
二日続きの良い天気で、今日は、ビックサイトで開催中の「計測展2005TOKYO」に出かけた。
基調講演の東大工学部須賀唯知教授の「インターコネクト・エコデザイン―未来のための製造技術」を聞いた。
NHKのTV番組「ためしてガッテン」で、大分以前に、金属の塊ををくっ付けて人間がぶら下がっても離れないと言う実験をしていたが、表面の酸化幕を綺麗にすれば、電子のマイナスイオンの働きで常温接合が可能なのだと言うことらしいが、とにかく、門外漢には全く分らない話。このように「くっ付くとは何か」を20年以上研究されているとか、それなりに面白かったが、このような地味で地道な基礎研究が日本の製造技術を支えているのだと感激して聞いていた。
日本の製造業における最先端の技術を垣間見たくて、計測展に行ったのだが、素人のアプローチできる分野はなく、一回りして会場を出た。
天気が良かったので、一度、ヴィーナスフォートを見たくて、青海方面に向かって歩くことにした。
以前には、大前研一著の本まで出て、鳴り物入りでオープンして、お台場の案内所には大々的に出ていたが、今回、ビックサイトに置いてある地図やパンフレットを見て、いくら探してもヴィーナスフォートの名前など全く出てこない。
それもその筈、いつからそうなったのか知らないが、「パレットタウン」と言う一つのアミューズメント・ショッピングセンターの中に取り込まれて居るのである。
ヴィーナスフォートの建物は、一階が、「サンウオーク」と言う子供服からスポーツ用品、バラエティ雑貨、フードショップ等々雑多なショッピングセンターで、18世紀のヨーロッパの美しい街並みをモチーフにしたと言う「ヴィーナスフォート」は、二階と三階である。
私は、大前さんの本に新しいショッピングアーケードの幕開けを感じて期待していたのだが、結論から言えば、実に中途半端なショッピングモールだと思った。
規模から言っても小さいし、建物や内装も中途半端でクオリティが感じられない擬古的ヨーロッパ風だし、それに、入っている店そのものの質が問題で、何故、ここまで来て若い女性がショッピングしなければならないのか、チャームポイントがあるのかないのか、全く、そのコンセプトが分からないのである。
それに、レストランのヴァリエーションは良いとしても、オープンエアーなら良いのだが、閉鎖された建物の中なので、店舗との棲み分けが不十分で臭気が気になるし、それに、時間によって色が変わるという天井のドームが、何故か侘しいほど寂しいのである。
最近、品川、汐留、六本木、銀座、秋葉原、東京駅前等々、魅力的なショッピングの街が整備されてきているし、それらさえ結構苦戦しているのだから、ヴィナースフォートは大変だろうと思う。
その所為かどうかは知らないが、また、休日は来客で混むのかも知れないが、平日の午後だったので、客は非常に少なかった。
台湾か中国の団体が入っていて、3美神のヴィーナス像の前やあっちこっちで記念写真を撮っていたが、買い物をしている風ではなかった。
ところで、ヴィーナスフォートの出口から、隣のトヨタの「メガウエブ・ヒストリーガレージ」に繋がっている。
この博物館風のガレージには、所狭しと昔懐かしい世界のクラシック・カーが並んでいて、鏡の間に並べられた車など壮大な車展示場の様に広がっていて壮観である。
ガレージに、1958年型の大きなキャデラックがあったが、ガルブレイスが「豊かな社会」の中で、たった一人の人間を乗せるのに尾びれのついた6トンもの鉄の塊が必要なのかと、私的部門の無駄を糾弾した車を見て感に耐えなかった。
場内が暗い所為もあって、内装も中々のもので古いアメリカを感じさせてくれる街並みやレストランも雰囲気があって良い。
グリースと言うショップがあって、ここには3000種以上と言う世界中から集めたミニカーや車関係の書物や関連グッズが展示販売されていて、マニアには堪らないと思う。
2階には、アレッサンドロ・ナニーニと言うイタリアンカフェがあり、その後の壁面と棚に貴重なモーター・スポーツ・コレクションが納められている。
私は、ここで、カフェ・マキアートを頂きながら小休止していたが、誰も居ない静かな午後を楽しませて貰った。
隣接するトヨタのシティショウケースにも入ったが、ここには、結構客が居た。
ホリエモン事件でテレビに良く出たフジテレビの並びに高層のアパートらしき建物が2棟工事中だったが、お台場には、他にタワークレーンはあがって居なかった。
