日本の著者の場合には、専門書でさえ通例だが、殆ど、索引がない。
外国の専門書などでは、索引のない本など皆無の筈だが、何故か、翻訳本には、索引が省略されている場合が多い。
例えば、手元に、ジャック・アタリの「金融危機後の世界」と「21世紀の歴史」があるが、索引はないし、また、ジョセフ・E・スティグリッツの「フリーフォール」と「世界を不幸にするアメリカの戦争経済」にも、全く、索引のページはない。
恐らく、本人が知ったら、黙ってはいないだろうと思う。
私の場合には、経済学書や経営学書が多いのだが、何かの拍子に思い出して復習したり、引用したりする場合があるのだが、索引のない本だと、ページを全部繰って探し出さなければならない。
尤も、大切だと思って読む本は、鉛筆で傍線を引いたり、付箋を貼ったりしているので、かなり探し易いが、それでも、検索は大変である。
先日など、翻訳本には索引がなかったので、アメリカのアマゾンで原書の索引ページを開いて探し、大体のページを予測して検索した。
私は、アメリカのビジネス・スクールで、2年間学んだので、沢山のテキストや専門書と格闘したが、あの時は、索引ページの完備した原書の有難さを身に沁みたのだが、日本から持ち込んだ日本語の専門書には、殆ど索引などはなかった。
テキストや専門書など学術書は、引用されてこそ値打ちがあるのだし、学術書としての意味がある筈なのに、日本人の学者は、自分の著書に、索引がないのが、如何に、学術書としての資格要件を欠き、恥ずべきことであるか、また、読者をないがしろにしているのだと言うことが分からないのであろうかと思う。
昔、「クリープのないコーヒーなんて・・・」と言うTVコマーシャルがあったが、「索引のない学術書・専門書なんて、全く、ナンセンス」と言うべきだろうと思う。
グーグルがいみじくも証明しているように、情報・知識は、検索が命である。
デジタル革命あってこその検索であり、検索あればこそ、ICT革命が生きているのである。
何故、検索を削除するのか。
出版社のコスト優先が総てであろうと思う。
ページ数を削減できるのと、検索ページを作成する手間暇が省ける。
しかし、そのコスト削減効果が、専門書や学術書の価値を台無しにしてしまっている。
このような慣例を出版社が維持し続ける限り、或いは、このような本を反省もせずに、「読むべき本」などと大書してディスプレイしている書店がある限り、益々、日本の出版・書店業界の明日が暗くなるのは、当然であろうと思う。
外国の専門書などでは、索引のない本など皆無の筈だが、何故か、翻訳本には、索引が省略されている場合が多い。
例えば、手元に、ジャック・アタリの「金融危機後の世界」と「21世紀の歴史」があるが、索引はないし、また、ジョセフ・E・スティグリッツの「フリーフォール」と「世界を不幸にするアメリカの戦争経済」にも、全く、索引のページはない。
恐らく、本人が知ったら、黙ってはいないだろうと思う。
私の場合には、経済学書や経営学書が多いのだが、何かの拍子に思い出して復習したり、引用したりする場合があるのだが、索引のない本だと、ページを全部繰って探し出さなければならない。
尤も、大切だと思って読む本は、鉛筆で傍線を引いたり、付箋を貼ったりしているので、かなり探し易いが、それでも、検索は大変である。
先日など、翻訳本には索引がなかったので、アメリカのアマゾンで原書の索引ページを開いて探し、大体のページを予測して検索した。
私は、アメリカのビジネス・スクールで、2年間学んだので、沢山のテキストや専門書と格闘したが、あの時は、索引ページの完備した原書の有難さを身に沁みたのだが、日本から持ち込んだ日本語の専門書には、殆ど索引などはなかった。
テキストや専門書など学術書は、引用されてこそ値打ちがあるのだし、学術書としての意味がある筈なのに、日本人の学者は、自分の著書に、索引がないのが、如何に、学術書としての資格要件を欠き、恥ずべきことであるか、また、読者をないがしろにしているのだと言うことが分からないのであろうかと思う。
昔、「クリープのないコーヒーなんて・・・」と言うTVコマーシャルがあったが、「索引のない学術書・専門書なんて、全く、ナンセンス」と言うべきだろうと思う。
グーグルがいみじくも証明しているように、情報・知識は、検索が命である。
デジタル革命あってこその検索であり、検索あればこそ、ICT革命が生きているのである。
何故、検索を削除するのか。
出版社のコスト優先が総てであろうと思う。
ページ数を削減できるのと、検索ページを作成する手間暇が省ける。
しかし、そのコスト削減効果が、専門書や学術書の価値を台無しにしてしまっている。
このような慣例を出版社が維持し続ける限り、或いは、このような本を反省もせずに、「読むべき本」などと大書してディスプレイしている書店がある限り、益々、日本の出版・書店業界の明日が暗くなるのは、当然であろうと思う。