地味鉄庵

鉄道趣味の果てしなく深い森の中にひっそりと (?) 佇む庵のようなブログです。

第三ヤンゴン熱鉄記 (38) 札沼キハ48 300

2016-03-10 14:05:00 | ミャンマーの鉄道


 ヤンゴンで活躍する北海道のキハ40系列のうち、冷房車としてスポットライトを浴びているのは急行「天北」崩れのロングシート編成でありますが、そもそも先にヤンゴンデビューを飾り、ひところ日本人鉄ヲタの熱い注目を集めていたのは、非冷房+ボックスシートのキハ48 300番台です。この車両は計4両がインセインに配置され、301 (RBE2588)+302 (同2589) が常にコンビを組んで、一貫してコンピュータ支線運用に用いられており、余程のことがない限り毎日壊れることなく走っているようですが、それもそのはず。この運用は、早朝インセイン出庫~ヤンゴン~コンピュータ大学で昼寝して午後3時台に再スタート~ヤンゴン~インセイン入庫という超楽勝過ぎるもので、時速20km程度で超チンタラと6時間弱走っておしまいですので、毎日インセインに帰庫した際に適切にメンテナンスすればそこそこの状態を保てるのでしょう。



 というわけで、昨年3月の訪問時には、北海道塗装が保たれた2連が強烈な斜光線を浴びながらピィ本線を走るシーンを激写したのですが (乗車は一昨年の3月に経験済。青いボックスシートがズラリと並ぶのは癒やしですね♪)、確かこの編成はヤンゴンでデビューしてから間もなく3年となり、そろそろ全般検査でヤンゴン工場に長期入院しなければならない頃合いでしょう。
 すると、今度の訪問時には走っているのかどうか心許ないものがありますが、何が代役を務めるかに期待する楽しみもあるでしょう。最近はどうやら、もう1本のコンピュータ大学運用として、予備車扱いのキハ48 303=RBE2590が引っ張り出されて、他の赤クリーム塗装軽快RBEと組んで走る (先頭のみエンジンON) というマニアックな光景が展開しているようですが、例えば仙台のキハ40 (これは200ks特別車でしたっけ?) あたりも2連を組んでコンピュータ大学運用に入らないものかと夢想しています。まぁ、他のエリアから出戻った既存RBEを用いるというのが一番無難でしょうが (^^;)、そもそもコンピュータ大学運用のRBEは100ksで、ヤンゴン環状線の非冷房アトゥーヤターは200ksというのは、どうも合理的な運賃設定ではないような気がするのは私だけではないでしょう (笑)。

 昨年3月にヤンゴンで撮影したカットの中には、他にも膨大な量の環状線&東郊方面客車列車の画像がありますが、客車については既に形式分類を試みてアップしましたので、皆様もうお腹いっぱいかと存じます (否、本当はネタ不足の埋めぐさにしたいのですが、単に画像をレタッチしてアップするヒマがなかっただけの話です ^^;)。そこで、このヤンゴン第3弾では、客レの編成美 (?) をアップするのは当面省略とさせて頂きます。以上、昨年3月のヤンゴン撮影ネタは終了~というわけで、ご覧頂き誠にありがとうございました m(_ _)m