
今年も残すところあと約1週間。毎年そうだと言えばそれまでですが、今年も鉄道に関していろいろありました。とりわけ個人的に馴染みが深いところに関して申しますと、相鉄に特急が登場し、いっぽう赤を基調とした旧色が見納めとなったということで、今年はまさに相鉄の歴史における一大画期であったと言えましょう。そう言えばマニアックな面についても、モニ2000が鉄コレ化されるという衝撃的 (に嬉しい) 展開もありましたし……。
しかし一方、そんな潮流から忘れ去られたかの如く、新7000系旧色車を未だにニセ厚木にて目にすることができます。すなわち、7715Fの8連化によって余剰となって久しいモハ7156・7157の2両です……。

この2両、運用を離脱したのは早いもので約3年半前ですが、この位置に移動してきたのは去年か今年に入ってのことであったと記憶しております。しかし、曇りの日にニセ厚木で途中下車する機会がなかなかなく、去る日曜日に本厚木で所用があったついでにようやく撮影する機会を得ました。クーラーをもがれてベニヤ板か何かで覆った状態は、明らかに部品取り車となって再起しないことを意味しているわけで、デポックにて最近まで放置されていたメトロ中間車を思い出す光景に (何故いきなりインドネシアに話が飛ぶのか……汗) 痛ましさを感じるのも確かです。しかしまぁ、昭和を去ること早いもので四半世紀超、抵抗制御車そのものが昭和の遺物として次々に消えているだけに、これもまた仕方がないのでしょう。とりあえず、7000系の余剰車3両と連結された状態で放置されているという珍景が、出来るだけ永く見られることを祈るばかりです。とりわけ最も横浜方に連結されているのは、モハ7000形 (横浜方の制御電動車) 最後の原型車であるモハ7006ですし……。
