上毛に転じたデキ3021が恩田で最後にエスコートしたであろうジャカルタの東急8000系列の話題、まだまだてんこ盛りですので、何とか記憶が薄れないうちにアップを進めて参ります~。
さて、ジャカルタ入りした東急8000系のうち、周知の通り8007Fは「伊豆のなつ」、そして8039Fはリバイバル急行として、それぞれ華々しく感動的な花道を移籍前にたどったわけですが、これに対して大井町線を単純に往復するのみでひっそりと廃車された8003Fは、やはりどうしても今ひとつ話題性には欠けますね (^^;)。しかしジャカルタでは、8003Fは東急車のうち栄えある第2陣。かねてからネットなどであれこれ眺めておりますと、黄色+細い赤というなかなか鮮烈な印象の帯を締め、急行運用に日々活躍する光景を目にすることが出来まして、これは何とも頼もしい&撮りたいものだなぁ……という思いが日々強まっておりました。しかし、8003Fも既にジャカルタ入りから3年以上が経ち……検査を経て黄緑+黄色帯へと大きくイメージを変え、黄+赤帯を撮るぞ!という願望は水泡に帰したのでした (苦笑)。とはいえ、新しい帯色は8007Fともどもやはり似合っており(8007Fとは正面のデザインが異なります)、自ずと撮影に気合いが入りまくります(*^^*)。
そんな8003F、一時は絶不調っぽいLED行先表示を正面の幕の代わりに装備していたようですが、それを今や8007Fに譲り (?……汗)、8003F自体は現地の駅名がプリントされた幕を装備して快走しています。それは一応、「日本時代の幕が見られる!」というお楽しみの観点から申しますと物足りないかも知れませんが、「やはりここはジャカルタ。現地の行先を表示したシーンを見たい」と思うのも人情。そんな期待に8003Fは応えてくれるでしょう!
しかし……現実には折角の行先表示を活用しているわけではなく、編成の前後で完全にバラバラな行き先を表示しているのはご愛敬 (^^;)。側面も「菊名」を表示しているかと思えば別の車両では「渋谷」だったり……はっきり言ってカオス(笑)。まぁとにかく駅の放送が充実していますので、利用者サイドから見ればそれほど大きな問題はなかったりします。
なお運用ですが……8月中旬の時点では8007Fと同様、基本的にデポック電車区に常駐し、朝夕の急行電車を中心とした運用に入っておりました。というわけで、日中は入庫する分だけ車体の清掃が周到に行き届き、ピカピカな姿は見る者を大いに安心させるものがありましたが(検査明けからまださほど時間が経っていないこともあるかも知れません)、さて今頃はどんな運用にコンパートされていることやら……。