地味鉄庵

鉄道趣味の果てしなく深い森の中にひっそりと (?) 佇む庵のようなブログです。

落日の国鉄型カフェオレ特急 (上) キハ181

2009-10-22 06:53:00 | 国鉄型車両


 兵庫県南部のディーゼルカーといえば……加古川線にキハ30・35・37を含む国鉄型DCがひしめいていたのも今は昔(結局一度も撮らず仕舞い ^^;)、播但線も電化され、姫新線はいつの間にか閑散区間を除き新型化され……。変わりようがないと思っていた存在が気がついてみると全然変わっているという話はよくあることですが、とくに関東人間からみて縁遠い世界だけに、なおさらそんなことを感じます。
 そして最近ついに、いつまでもしぶとく使い続けるものと信じて疑わなかった (?!) 特急「はまかぜ」のキハ181につきましても、JRWから置き換えの正式アナウンスがなされたのは周知の通りです。ま、とにかく西国との馴染みが薄い身ですので、兵庫県北部や鳥取県には行ったことがないのですが (^^;)、昔ながらのマスクとゴツさが際立つ屋上機器に象徴される (?) キハ181「はまかぜ」は、せめて一度は乗って撮ってみたい存在であることには変わりありません。



 そこで、今回の神戸出張の用務先最寄り駅が六甲道であったことから、ここは是非時間を割いて、六甲道近辺で「はまかぜ」を撮影してみようと思ったところ……ををっ何と! 六甲道駅自体が望遠ズームさえあれば相当撮り鉄向きな雰囲気であるだけでなく、午前10時前後に下りと上りの「はまかぜ」が通過するではありませんか! 何という都合の良さ……(^O^)。しかも、その直前まではドピーカンでしたので、「こりゃ下りは撮っても余りうまく行かんなぁ」と半分諦めていたものの、目出度く通過直前に天気予報通りの曇り空に! (^^)v というわけで、上下ともども美味しく撮影できたのでした(*^^*)。
 ちなみに、存亡の危機にある貴重な車両・列車であるにもかかわらず、今のところほとんど撮り鉄をみかけず、悠々と撮影できるのも魅力ですね(^^)。とくにJR系は、末期になればなるほど「三脚脚立にサンニッパ銀箱」という風情の如何にもな(中略)……ですので、私のようなひっそり・まったり派としては近寄りたくないのが正直なところ(笑)。というわけで、播但線内を含めて早めにもう少々撮り貯めておきたいなぁ~と思ったのでした。
 それにしても……新快速が時速130kmでフッ飛ばす区間ですので当然といえば当然ですが、姿を現してから消え去って行くまであっという間過ぎ! (@o@) やっとこさファインダーの中で追いかけて連写し、気がついてみるとエンジン音に耳を傾ける余裕すらないという……。逆にそれだけに、乗るとさぞかし凄まじいエンジン音がしまくりなのでしょうか (こりゃ乗っておかねば……)。
 *Special Thanks to melonpanさま m(_ _)m