ワールドカップで、日本チームは、スコットランドに勝利して、ベスト8と言う歴史的な快挙を成し遂げた。
殆ど、スポーツ番組を、テレビで、全試合を最初から最後まで見たことのない私だが、今回の対スコットランド戦は、サモア戦と同様に、全部見た。
十分な知識はないのだが、日本が負けるわけはないと思っていたので、何の不安もなく見ることができたと言うこともある。
勝負事を全くしないのも、負けると我慢が出来なくなり、勝つと相手が可哀そうになる性分なので、スポーツの観戦も、こんな所為か、あまり見なくて、ファンの阪神の試合も、結果だけ見ることにしていた。
さて、今回のラグビーを観ていて、私が非常に興味深く思ったのは、全31人の選手のうち15人が外国出身であると言うことで、正に、コスモポリタンと言うか国際色豊かなチームであることである。
日本代表メンバーになるためには、色々な要件があり、また、本人の意思も重要だと思うのだが、本来の自身の故国ではなく、外国とも言うべき日本の旗を背負ってプレイすることが、如何に大変かと思うと、私には驚異であり、そのような環境を、外国人に対してはそれ程オープンではなかった日本で実現していると言うことへの驚きである。
私自身、アメリカでMBA教育を受けて、仕事の関係で、アメリカ、ブラジル、オランダ、イギリスで、足かけ14年海外生活を送って来ており、また、1泊以上した国が、40か国以上に亘っていて、異人種の坩堝を掻い潜って生活してきたので、国際的な生活環境には、何の抵抗も不安もないのだが、しかし、どう考えても、日本人であると言う意識はぬぐえず、日本人であることを止められるとは思えない。
ブラジルとイギリスでは、永住権を持っていたので、移住は出来たが、その気もなかったし、日本での仕事や生活があったので、意識にも乗らなかった。
随分長い人生を送っていると、何度か、転機があり、転身の誘惑に誘われることがって、岐路に立つことがあるのだが、中々、その勇気を奮えずに、まあいいかと言った調子で、そのまま、それまでの軌道を走り続けてしまい、後悔することが多かった。
さて、今回、話題にしたかったのは、こんなことではなく、やはり、閉鎖的な島国日本も、随分、門戸を開放して、外国にオープンになったことである。
今度のラグビーの日本代表には、ニュージーランド、韓国、トンガ、南アフリカ、オーストラリア、サモアの出身者がいて、勿論、主に、ラグビー大国の出身者だが、国際的な対抗試合であるから、日本のプロ野球とは違って、選手の意識にも、特別な日本への思いがあるのであろうと思う。
オリンピックやパラリンピック、そして、ラグビーでも、サッカーでも、野球やソフトボールでも、その他のスポーツの国際試合でも、あれだけ、日本人も世界中の観客もが、自国チームの勝敗に一喜一憂して熱狂するするのを観ていると、自国へのアイデンティティ意識の強烈さを実感し、選手にとっては、その国の国旗を背負って戦うことが、如何に、特別かと言うことを、感ぜざるを得ないのである。
私は、日本の鎖国政策や、キリシタン禁制などの排外政策が、日本の歴史的発展をスキューしてきたと思っており、奈良飛鳥時代のように、シルクロードをオープンにして、ペルシャやギリシャの文化文明が自由に行き来していた頃を理想としているので、日本の国を、もっともっと、オープンにすべきだと思っている。
そのような意味で、今回のラグビー日本代表の国際色豊かな混成チームの大活躍が、日本の国際化、コスモポリタン志向の発展に繋がって行くような気がして、非常に、嬉しかったのである。
(追記)口絵写真は、インターネット記事から借用。
殆ど、スポーツ番組を、テレビで、全試合を最初から最後まで見たことのない私だが、今回の対スコットランド戦は、サモア戦と同様に、全部見た。
十分な知識はないのだが、日本が負けるわけはないと思っていたので、何の不安もなく見ることができたと言うこともある。
勝負事を全くしないのも、負けると我慢が出来なくなり、勝つと相手が可哀そうになる性分なので、スポーツの観戦も、こんな所為か、あまり見なくて、ファンの阪神の試合も、結果だけ見ることにしていた。
さて、今回のラグビーを観ていて、私が非常に興味深く思ったのは、全31人の選手のうち15人が外国出身であると言うことで、正に、コスモポリタンと言うか国際色豊かなチームであることである。
日本代表メンバーになるためには、色々な要件があり、また、本人の意思も重要だと思うのだが、本来の自身の故国ではなく、外国とも言うべき日本の旗を背負ってプレイすることが、如何に大変かと思うと、私には驚異であり、そのような環境を、外国人に対してはそれ程オープンではなかった日本で実現していると言うことへの驚きである。
私自身、アメリカでMBA教育を受けて、仕事の関係で、アメリカ、ブラジル、オランダ、イギリスで、足かけ14年海外生活を送って来ており、また、1泊以上した国が、40か国以上に亘っていて、異人種の坩堝を掻い潜って生活してきたので、国際的な生活環境には、何の抵抗も不安もないのだが、しかし、どう考えても、日本人であると言う意識はぬぐえず、日本人であることを止められるとは思えない。
ブラジルとイギリスでは、永住権を持っていたので、移住は出来たが、その気もなかったし、日本での仕事や生活があったので、意識にも乗らなかった。
随分長い人生を送っていると、何度か、転機があり、転身の誘惑に誘われることがって、岐路に立つことがあるのだが、中々、その勇気を奮えずに、まあいいかと言った調子で、そのまま、それまでの軌道を走り続けてしまい、後悔することが多かった。
さて、今回、話題にしたかったのは、こんなことではなく、やはり、閉鎖的な島国日本も、随分、門戸を開放して、外国にオープンになったことである。
今度のラグビーの日本代表には、ニュージーランド、韓国、トンガ、南アフリカ、オーストラリア、サモアの出身者がいて、勿論、主に、ラグビー大国の出身者だが、国際的な対抗試合であるから、日本のプロ野球とは違って、選手の意識にも、特別な日本への思いがあるのであろうと思う。
オリンピックやパラリンピック、そして、ラグビーでも、サッカーでも、野球やソフトボールでも、その他のスポーツの国際試合でも、あれだけ、日本人も世界中の観客もが、自国チームの勝敗に一喜一憂して熱狂するするのを観ていると、自国へのアイデンティティ意識の強烈さを実感し、選手にとっては、その国の国旗を背負って戦うことが、如何に、特別かと言うことを、感ぜざるを得ないのである。
私は、日本の鎖国政策や、キリシタン禁制などの排外政策が、日本の歴史的発展をスキューしてきたと思っており、奈良飛鳥時代のように、シルクロードをオープンにして、ペルシャやギリシャの文化文明が自由に行き来していた頃を理想としているので、日本の国を、もっともっと、オープンにすべきだと思っている。
そのような意味で、今回のラグビー日本代表の国際色豊かな混成チームの大活躍が、日本の国際化、コスモポリタン志向の発展に繋がって行くような気がして、非常に、嬉しかったのである。
(追記)口絵写真は、インターネット記事から借用。