆虫です。
はじめ、ホシヒメホウジャクかなぁ?と思ったが、
私には、図鑑を見ても解りません。
ホシホウジャク? クロホウジャクにも似ています。
昆虫もよく似ていて、私のカメラで撮ってもこれが精一杯で
間違っていたら・ご指導ください。
少し小さめでした。
トネアザミにせわしなくホバリングして吸蜜していました。

左の端のアザミの上ですが・・・

※解りずらいので、○印付けておきました。

この画像で・・同定するのも難解!かも・・。
問題として・置いておきます。
なんたって…アナクロ世代です。

     俳句は季語夜寒(よさむ)

   あはれ子の夜寒の床の引けば寄る   中村 汀女

有名な一句ですが、何とも言えない温もりが伝わってくる句ですね。

    



 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




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シラネセンキュウ(白根川芎)とサルトリイバラ(猿捕茨)とヤマトシジミ

2021-11-07 03:29:18 | 野の花と昆虫

シラネセンキュウ(白根川芎)
<セリ科シシウド属>
セリ科も色々あるので見極めるのが難しい。
山地の林の下など、日影でも生える白い小さな花の集まりが
花火のようだ。


多年草で、背丈が高いものもある。
根生葉は大形で、長い柄があり、柄の下は袋状に膨らむ。
茎葉は小形で互生する。


葉身は3~4回3出羽状複葉で、裏葉は白つぽい。
枝の先に大形の複散形花序をだし、白色の小さい花を
多数開く。


下はサルトリイバラ

サルトリイバラ(猿捕茨)
<ユリ科シオデ属>
山野に生え、木に絡む落葉つる性植物。
茎は節ごとに屈曲し、まばらに棘がある。


葉は互生し、円形または楕円形。
先端はわずかに突出し、基部は円形。
質は厚くて光沢があり、3~5脈が目立つ。


葉柄は短く、両側が翼状になり、1対の長い巻きひげがある。
雌雄異株。
果実は7~9ミリの球形の液果で、紅色に熟す。

              休憩


お寺の周りのイロハモミジも色づいてきていた。

★ここから、昆虫です。 
この頃は、庭の掃除や水まきの時携帯をポケットに入れて置く。
結構、色々な虫がきたりするのだが、なかなか写すチャンスに恵まれない。
ヤマトシジミも翅の色が冬色になって濃くなってきました。


翅を開いてくれるチャンスも暫し、待たないとなかなか撮れません。


今年はあまり元気がない、ダンギクにとまってくれたヤマトシジミ。


      俳句は季語薄紅葉(うすもみじ)
   釣り橋のふんはり揺れて薄紅葉  望月 実

 

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キッコウハグマ(亀甲白熊)とノササゲ(野大角豆)とツマグロヒョウモンの蛹

2021-11-06 06:10:39 | 野の花と昆虫

キッコウハグマ(亀甲白熊)
<キク科モミジハグマ属>
実は数年来高尾山にて、この葉は見ていたが名が解らず・
花に出会った事も無かった。
時期が合わなかったのかもしれないが、
常緑の葉だけは気になって見ていた。
10月に来た時、花後の様な茶褐色の綿毛を見た。
あぁ‥又、花に出会えなかったのか・と思ったら、
「それは閉鎖花だと思うから、花も見っけられると思う」
と教えてくれた方がいた。
高尾山植物辞典にも、「閉鎖花になることが多い。」と書いてあるが・・
なぜ?花が咲くものと・閉鎖花とをつけるのか?
とても不思議な花だと思って眺めた。花はとても小さくて4~5ミリあるかしら?
(綺麗に写せなかったのが心残りだが・・)

低地~山地の林床、林縁で少し乾燥した木陰に自生する。


葉は茎基部に4~7個が輪生状に5~11個につく。
葉身は、長さ1~3センチ程度の心形で、5角形になる。
(↑これは閉鎖花です。)


本来は、茎を伸ばして、10個以上の花を着けるようだ。
このキッコウハグマは、少しピンクが入っている。

茎頂から長い花茎を伸ばし、その上部に花をつける。
花をたくさんつけた時に出会ってみたいと思う。
楽しみはとって置こう。

下はノササゲの実


ノササゲ(野大角豆)
<マメ科ノササゲ属>
つる性の多年草。葉は3出複葉で互生する。
小葉は長卵形で質は薄く、裏面は白色を帯びる。
頂小葉長さ3~15センチ、幅2~6センチある。


葉のわきから出る花序に、15~20ミリの淡黄色の蝶形の花をつける。


9月のノササゲの花


豆果は熟すと淡紫色になり、中に3~5個の青い実がなる。


なかなか、この時期には出会えない‥のが残念だ。

              休憩

道端のキンエノコロ

★我が家の鉢に勝手に生えるタチツボスミレの葉を食草にする
  ツマグロヒョウモンの蛹お腹が銀色の点が♂金色が♀だそうだ。
 黒に銀色の点は輝いて不思議に見えます。




