再来年の北海道新幹線函館開業に向け、H5系完成&試運転、あるいは貨物用EH800投入など明るい話題がある一方、既にJRWがトワイライト・エクスプレスの廃止を表明しておりましたが、ついに昨日の報道で「北斗星」の廃止が明るみとなりました。今後、青函トンネル及びその周辺での本格的な新幹線試運転開始=事実上の前倒しによる新幹線+貨物共存体制スタートを控え、JRE・JRHとして罐を対応させるつもりがない客車列車が新幹線開業を待たずして駆逐されることは日の目を見るより明らかでしたが、メディアを介してこうしてアナウンスがなされますと、本邦における定期長距離客車列車の歴史もこれまでか……という思いに至らざるを得ません (はまなすは何時まで?)。私自身はJR人気列車ヲタではありませんが、北斗星は初めて北海道を訪れた際に往復利用した思い出深い列車ですので (それっきり乗っていないのですが。汗)、残念の一言に尽きます。
そこで今後、みどりの窓口にて1ヶ月前の午前10時に予約を依頼しても、容易には予約に成功し得なくなるでしょうし、沿線は廃止Xデーに至るまで大変なことになるでしょう。まぁ、これまでのあらゆるネームドトレインがそうであったように、正式に廃止が発表される時点で事実上それまでの日常的な運行は終わったに等しいわけで、あくまで日常の運転時に味わった記憶を大事にしたいと思う者としては、静観しつつ思い出を振り返るのみにとどめたい次第です。
いっぽう個人的な関心は既に、臨時列車としての運行も終了してDD51や客車が失業したあとどうなるか、という点に向いているのですが (^^;)、客車はもう傍目にもパテ埋め地獄で老朽化甚だしいため、東南アジアの国々も買ってはくれないだろうな……と。ミャンマー国鉄は既にゲットした分の一部を低屋根化魔改造しつつも、結局貸切列車専用にとどまって事実上雨ざらしですし、フィリピン国鉄の長距離列車もいつ復活するか分からず、タイ国鉄も今後の客車増備は恐らくチャイナでしょう……(あの軍政の親中ぶりからして)。いっぽう、DD51を果たしてミャンマー国鉄が追加ゲットするのかどうか……。以前神奈臨千鳥線から旅立った分が、依然としてデビューせず放置気味といわれるだけに、予断を許さないところです。