地味鉄庵

鉄道趣味の果てしなく深い森の中にひっそりと (?) 佇む庵のようなブログです。

関鉄常総線キハ5000を初めて撮る

2015-12-28 17:17:00 | 地方民鉄 (関鉄系)


 今年もいよいよ大詰め。まぁいろいろあった一年ですが、このうち私鉄ローカル線ファンにとって忘れられないのは、去る9月の鬼怒川集中豪雨・水害によって、関鉄常総線や東武~野岩が大きなダメージを被ったことでしょうか。しかし、関係者の多大な努力により、常総線は約1ヶ月で運行を再開し、野岩鉄道も年末年始の書き入れ時を控えて最近全通したとか。ファンとしても本当に嬉しいことです。
 そんな中、そういえばここ数年常総線とはご無沙汰であり、新塗装を撮っていなかったのを心苦しく思っていたのですが、「そうだ、関鉄の窓口で売っているキハ2100鉄コレは幕が違う仕様なので、これも是非コレクションしておこう」と思いまして、先日久しぶりに守谷へ。ついでにちょこっと乗って撮ってみました。



 すると、水海道以北の通常単行な区間では、最新型のキハ5000が運用に入っており、最高に微妙な空模様ながらもとりあえず初撮影~。まぁ如何にも真冬っぽいと言われればそれまでですが……出来れば真っ青快晴ドピーカンのド順光で撮りたかったですね……。また来れば良いだけの話かも知れませんが (笑)。
 それにしても数年ぶりに常総線を訪れてみますと、以前は全然気にも留めなかった (とゆーか、旧型DCを追いやる敵役としか思っていなかった) 関鉄の新しめなDCが、しみじみと味わい深い存在のように思われまして、そんな自分に驚きました。とはいえ、それもそのはず。小田急9000に始まるこの手のマスクは、とりわけDCの場合キハ141・143と通じるものがありますし、車体は鋼製、車内の雰囲気は107系に近似 (?)……ということで、1980年代から1990年代前半的テイストであふれているのです。久しぶりに目にすると全然印象が変わっていることがあるというのは、人間も鉄道も同じなのかも知れません。