今度の日曜日に予定されている西武横瀬祭りでは、恐らく西武秩父線40周年の祝砲を兼ねて、復活ベージュ顔の271Fが横瀬と西武秩父の間をピストン運転するそうですが、個人的には別の野暮用と仕事が入ってしまったため、撮影は他の皆さんにお任せ……。と申しますか、旧型電機が一堂に会する西武横瀬祭り、一度訪れてみたいのですが、大体仕事がかぶったりするんだよなぁ……(ボソッ)。
というわけで、行けない代わりの前祝いで西武101系ネタをアップしてみることにしましょう。先月の関西出張では帰路に近鉄大阪~名古屋線を経由しまして、そのついでに久しぶりに三岐か養老鉄道に寄り道し、西武新101系改め751系か、養老の復活ラビットカー塗装を撮ってみようと思案していたのですが、養老は桑名口を訪れたところでラビットカーが大垣以北の運用または昼寝である場合とすればハズレくじでリスク高し……。ここはやはり三岐かなぁ、とぼんやり思っているうちに名古屋行き急行が近鉄富田に到着したところ、何と目の前には今年登場の751系が停車しておりましたので、こりゃあ三岐だ!と即決(笑)。
そこで、改装成って間もない西口出札口にて東藤原までの切符を購入したところ、何と自販機での販売は近鉄のみで、三岐については何と何と硬券!! (*^O^*) いや~21世紀的な駅舎で硬券を購入できるとは全く想像だにしておりませんでした。切符購入後はホームに戻り、西武時代と全く代わり映えのしない751系の車内にさっそく入って涼んでいるうちにいよいよ出発進行~♪
大型連休初日の昼下がりということで閑散とした車内の751系は、とりあえずフツーに一駅一駅停車して少しずつ客を減らしながら進んで行くわけですが……とにかく揺れが少な過ぎ!! これまで、三岐がやたらと揺れるのは軌道状態によるのだろうかと思っていたのですが、それはどうやら601系や101系に乗った際のDT21系コイルバネ台車の乗り心地の印象が強すぎたためのようで……FS系の空気バネ台車ではさすがに劇的に変わるものですね~。……って、そういえば801・851系もFS系だったはずですが、元西武701系は走行音ゆえにデンジャラスな印象が強かったりしたのでした (笑)。西武線内で101系や、同じ性能を持つNRA・4000系に乗りますと、どっしりと力強いモーター音に思わず聴き入ってしまうものですが、いや~三岐に持ってくるとこれほど「滑るように走る静かな乗り物」に思えてしまうとは……(^^;
保々にて部品取り用101系の色褪せた車体を目にしたあとは、いよいよ藤原岳の麓へと次第に登って行く区間へ! 秋空はどこまでも高く、北勢の田園風景がどこまでものびやかに広がる中、咲き始めた沿線の彼岸花を揺らしながら進む751系……。線路端でファインダー越しに眺めれば、さぞかし鮮やかな色彩美の世界だったことでしょう。いっぽうの車内は、北勢中央公園口・大安・三里あたりでほとんどの客が下車し、3両編成では超もったいない状態に……(汗)。やがて丹生川・伊勢治田と二駅連続で鉄道趣味的に濃いぃ空間を眺めたのち、いよいよお楽しみの東藤原に到着~。西藤原へ向かう751系を後追い撮影したのでした(1枚目)。
その後、西藤原から折り返して来たところを望遠で撮影してみたのですが、何やら今回アップした2カットはいずれも鶴見線を走っているかのような雰囲気となってしまいました(笑)。まぁ、それが東藤原という駅らしさ炸裂!ということでもあるのですが……。
こんな感じで、三岐での活躍を始めた751系を記録してみたのですが、狭い種別幕に「ワンマン」「サイクルトレイン」という二つの情報を閉じ込めようとすると実に窮屈ですなぁ (笑)。シャッター速度を上げるとLEDが切れてしまい、行き先が判別しにくいのも残念ですが、まぁ2文字→保々、3文字→西藤原、4文字→近鉄富田だと理解すれば良し、ということでしょうか (^^;)。