地味鉄庵

鉄道趣味の果てしなく深い森の中にひっそりと (?) 佇む庵のようなブログです。

真夏の京都鉄路巡礼 (7) 梅小路の保存機たち

2009-02-24 00:17:49 | 保存・園内・特殊車両


 高山線富山口の話題はまだあるのですが、ちょいと閑話休題。JRWつながりで昨年夏の京都出張撮り鉄の続きです (イイ加減季節外れな……^^;)。
 既にネット上の各種ニュースなどで伝えられておりますが、JRWはこのたび梅小路に新たに鉄道博物館を建設し、既存の蒸気機関車館と一体化した車両保存・運営を進める方針を固めたとか……! 人気が過熱しているJREの鉄道博物館 (未だ行っていない……^^;;;;) の二匹目のドジョウを狙ってか、既にJRCが金城埠頭にJRC版博物館の建設を表明、その関連で佐久間レールパークを閉鎖し (ここも行ったことなし ^_^;;)、保存車両群を移転させる計画を最近明るみにしたのは記憶に新しいところです。JRCの場合、他に美濃太田に放置中の車両群を擁し、結構並べるラインナップには困らなさそうな雰囲気がありますが、JRWの場合は果たしてどのような車両を独自に用意するのでしょうか。同じような車両ばかり並べても仕方がないわけで、JRWは関西私鉄にも広く歴史的車両の提供を呼びかけているようですが、アーバンネットワークによって大きく割を食っている関西私鉄が果たしておいそれとJRWに貢ぐようなことをするのかどうか、個人的には疑問ではあります (^^;)。ともあれ、既存の梅小路扇形庫を取り巻く景観を壊さず、万人に鉄道の魅力を発信するような建設計画であって欲しいと思う次第です。



 でもやっぱり個人的には、梅小路といえばSL、という印象が圧倒的に強いわけでして、むしろ折角良好な状態で静態保存されているSL群の徹底的なレストアによる動態復帰を目指して欲しいものだと思います。勝手に期待して妄想に耽るだけならプライスレス……というわけで (笑)、個人的な願望を記しますと、やはりC55には是非復活して欲しいと思っております。格調高く端正なフォルムにスポーク車輪!! 世間一般的にはC57が貴婦人と呼ばれていますが、個人的にはC55こそ貴婦人、あるいは貴公子なのではないか……と (*^^*)。
 いっぽう、2枚目の画像は動態保存機となっているC62 2ですが、訪問時はたまたま、他のSLの解体修理を扇形庫内で進めるにあたっての場所の確保の都合上、C62 1ともども架線つき留置線の脇に引っ張り出され、重連の状態で展示されていました……(^O^)。しかもその後ろには、車籍があるものの長期間放置されたままの35系客車が2両見え、あたかも往時の重量級急行列車のような雰囲気を醸し出しているという……! ここは是非C62 1も動態に復帰させ、さらには35系客車も徹底的なレストアを施し、「C62重連運転with旧客」を梅小路鉄道博物館 (という名前になるのか?) の超目玉にして欲しいものだと妄想せずにはいられません。現在の「スチーム号」のハリボテトレーラー (^^;;) と比べれば、動態保存の旧客の方がはるかにリアリティのある現物展示であると言えましょう……。
 まぁ何はともあれ、続報に期待したいものです。