このたび長野電鉄を訪れた際、8500系と並ぶ最大のお目当てだったのは、言うまでもなく長電が誇る名車・2000系と大雪との組み合わせです。既に当ブログでも怪しいコラージュ画像 (^^;) とともに扱いました通り、小田急10000形が長野電鉄に譲渡されて新特急車となり、確か今年の秋あたりから運用に入ります (05年8月5日アップの記事をご覧下さい)。したがって、日常的に2000系特急と雪の組み合わせを撮って乗って味わうことが出来るのは、実はこの冬が最後……。一応、2000系の現存数3本に対して10000形の譲渡数が2本、そして特急運用の所要数は2本であることから、10000形の導入後も経年が新しい2007Fは特急用予備車として残ることが予想されますが、既に昨12月のダイヤ改正を前に2003Fが引退し、現在活躍中の2001F・2005Fはまさに風前の灯火です (T_T)。
そんな最古参の2001Fですが、訪問時は↑の画像の通り、どっぷりと積もった積雪の中、車齢約半世紀とはとても思えない艶やかな姿で湯田中から駆け下りて来ました! いやはや……あと数ヶ月で廃車にするのはもったいないですね……。
というわけで、小田急沿線住民として10000形の新天地での活躍には期待しつつも、その一方で、地方私鉄が一番輝いていた昭和30年代を象徴する日車製豪華転クロ車の引退は、地方私鉄ファンとして切ない気分。それでも、その最後の日々の一端を記録できてとりあえず満足です。そして、また今後出来れば、10000形の試運転が始まって沿線の撮り鉄が激増する前に (-_-) 何度か訪れてみたいものだ……と思いました。