地味鉄庵

鉄道趣味の果てしなく深い森の中にひっそりと (?) 佇む庵のようなブログです。

西武秩父線40周年記念・快速急行乗り通し

2009-10-09 09:02:00 | 都市民鉄 (首都圏)


池袋から2時間少々の旅を終えて三峰口に憩う4000系。



横瀬ではイベント展示を控えたE31・三重連がお出迎え。



新101系改め秩父6000系も日々西武秩父駅の脇を通過し40周年に協賛 (?)。



新101系引退後の土曜休日・西武秩父直通ロングシート運用は3000系で決まり?

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 来る14日は西武秩父線が開業して40周年。既に南入曽や横瀬でのイベントをはじめ、各種の記念行事で西武が盛り上がっているのは周知の通りです。そこで、ふだんは血中西武趣味度が薄い私もにわか西武ファンに化けまして (笑)、先日KATOから発売された「E851+セメント貨物列車セット」や鉄コレの「351系3両セット」を購入してしまいました (いや~絶妙な出来です、はい *^^*)。そして「そういえば普段秩父に行く際には東飯能から乗るかNRAに乗るかのいずれかだったなぁ……」ということに思い当たりまして、去る3日の秩父往復にあたっては池袋から秩父鉄道直通の快速急行を利用し、三峰口まで乗り通してみることにしました。
 小田急で新宿に出て、「箱根そば」で軽く朝食を取ったのち山手線ホームに向かったところ、何とイキナリやって来たのは茶色いE231 (笑)。「アイヤ~。巧克力的広告這麽大!」とガッカリしつつも(←最近の池袋っぽくシノワな表現。笑)、国鉄フォントの側面車番表記には少々心惹かれつつ池袋へ。すると……1本前の西武秩父直通3000系快速急行が発車間際でした。空席ありのまったりとした車内の光景に「乗っても良いかな」と思ったのですが、やっぱりロングシートの3000系ではちょいと辛いなぁと思い、しばし待つことに。……と申しますか、界磁チョッパ・回生ブレーキ装備の3000系って武蔵丘から西には行かないものと思っていたのですが、最近は西武秩父まで入線するようになったのですなぁ……(西武事情には疎くてすみません^^;)。
 それはさておき、8時ちょい前に飯能からの送り込み快速急行が到着~。ドア周辺はすし詰めで、土曜休日の朝でも池袋口で4000系を運用するのはやや難ありなのだなぁ……と思った次第。何とか1ボックスを占拠しまして、8時4分に三峰口・長瀞行きが定刻通り出発進行!
 車内は、恐らく行楽シーズンの連休などはごった返すのかも知れませんが、10月初旬の奥武蔵&秩父エリアはオフシーズン気味であることに加え、この日は午前中雨の予報だったこともあり、行楽客ははっきり言って僅少。1ボックスに1~2人の客も多くは停車駅ごとに入れ替わるというありさま。まぁ、101系のモーター音を楽しむ分には極楽な環境ではあります(*^^*)。気温の関係で、窓を開けることも出来ましたし(^^)v
 飯能からはいよいよお楽しみの山岳区間。相変わらず1ボックスに1~2人状態が続きつつ、頻繁に上り列車と交換して正丸峠へと登って行きます。大都会から森の香り充満する大自然へ! 東武6050系に乗るヒマがなかなかなく、2扉ボックスシート車の旅の醍醐味はしばらくご無沙汰だっただけに、いや~これは良い! 正丸トンネルを約5分半で抜け、左側に武甲の巨大な固まりが見えますと、横瀬にてE31がお出迎え~。横瀬祭りの展示車両は前日から並べられているのでは?……という期待は空回りでしたが、小田急沿線民にとってはなかなか縁のないE31をこうして眺められるだけでも御の字でしょうか。
 横瀬では、長瀞行き車内に乗っていた西武秩父下車組が一時的に移動して来て、車内の人口密度が上がってしまいましたが、彼らを含めほとんどの客が西武秩父で下車(爆)。西武秩父からは1両に2名~数名程度となって秩父鉄道へと入って行きました。影森から先、ソバの花が揺れる静かな山里の風景を、超スカスカな4000系の車内から眺めていますと、まるで東武6050系で会津田島付近までたどり着いたような「はるばる来たぜ~!」感がありますね。
 しかし……途中各駅で停車すれども下車客なし! 三峰口で下車したのも10名少々?という感じで、う~む、これではハイシーズン以外の秩父線乗り入れが減便→廃止になるとしても不思議ではないのかも知れません。とにかく旅情たっぷり・101系的スピリット炸裂の2時間少々の旅でしたが、もう少しコンスタントに集客できれば良いのかなぁ……とも思った次第です。