地味鉄庵

鉄道趣味の果てしなく深い森の中にひっそりと (?) 佇む庵のようなブログです。

相次ぐ東急甲種・DE10の大活躍

2008-05-12 00:21:00 | 貨物列車 (甲種輸送)


 新年度はじめの4~5月といえば、民鉄各社における新年度の設備投資計画がプレスリリースされるかされないか……という時期ですので、新車の落成・甲種輸送のペースがやや落ちる時期だという印象があるのですが、今年の東急は全然そんなことはないようです。とくに、この6月には目黒線の日吉延長を控えていることから5080系の新造が相次いでいますが、ひところ東横線の8000系淘汰や大井町線急行運転のために中断していた5000系の新造も再開され、5115Fが既に入線し試運転をはじめるなど、目を離せない状況が続きます。
 もっとも、個人的には5000系列や6000系そのものに対する趣味的情熱は大してございませんので、自ずと注目は頻繁に行われている甲種輸送に向かってしまいます (^^;)。とくに、その最大の見どころは、なかなか車両が通らないレア線としての逗子=神武寺間引込線、そして長津田の授受線で、DE10がその絶妙な入換さばきを魅せるところです! そう……私は東急の「走るんです」が目当てで最近の甲種輸送を撮るというよりも、赤く錆び付いたヘロヘロな線路の上を、DE10が牽引する車両が通過するのが楽しみだからこそ、「走るんです」であっても撮る……というひねくれた立場なのです (^^;;)。



 そんな長津田到着シーン、あるいは神武寺からの引き出しシーンについて、東急甲種が相次いでいることに便乗しまして、最近撮ったものを回顧してアップしてみたいと思います。うち1枚は5157Fの長津田到着、もう1枚は6101Fの逗子発車シーンですが……何故かどちらもDE10 1189 (新鶴見) ですね (^^;)。
 JRFとしては、東急車の甲種輸送に際してDE10 1189を必ず指定しているわけでもないでしょうし、最近ネットを眺めていても、他の罐もいろいろと担当しているようですから、まあ単なる偶然であることは間違いないでしょう (笑)。このバージョンの赤更新機は結構好きなもので、取り立てて不満めいたものはありませんが、個人的にはそろそろ久しぶりに青更新機に当たらないかなぁ……と思っています。ご無沙汰気味な鶴見線を含めて、最近全然遭遇していないもので……(^^;
 ところで、最近は逗子での機関車交換の手間を省くためか、逗子でELに交換するのを止めて、新鶴見までそのまま引き出し役のDE10が牽引するというパターンがすっかり定着してしまいました。神武寺からの引き出しのみDLに頼っていた頃は、茅ヶ崎・相模貨物駅に常駐する防音カバーつきのDE11 2000番台がやって来ていたのも今は昔ですね……。
 そういえば、2枚目の6101F甲種も、今となっては非常に貴重な記録となりました。幕板の赤帯がない6000系の姿は想像できなくなりつつありますので……。この時点ではもちろん、この姿を今後20~30年にわたって眺めることになるのだろうと思っておりました (笑)。とりあえず撮っておいた記録が、いつどんなかたちで貴重なものに変わるのか……全くもって運命の悪戯だという気がします (^^;)。