        俳句は季語
   三日月・上弦の月・下弦の月・月白・月代(つきしろ)
   月夜・月光・月明(月名)などと使う。

   月白の戸口にゐたり聖書売り  辻 桃子

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シロヤマブキ(白山吹)の実とツワブキ(石蕗)の花とスグリゾウムシ

2021-11-05 09:56:33 | 野の花と昆虫

シロヤマブキ(白山吹)
<バラ科シロヤマブキ属>
山地にたまに自生するそうだが、庭や公園によく植えられる。
一重の山吹の種は小さいが、シロヤマブキの種子は
大きな黒い実でよく目立つ。


落葉低木。
葉は対生し、卵形で先は尖り、縁に鋭い重鋸歯がある。

そう果は4個、長さ訳ミリの楕円形で黒く熟し、光沢がある。


春、3~4センチの白い花を枝先に、1個開く。
花弁は4個。長さ1~1,5センチの狭卵形で、4個の針状の
福萼片がある。

下はツワブキ

ツワブキ(石蕗)
<キク科ツワブキ属>
野性では、海岸や海辺の山などに生える常緑の多年草。
よく庭に植えられている。
径5センチほどの頭花を散房状につける。

葉は蕗に似て厚く、表面に艶があるのでこの名がある。
若い茎を佃煮二するのが、キャラブキになる。

葉はあぶって、腫物などに張る。

            休憩

見上げたら、ほんの少し・・紅葉していたイロハモミジ

★S公園で出会ったたぶん・・スグリゾウムシ

スグリゾウムシ
小さいわりには力強そうな腰回り(笑)
よく探せば‥都会の公園でも色々な昆虫に出会うから不思議です。

      俳句は秋の季語夜長(よなが)
    長き夜(長清)・夜長しなどとも使う。

    長き夜や夫と異なる刻を持つ 小川 濤子

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チカラシバ(力芝)とセイタカアワダチソウ(背高泡立草)とツチイナゴ

2021-11-04 04:03:56 | 野の花と昆虫

チカラシバ(力芝)
<イネ科チカラシバ属>
力を入れても簡単には抜けない。
枝先の実をしごいて採ると、丸まった栗に見えたり、毛虫に見えたりするので
よくしごいて遊んだものだが・・今の子達には程遠い世界だろう。


道端や草地の日当たりのよい場所に生える。
根がしっかりと張り、引き抜けないことから、この名がある。

小さな二つの花が集まつた物が小穂で、小穂が集まつつぁものが
花序になる。花序は10~20センチ。


小穂に暗い紫の毛があるので花序歯ブラシのように見える。


下はセイタカアワダチソウ


セイタカアワダチソウ(背高泡立草)
<キク科アキノキリンソウ属>
北アメリカ原産の帰化植物で、土手や荒れ地に大群落を作ったものだ。
他の植物が育つのに害になる物質をだして蔓延ったが、
そのことが、かえって自分自身
を育てる害になり、
この頃は、少なくなってきている。


名前は同属のアキノキリンソウ(アワダチソウ)より背丈が高くなる
事から、この名がある。


10~50センチの長い花序をつけ、直径5ミリほどの
小さな黄色い頭花を多数つける。

            休憩

オオバン
かな・。
赤い嘴のバンは見られなくなっている。

★今日の昆虫は、ツチイナゴかな?

ツチイナゴ(土蝗・土稲子)
バッタ類は普通、秋に卵を産み。卵で冬を越し、翌春に孵化した
幼虫が育って、夏に成虫になるが・
ツチイナゴは春に卵を産み、夏少し前に卵が孵化し、夏から秋にかけて
成虫になると言うサイクル・があるそうだ。
卵で冬越資するのでなく成虫で越冬する珍しいバッタなのだそうです。

    
      俳句は季語飛蝗(ばった)
      蟯蚸(ばった)・はたはた・きちきちなどと使う。

      飛ぶばつた道なき道を得意とす  山口 洸

 

 

 

 

 

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サネカズラ(真葛)の実とヤマブキ(山吹)の実とハリカメムシ

2021-11-03 06:30:12 | 野の花と昆虫

サネカズラ(真葛)
<マツブサ科サネカズラ属>
この赤い実を見ると、和菓子の京鹿の子が食べたくなる。
いかにも、美味しそうだ。
しかし食べられない。
渋くて苦くて食べられたものではないのです。

葉は互生し、長楕円形または長卵形の常緑の蔓性。
雌雄異株。
別名のビナンカツラ(美男葛)は、水に樹皮を浸してとるネバネバの
液体が、髪型を整えるために使われたことから名づけられた。

雌花は花後、花床が球体に膨らみ、球形の赤い果実をつける。


 

下はヤマブキの実

ヤマブキ(山吹)の実
<バラ科ヤマブキ属>
山地の湿ったところに生える落葉低木。
冬場など、細長い緑の枝だけが目立つ。
有名な「七重八重花は咲けども山吹の実の一つだになきぞ悲しき」があるが、
一重の花にはきちんと花後に4粒の種子が暗褐色に実ります。


