青森県の先生から、マイ新聞をぜひ写真入りで紹介してほしいというご要望が入ったので、こども本人の了解を得て写真を載せています。
学級でのチャレンジ「マイ新聞」
A4サイズの新聞用紙に毎日宿題で書いてくることになっています。
「ルーパーファスナー(この道具がけっこうポイント!)」というクリップで束にしてとめ、100枚までは壁に画鋲で掲示することができます。100枚を超えると重さで落ちてしまうので、いったん束にして表紙をつけ、100号ごとに達成したことを讃える表彰状を出してあげました。
書く内容は、「生活日記」「授業の復習」「調べたことのまとめ」「考えたこと」「取材したこと」「ニュースを見て」「新聞を読んで」「ドラマを見た感想」などなど、どんなことでもいいから書く。書くことで自分を振り返り、自分を見つめ直すことができるでしょう。
また圧倒的な量の文章を書こうとすることによって、自然に知識が増え、学習が加速化するであろうと考えて取り組んでいます。
知識偏重教育の弊害とよく言われてきましたが、私はそうは思いません。楽に知識を得られればその方が良いし、できるだけ多くの知識を得ている方が、智慧が湧きやすいからです。
智慧とは知識の再編成ですから、知識が少ない子に、もっと工夫して考えるんだと言ってもそれは無理な話です。
今シーズン、この「マイ新聞」の取り組みでは、クラス21人中2人が1500号まで書きました。1400号が1人、1200号1人と4人が1000号を超えました。
真っ先に1000号達成した子がこう書いています。
「みなさん、新聞を楽しんでいますか?? 私は最近です。楽しみ始めたのは。たしか800号こして、900号行くちょい前の時でした。自然に楽しくなってきました。自分で書いていて、読み返すと笑っちゃう時があります。なので楽しめばいいのです。
楽しんだだけじゃだめだと思うけれど。でも、私は楽しんでたからここまで行けたんだと思います。」
まさに「AHA!体験」ですね。
ドーパミン出まくりといった感じです。