高雄に到着して駅撮りを楽しんだあとは、駅前のビジネスホテル (日本人だと分かると非常に親切にしてくれました ^^) に部屋をとって、夕方から夜にかけて高雄の街歩き。バイクの大洪水に圧倒されながらも、旧暦1月15日からしばらく行われるランタン祭りを楽しみ、さらに駅に近い屋台街の美味を味わい尽くし、食べ過ぎてしまう結果になってしまいました (爆)。
翌朝は早起きして、いよいよ今回の撮り鉄・乗り鉄旅行の核心部である屏東 (へいとう/ピントン) 線へと入って行きます。朝6時、まだ真っ暗な高雄駅のホームに向かってみると、さっそく停まっていました!藍色の客車が! しかも、屏東線の鈍行用客車は、前日に乗った「冷気平快」の客車の系列とは違って、シートピッチの狭い2扉両開きセミクロスで、いっそう使い古しぶりが目立ちます。さらに、一応自動ドアなのですが、ホーム側だけ開くのではなく両側が開いてしまうというシロモノ (^^;)。でも、そこがまた良いのです! それに、私がかつて台湾ではじめて乗った列車がこのタイプなので、久しぶり感もひとしお (^^)。
さて、そんな感じでユルユルと発車したのは良かったのですが……旅行中は毎朝雨が降るという最悪の天気で、「これから途中下車を繰り返して撮り鉄するのに、こんなに真っ暗だったらどうしよう……」と心配になってきたのですが、大都会らしい風景が途切れて田舎っぽい風景へと変わってくる頃から雨が止み、最初の撮り鉄スポット・竹田駅 (日本時代からの旧い駅舎が素晴らしい状態で保存されています) で降りたころには晴れてきました (^^)。
ここからは、南国ならではの蒸し暑さと椰子の木・ビンロウの木が続く中を、窓を開け放っての~んびりと揺られる最高の旅です! 2つ目の撮り鉄スポットとして選んだ南州駅に降り立ったら、鮮やかに咲き誇る花々が迎えてくれました。う~ん、この待合室からの眺め、何だか出来すぎているほどですが、こんなちょっとした喜びがそこらじゅうに転がっているのが屏東線の旅の魅力なのです (^^)。