始め、山吹に実がつかないものと、勘違いして
見つけた時の不思議さを思い出し懐かしい。


果実はそう果で長さ約4ミリの広楕円形。
古くは「山振」の字があてられた。



              休憩

お薦めの絵本です。

  ★昆虫のコーナーです。

エビイロカメムシかと思われます。
★ハリカメムシでした!
(☆彡himeちゃん、ありがとう。そうねぇ‥
エビ色ではないのが気になっていました。)

お散歩の緑道で出会いました。
間違っていたら、ご指導くださいね。

     俳句は季語文化の日で、
   (今日は休日の文化の日なので。)

    背表紙の揃わぬままに文化の日 藤盛 愉皐

 

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クコ(枸杞)の花とリュウノウギク(竜脳菊)とハラグロオオテントウ

2021-11-02 07:04:16 | 野の花と昆虫

クコ(枸杞)
<ナス科クコ属>
なぜかは解らないけれど?今年のクコの花の色は濃い。
私好みの色だけれど、気候に関係があるのかしらと思うほど、

紫色が鮮やかだ。

川の土手や溝の縁などに多く見られる落葉低木。
茎は根元から生えて、枝は弓状に垂れ下がる。

若枝にはしばしば刺状の小枝がある。
葉は束生し、倒披針形で質は柔らかい。


直径1センチほどの紫色の花を1~4個咲かす。
先は5裂する。
果実は長さ,1,5~2,5センチの(画像では丸いのだが)
普通、楕円形の液果で、橙紅色に熟し、食べられる。

 

下はリュウノウギク

リュウノウギク(竜脳菊)
<キク科キク属>
日当たりのよい山地に生える多年草。
竜脳に似た香り(葉を揉むといい匂いがする)がするので、
この名がある。

葉は互生、卵状で3中裂し、裏面に毛があり灰白色を帯びる。

舌状花は普通白色でのちに少し淡紅色になる。

        
            休憩


コナラのドングリ

    ★今日は黄色いテントウムシ(#^.^#)
    ナミテントウかと思ったけれどクリサキテントウかなぁ??

💛himeちゃん、ありがとう♪ハラグロオオテントウでした!
(図鑑とぴったりあっています。もう~どこ探してるんだろうなぁ~??)
そうなのとても大きくて計ってはいないないけれど1センチ以上はありました!


結構大きめのテントウムシでした。1センチ以上あります。
前胸背板に1対
上翅に1-3-3の黒紋が並ぶ。
クワキジラミを捕食。近年、関東にも見られる。
  

          俳句は季語落葉(おちば)
     落葉掻(おちばかき)・柿落葉・朴落葉(ほうおちば)
       銀杏落葉(いちょうおちば)落葉籠(おちばかご)など使う。
      
       落葉踏む音のひとりになりたがる 後藤 比奈夫
    

 

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ツリバナ(吊花)の実とヌバタマ(射干玉)と小さなカタツムリ

2021-11-01 04:58:31 | 野の花と昆虫

ツリバナ(吊花)の実
<ニシキギ科ニシキギ属>
ツリバナの実は何と言っても愛嬌があり、可愛い。
本当なら、旅先の山道で出会いたい。
今年は、人の家の庭先で見つけたものだ。


普通は山地に生える落葉低木。
春に葉脈から柄をだし、淡緑色、または淡紫色を帯びた花を開く。

数年前の6月初め頃、軽井沢に行った時に出会ったツリバナの花。
この花は、少し薄紫がかっていた。

葉は対生し、卵形または倒卵形で縁に細かい鋸歯がある。
花弁・雄しべ・萼片ともに5個。


蒴果は、直径9~12ミリの球形で熟すと5裂し、朱赤色の
仮種皮に包まれた種子が現れる。


下は本来はヒオウギ(檜扇)の実で、夜にかかる枕詞の
この実が黒であることから、特にヌバタマ(射干玉)と言う。

ヒオウギのヌバタマ(射干玉)
<アヤメ科ヒオウギ属>
普通、山地の草原に見られるが、翼庭や公園に植栽されている多年草。


葉は広い剣状で扇形に並び、多少白っぽい。


6月頃、花は花被片6個で水平に開き楕円状へら形、
黄赤色で内側に濃い暗紅点が多数ある。


種子は光沢のある黒色で、ぬば玉と呼ばれる。
葉の並び方が、桧扇に似ているのでこの名がある。

           休憩
 モクゲンジ(木欒子)


モクゲンジの実


淡紅色に熟した袋状の果実が割れて、中から黒い種子が現れる。

★だんだん寒くなって緑道でも虫に出会えない。
小さな、カタツムリにであった。

          俳句は季語秋風
     秋の風・金風・素風(そふう)・爽籟(そうらい)などと使う。
    
      石山の石より白し秋の風  松尾 芭蕉

      秋風やひとさし指は誰の墓 寺山 修司

 

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