たこたこあがれ!(1月10日 1年生活科)

矢口小学校の校庭から見上げる今日の空は、とても青くて広いものでした。
そんな気持ちの良い空を見ていると、ふと自分の子供時代を思い出しました。
冬の遊びというか、お正月遊びというか、自分の子どもの頃は、必ず「たこあげ」をして遊んでいたなぁと。
そんな日本の空の景色も、今では変わってしまったようですね。
街で「たこあげ」をしようものなら、電線が危険だとか、高いマンションばかりでたこをあげる場所もないとか。
都会に、たこあげをできる場所は無いのかもしれません。
中休みの時間に、校庭で元気に遊んでいる子供たちの姿を見ていると、(「たこ」を買ってきて、一人であげてみようかな。)と思ったりもしました。
すると、そんな私の心と響き合うようにして、4校時に1年生が生活科で作った「たこ」を持ち、やる気に満ちた表情で校庭に出てきたのです。
生活科で作るたこは、よく「グニャグニャだこ」と言われるもので、危険なほど高くは上がりません。上げるためには、けっこうコツがいります。
1年生は、上げる人や持って支える人など協力しながら、みんなで広い校庭を走り回って、一生懸命上げていました。
担任からは、「風の力を使えるように考えてみなさい。」と声がかかりますが、そう簡単にはいきません。
たくさん失敗することが大事です。どうしたら上がるのか、いろいろ試しながら写真のように高く上がった時の体験が、これからのいろいろな学習に役立ちます。
矢口小の空に、1年生の気持ちを乗せて、たこたこあがれ!天まであがれ!
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