昨年秋の近鉄大阪線撮影・乗車は伊賀神戸→大和八木間の話だったのですが、ここはついでに、一昨年の秋に撮影して以来ずっとアップしそびれていた鶴橋駅での撮影カットをアップしてみることにしたいと思います (^^;)。
ことでん電車祭りのついでに訪れたこのときの大阪撮り鉄はJRWに主眼を置いていたのですが、とりあえず環状・阪和・関西線の撮影に満足したあとは鶴橋に向かい、夕方の新幹線に乗るまでの残り時間、近鉄と京阪のプチ撮影を楽しみました。やはり関西に来た以上は、私鉄も楽しんでおかないと勿体ないですので……(^^; なお、前に京阪塗装変更の話題に関連してアップした2600・5000系の画像はこのときに撮影したものです)。
それはさておき、撮り鉄の道に復帰する数年前までの個人的な近鉄特急の位置づけは、基本的に「名阪間のそこそこ速くて快適な移動手段」であり、積極的に撮ろうという対象ではありませんでした (^^;;)。しかし最近ではJR・私鉄を問わず、重厚さと大衆性を絶妙にマッチさせた高度経済成長時代的なノリの特急専用車両が急速に減ってきたこともあり、俄然近鉄特急を撮りたい!という欲求が高まっております (^_^)。特に、20mの堂々たる車体に前パン、貫通路、ギッシリ詰まった床下機器……。よく見れば見るほど、時代を反映したデザインの違いこそあれ、かの名車の中の名車、近鉄2200系のDNAを正しく継承しているように見えて仕方がなくなって来たのであります (*^^*)。まあ、通勤車でも2200系の幻影を感じてしまいますので、要するに重厚な足まわりの昭和かたぎな電車であれば何でも大歓迎!ということなのですが (^^;;;)。
さらにしばらく待ってみますと、やって来ましたビスタEX! 撮り鉄の対象としては長らく近鉄特急に関心が向かなかった私ですが、ビスタカー30000系に関してはひときわ懐かしい思い出がありますね……。
今でこそ2階建て車両というものは、首都圏にそれこそゴロゴロ走っており、JREのグリーン車営業戦略の罠にすっかりはめられている私にとって、特にこれと言った感慨を呼び起こさなくなってしまいましたが、まだいたいけな鉄道少年だった80年代(特に前半)、全国的に見て非常にレアな2階建て車両だったビスタカー30000系は、是非一度は小遣いをはたいて乗ってみたい車両のひとつでした。
そこで……確か中3か高1の頃、関西私鉄ローカル線めぐり1人旅をしたついでに、難波から名古屋まで甲特急をフンパツして、念願のビスタカー2階席の客となったのでした (^o^)。まあその代わり、他の部分では徹底的に切り詰め、三食すべて立ち食いのかけ蕎麦、飲み物は購入不可で駅の水道オンリーという忍耐尽くしでしたが (爆)……それでも本当に嬉しかったですね (^^)。円い天井の明るい車内、淡いグリーンの重厚な座席、上からホームを見下ろしたときの優越感!
そんな30000系が大規模な更新改造を経ながらも未だに第一線の目玉列車として活躍しているのを目にするたびに、あぁ良いなぁ……近鉄特急!という言葉が口をついて出てくるわけです、はい。