卒業式の意義 【マインドマップ】

卒業式の練習にあたって大事なことは、こどもたちに「卒業式の意義」をきちんと理解させ、「どんな卒業式にしたいのか」を明確にしてから指導をしていくことだと思っています。

2007年3月に私の学級を卒業していったこどもたちは、それはそれは素晴らしい意識で卒業式をやり遂げてくれました。

目標意識・・・・・世界一の卒業式を絶対にやる!

そのために・・・・練習から本番まで、自分たちの力で進めていく。そのために卒業対策チームを作る。

こうして卒業式という“最後の授業”を“最高の授業”にすべくチャレンジしたこどもたちでした。

本番では感動で涙が出そうになるのを必死にこらえている姿が印象的でした。
こどもたちは、なぜ涙をこらえようとしたのでしょうか?

式終了後、ある女子がこう話しました。

「私たちは世界一の卒業式をやると決めたじゃないですか。それで音楽の先生からも言われていたんです。
『世界一にしたいのならば、世界一の歌声にする必要もあるんじゃない?だから泣いて歌えなくなるというのはダメかな。』
だから私たちは絶対に泣かないで、最後まで歌い切ると心に決めていたんです。」

この卒業式は本当にさわやかな春風のような空気に包まれていました。




さて、写真のマインドマップは私が考えた「卒業式の意義」を表現したものです。

基本アイデアになるメインブランチを「最後の授業」「個人」「保護者」「地域」「学校」という5本にし、そこから発想を広げていきました。このマインドマップを元に指導をし始めたら、最低でも2時間は授業をしないと指導しきれないでしょう。

ただし、あえて授業をするのではなく、指導する側が、マップにかかれたものを卒業式練習指導のバックボーンに持っていることで、自然に指導の中に織り交ぜられるものだと思います。
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「あひるとうさぎと」 さとこと月 【マインドマップ】

昨年の9月に知り合った方がいます。
岡村孝子さんのバックでキーボードを弾いていらっしゃる方です。

さとこと月」という3人グループを中心に活動をし、「あひるとうさぎと」という童謡をアレンジしたCDを発売しています。

10月には、その「あひるとうさぎと」というCDを学校現場でぜひ聴いてほしいというご要望に応えて、私のクラスでは全曲を聴いてみました。そして子ども達の率直な感想をお届けしました。(その時の記事です。)


じつは私もCDを聴いて、なんだかよく分からなかったのです。
不思議な感覚・・・・・

そこで4ヶ月たったある日、CDを聴きながらマインドマップで描いていったら何か分かることがあるだろうと思いついたわけです。

それが写真のマップ。

何が分かったのか???

うんうん、確かに分かったことがありました。

(1)童謡というのは、言葉で音を豊かに表現しているんだということ。

(2)ただ童謡を曲にしたのではなく、そこにある心のリズムみたいなものが表現されている。

(3)音楽CDを聴きながらマインドマップを描くと、五感を研ぎ澄ます訓練になること。

そんなことを想像しながらマインドマップの写真をご覧下さい。
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