
先日、秩父鉄道公式HPにて来月実施のダイヤ改正に関する概要が発表され、閑散時の間引き運転を示唆する内容がごく一部の (?) 秩父ファンのあいだで波紋を引き起こしておりましたが (そんなことない? ^^;)、昨日改めて更新された公式HPに詳細時刻のPDFファイルがアップされました。そこで早速、玉手箱を開けるような気分で恐る恐るファイルを開き (汗)、現行の時刻表とざっと比較してみたところ、大略以下のような変更点が目立っておりました。
【平日】
*午前中の下り急行は全て影森止まり(影森2本留置?)。
*夕方の三峰口発急行2本も影森始発に変更。
*朝ラッシュ時の熊谷=羽生間で1本各停を増発する効果はてきめん!
10~10数分間隔で運行されることになり、上下合わせるとかなりの頻繁運転に。
*羽生=影森間の日中各停はおおむね現在の本数が保たれるものの、
午前中に1本ある羽生発寄居行は熊谷発三峰口行きと整理統合。
*いっぽう日中の影森=三峰口間は、予想通り1時間間隔の時間帯出現……。
とくに上りは、三峰口12:59発の次が14:21発! 80分以上も空白が (-_-;)。
【休日】
*午前下り三峰口行き急行及び西武からの直通列車が早めの時間帯にシフト。
早起きのうえ、目的地でより長い時間滞在したいと思うハイキング客に朗報!
*日中の各停はおおむね従来通りの本数が保たれる模様。

こうした新ダイヤを眺めておりますと、平日休みを使って影森=三峰口間で乗り鉄しながら撮り鉄することを無上の喜びとする私のような人間には非常にツラいダイヤ改正となるようです (T_T)。まぁ有り体に申しまして、影森から先でガクッと減る人口密度・輸送密度に合わせたに過ぎないのでしょう。平均1時間間隔でやって来るということで、日中の細々とした地元の方々のお買い物・お出かけ需要には十分対応していることも確かであり……。全国の他の山岳地帯ローカル線には「せめて1時間間隔で来れば良いのに」と思えるところでも平気で2時間ほど間隔が開くところもありますので、破格の優遇であることは間違いないでしょう……。
というわけで個人的に、今後の秩父での鉄道利用撮り鉄は、平日は影森以北(但し三輪鉱山専用線の出入りがある時間帯は影森近辺も)、休日は影森=三峰口間も可、というパターンになりそうです。それでも、影森=三峰口間の山里の四季を心の底から味わおうとするならば、やはり何と申しましてもSL目当てのクルマ撮り鉄や一般客が押しかける阿鼻叫喚の状況を回避できる平日こそ絶品であるわけでして、特に平日の三峰口駅や車両公園に充満する終着駅のひっそり感はたまらないものがあり……。あるいは、最初から「寂寞の三峰口駅に浸りたい!」と思い訪ねる分には、今度のダイヤ改正はちょうどお誂え向きで粋な展開なのかも知れません。