今年の桜の季節も早いものであっという間に本州を駆け抜け、今頃は北海道で咲いている頃でしょうか。思い出してもみれば結局、多忙に押し流されるかたちで満足に写真を撮っていない……(-_-;)。まあ、個人的には花粉症でもあり、まる1日屋外にいようものなら大変なことになってしまいますので、桜の季節はちょい撮り鉄する程度が丁度良いということもあります (汗)。
そんな中、数少ない「桜鉄」の機会として、約1ヶ月前にかなりん本牧地区を訪ねてみました。本牧といえば、横浜近辺の住人にとっては三渓園の桜が極めて有名でありまして、シーズンともなれば本牧方面へ向かう横浜市営バスはパニック状態 (笑)。しかし、三渓園や住宅地が広がる昔ながらの街並みとは首都高と産業道路で隔てられた埋立地の一帯は、そんな優雅さとはほど遠く無味乾燥な工業・港湾地帯です。それでも、工場や港湾労働者向け団地などの敷地にはやはり桜が咲き、たまにやって来るかなりんのコキ列車とともに濃ゆ~く長閑な光景を見せてくれます。
個人的には、ダイヤモンド印の工場に咲き乱れる桜の脇を、国際埠頭線の工業塩コキ列車が走り抜ける光景がたまらなく好きだったのですが、周知の通り国際埠頭線は渋川の荷主の生産停止によって運行休止となってはや約2年……。いちおう見たところ、国際埠頭線は丁寧に草刈りがなされ、休止線にありがちな荒廃した雰囲気とはなっていませんが、線路上で弁当屋を開く屋台あり (汗)、遮断竿を撤去した踏切には「運行休止」の表示あり……。寂しさが改めてこみ上げます。
以来、個人的な癒しのスポットは本牧駅と本牧埠頭の間のごく短い区間に狭められましたが、こんなところに撮りに来る「鉄」は、いつも濃いぃ貨物線趣味を中心にお世話になっております、あまのじゃく・ロジ担・SFLさんなどの他に大しているはずもなく、あくまでのほほんと撮影できるのが魅力です (*^_^*)。
今回の狙い目は、本牧常駐となって最初の春を迎えたDD60 1だったのですが、仕業についていたのはDD55 17ということで一応ハズレ (笑)。まあ、出目金な17号機もこの先いつまで本牧にいるか分からず、今後はかなりん旧塗装も見納めになってゆくことでしょうから、これはこれでとても良い記録になったと満足しています (^O^)。1枚目の半分から後ろは空コキになってしまったのを除けば……(爆)。