基調講演の東大工学部須賀唯知教授の「インターコネクト・エコデザイン―未来のための製造技術」を聞いた。
NHKのTV番組「ためしてガッテン」で、大分以前に、金属の塊ををくっ付けて人間がぶら下がっても離れないと言う実験をしていたが、表面の酸化幕を綺麗にすれば、電子のマイナスイオンの働きで常温接合が可能なのだと言うことらしいが、とにかく、門外漢には全く分らない話。このように「くっ付くとは何か」を20年以上研究されているとか、それなりに面白かったが、このような地味で地道な基礎研究が日本の製造技術を支えているのだと感激して聞いていた。
日本の製造業における最先端の技術を垣間見たくて、計測展に行ったのだが、素人のアプローチできる分野はなく、一回りして会場を出た。
天気が良かったので、一度、ヴィーナスフォートを見たくて、青海方面に向かって歩くことにした。
以前には、大前研一著の本まで出て、鳴り物入りでオープンして、お台場の案内所には大々的に出ていたが、今回、ビックサイトに置いてある地図やパンフレットを見て、いくら探してもヴィーナスフォートの名前など全く出てこない。
それもその筈、いつからそうなったのか知らないが、「パレットタウン」と言う一つのアミューズメント・ショッピングセンターの中に取り込まれて居るのである。
ヴィーナスフォートの建物は、一階が、「サンウオーク」と言う子供服からスポーツ用品、バラエティ雑貨、フードショップ等々雑多なショッピングセンターで、18世紀のヨーロッパの美しい街並みをモチーフにしたと言う「ヴィーナスフォート」は、二階と三階である。
私は、大前さんの本に新しいショッピングアーケードの幕開けを感じて期待していたのだが、結論から言えば、実に中途半端なショッピングモールだと思った。
規模から言っても小さいし、建物や内装も中途半端でクオリティが感じられない擬古的ヨーロッパ風だし、それに、入っている店そのものの質が問題で、何故、ここまで来て若い女性がショッピングしなければならないのか、チャームポイントがあるのかないのか、全く、そのコンセプトが分からないのである。
それに、レストランのヴァリエーションは良いとしても、オープンエアーなら良いのだが、閉鎖された建物の中なので、店舗との棲み分けが不十分で臭気が気になるし、それに、時間によって色が変わるという天井のドームが、何故か侘しいほど寂しいのである。
最近、品川、汐留、六本木、銀座、秋葉原、東京駅前等々、魅力的なショッピングの街が整備されてきているし、それらさえ結構苦戦しているのだから、ヴィナースフォートは大変だろうと思う。
その所為かどうかは知らないが、また、休日は来客で混むのかも知れないが、平日の午後だったので、客は非常に少なかった。
台湾か中国の団体が入っていて、3美神のヴィーナス像の前やあっちこっちで記念写真を撮っていたが、買い物をしている風ではなかった。
ところで、ヴィーナスフォートの出口から、隣のトヨタの「メガウエブ・ヒストリーガレージ」に繋がっている。
この博物館風のガレージには、所狭しと昔懐かしい世界のクラシック・カーが並んでいて、鏡の間に並べられた車など壮大な車展示場の様に広がっていて壮観である。
ガレージに、1958年型の大きなキャデラックがあったが、ガルブレイスが「豊かな社会」の中で、たった一人の人間を乗せるのに尾びれのついた6トンもの鉄の塊が必要なのかと、私的部門の無駄を糾弾した車を見て感に耐えなかった。
場内が暗い所為もあって、内装も中々のもので古いアメリカを感じさせてくれる街並みやレストランも雰囲気があって良い。
グリースと言うショップがあって、ここには3000種以上と言う世界中から集めたミニカーや車関係の書物や関連グッズが展示販売されていて、マニアには堪らないと思う。
2階には、アレッサンドロ・ナニーニと言うイタリアンカフェがあり、その後の壁面と棚に貴重なモーター・スポーツ・コレクションが納められている。
私は、ここで、カフェ・マキアートを頂きながら小休止していたが、誰も居ない静かな午後を楽しませて貰った。
隣接するトヨタのシティショウケースにも入ったが、ここには、結構客が居た。
ホリエモン事件でテレビに良く出たフジテレビの並びに高層のアパートらしき建物が2棟工事中だったが、お台場には、他にタワークレーンはあがって居なかった。