地味鉄庵

鉄道趣味の果てしなく深い森の中にひっそりと (?) 佇む庵のようなブログです。

さよなら名鉄岐阜600V (1) 下方鉄橋

2005-03-06 22:53:06 | 懐かし画像


 しばらく台湾ネタが続いておりますが、ここでちょっとひとやすみ。帰国して思い出して見れば、名鉄岐阜600V線が残りあと1ヶ月を切ってしまいましたね……。
 そこで、今月は何回かに分けて、オールドタイマーが大活躍して辛うじて輝いていた頃の名鉄揖斐線画像をアップしてみたいと思います。なにせ、半鋼製釣掛式電車命だった中学・高校時代は、青春18きっぷシーズンになると揖斐線詣でを繰り返していたもので……それだけ思い入れ多い路線なのです。
 まずはこちら。下方鉄橋を渡る朝ラッシュ時の3両編成です (後追いですが ^^;)。すがすがしい川風に吹かれながらのんびり待っていると、やがて電車が高らかな音を上げて坂道を登り、体を揺らしながら鉄橋を渡って行く……あ~、今でもありありと思い出します!

台湾鈍行の旅 (5) 南州糖廠

2005-03-06 21:07:07 | 台湾の鉄道


 屏東線の南州駅で途中下車した目的のひとつは、コスト高が原因で一昨年操業を停止した砂糖工場を訪ねることでした。特に台湾では、砂糖工場があるところ、必ずサトウキビ運搬用のナロー専用線あり!というわけで、(90年代に台湾を訪問したときから興味を持っておけば良かったものの) 遅ればせながらその遺構を見てみよう、というわけです。特に、約1年前に出た台湾の季刊雑誌『鉄○旅行』によると、ここ南州製糖工場では、操業停止後残されたナロー機関車を観光資源として活用するべく、観光客に1回100元=約300円で運転させてくれるというのです! というわけで、期待して行ってみると……製糖工場の見学は午前と午後の各1回だけで時間が合わず、運転体験コーナーは交通部 (=日本の運輸省改め国土交通省) の正式な許可が出なかったらしく中止になって久しいようで無人……。ただ、工場の敷地内につくられたお花畑や児童公園だけが賑わっているというありさまでした (泣)。
 というわけで、広いヤードの外側から、放置された貨車と工場をあわせて撮影し、工場の操業華やかなりし頃を想像するしかないのでありました……。まあ、つわものどもが夢の跡、という雰囲気を感じるにはなかなかのロケーションではあると思います。