最近、たまに京成線を利用してみますと、やけに新3000系 (E231の18m京成版) が増えたなぁ……と実感します。特にこの新3000系は6連が多く、普通列車に入ることが多いため、京成の普通列車といえば3200・3300系で来るのが当たり前、というこれまでの脳内イメージが崩壊する一方……。ここ数年、本当に関東私鉄各線の車両の世代交代が激しく、まさに時間に追い立てられるような思いで線路脇に立っておりますが、京成も例外ではないんですね……(TT)。
そんな京成に関連して、子会社の北総が新3000系の北総青帯バージョンの新造を予定しているとかで、「もうすぐ落成&「ゲンコツ電車」7000系が廃車か?」という話題があちこちで散見されます。私は、確か「おフランスのELみたい」ということで一時非常に話題を呼んだゲンコツ電車に廃車のウワサが立つということ自体とても信じられないのですが、まあ運用数が変わらないことを前提とすれば、何かが増えれば何かが消えるのも必然なのでしょう。
そこでふと思ったのは、ゲンコツ7000系よりも先に、京成3300系をリースした7250形が先に廃車になる可能性もあるのでは??ということです。特に、今や昼間の羽田空港直通列車の大部分が昭和50年代以降の車両であり (京成AE0系の忘れ形見的機器流用車・3400系というのもありますが)、京急新1000形の大増殖によってVVVF車率も高まった中、京急旧1000系や京成3300系は来なくなり (少なくとも見かけません -_-)、京成3500・3600系すら滅多に姿を現さず……北総7250形は圧倒的な古参車になってしまいました。もちろん私は、小さめな窓や古めかしいCP音の7250形をたまに見かけると「ラッキー!」と思うのですが、サービスの均質化という点から言えばいつあっさりとなくなってもおかしくないわけで……(-_-;
そう思った私はここしばらく、機会を見つけて1編成しかない7250形を撮りためてみました。しかし……京急線内ではあの超過密ダイヤゆえ、どの駅でもカブられる可能性があり (北総スジの列車をある駅でうまく撮れても、数秒~10数秒でも列車の運行が定刻からずれさえすれば、20分後にも同じ場所で北総からのスジをうまく撮れるかどうか未知数)、もうヒヤヒヤの連続……。それでも、今や京急では品川~羽田空港間だけの設定となってしまった「急行」の表示をデカデカと掲げてくれるのは、まさにこの電車ならではですね (*^^*)
果たして本当に間もなく引退してしまうのか、それとも京成からのリース車ゆえ、北総オリジナル車の動向とは切り離されてもうしばらく走るのかはよく分かりませんが、昭和30~40年代の残像とともに走る地味~な脇役の最後の活躍を見守りたいと思っています。
※7250形の運用については、別のサイトでお世話になっているあまのじゃく様からご教示を頂きました。ここにお礼申し上げます m(_ _)m